2016年9月 3日 (土)

8/28(日)イタリア音楽ライブとアペリティーボ第2回開催

お陰様で盛大に楽しいひと時を迎えることが出来ました。GRAZIE INFINITE!!

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今回はイタリア人ギターリスト・ボーカルのCristianoさんが、懐かしのイタリアのヒット曲を、休憩をはさみつつ2時間、ライブ演奏して下さいました。

Volareなど、お馴染みの曲もたくさん。皆さんも手拍子や歓声など有難うございました!

イタリア語のSara先生に見習って、振付けを真似てみんなで踊ったのも楽しかったですね。

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Cristianoさんは音楽の都ヴェローナ出身で190センチを超える大きな男性ですが、とっても気さくな方!皆さんとの記念撮影も沢山。

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Grazie mille!!

次回、イタリア交流会 9/18(日)16:00~18:00

アペリティーボ形式の食事とワイン付きでお一人様2500円

イタリアが好きな方が集まり、情報交換や交流の機会として、いつもわいわい賑やかです。

詳しくはこちら

LCIイタリアカルチャースタジオ

2016年9月 1日 (木)

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イタリア地震復興支援チャリティイベント イタリア交流会!

イタリア中部で8月24日未明に発生したM6.2の地震は、多くの被害を出し、被災者の方々は今なお不便な生活をしている状況です。

この度のイタリア交流会のイベントの参加費による収益金は、全て被災地復興への義援金・支援金とさせていただきます。

中でも一番被害が大きかったAmatrice(アマトリーチェ)の有名なパスタ料理Amatriciana(アマトリチャーナ)をご用意し、皆さんで召し上がって頂きたいと思います。

ぜひ、皆様のご参加・ご協力をお願い申し上げます!

交流会は・・・

イタリアに興味がある、イタリア語を使いたい、イタリアのアペリティーボを楽しみたい。

イタリア好きの人と会いたい、イタリア人と話したい!!イタリア留学・旅行を予定している方、帰ってきた方。などなど、イタリア好きの方なら、どなたでも歓迎致します。

イタリア各地へ留学経験のあるスタッフや、イタリア人も参加しますので、イタリア留学、旅行、滞在などの疑問や、ご相談も自由に気軽にしていただけます。

皆様のご参加、お待ちしております!!!

 

日時: 

2016年9月18日(日)16:00~18:00 

会場:

LCI イタリアカルチャースタジオ part.1

アクセス 〒180-0003東京都武蔵野市吉祥寺南町2-29-5(半地下)

中央線・京王井の頭線「吉祥寺」駅公園口から徒歩7分

会費: お1人 2,500円

(アペリティーボスタイルの軽食とワイン付き! ※ソフトドリンクもご用意しております。)

お問合わせ・お申込み:

info@lci-italia.com 宛に、お名前、ご連絡先、人数を送ってください。

主催: LCIイタリアカルチャースタジオ、スクオーラレオナルドダヴィンチ東京窓口

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2016年8月31日 (水)

イタリアのGELATO ワークショップ~学んで、作って、食べて!イタリアンジェラート☄

イタリア発祥のジェラートはお好きですか。

当イタリア語教室のSara先生がジェラートの起源について遡り、それからどのように移り変わり、今現在のジェラートが出来上がったのかについて、写真などを観ながら分かり易くご案内します。

日本語とイタリア語の両方で聞く事が出来ますよ。

更に、ご家庭でも作れるジェラートのレシピで一緒に作って頂きましょう。

皆さんのお好きなGUSTO(フレーバー)は何ですか。

4種類程作りますから、沢山召し上がれ。

【日程】

10月16日(日) 17:00~18:30

10月19日(水) 11:00~12:30  

※各回4名様以上での開催。 

【料金】 お一人2500円  (ミニサイズのジェラート1つお持ち帰り出来ます。)

     小学生以下のお子様は無料!

【お申込み】 Eメール:info@lci-italia.com  TEL 0422-24-8897

お申込みフォーム

ご予約はお早めにどうぞ。

  作る予定のフレーバー(Gusti)...........

  Cioccolato(チョコレート)、Banana(バナナ)、Panna(バニラクリーム)、Pompelmo (グレープフルーツ)を予定。

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2016年8月 8日 (月)

7月は、ピッツァをテーマに料理講座を行いました。

今回ご参加下さった沢山の皆様、有難うございました!!!

Pizzaの歴史や種類を学ぶミニセミナーもあり、その後皆さんで色々な種類のPizzaを作ってみました。

お子さんも参加され、とても賑やかなレッスンになりました。

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当教室のピッツァやパン、パスタづくりはお子様も楽しくお手伝いできるレッスンです。

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ご家庭にあるオーブンでピッツァが作れます。高温の石窯で焼き上げるナポリピッツァとは少し違いますが、外側はカリッと、生地はふわっとして十分美味しくいただけます。

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Pizza Margheritaマルゲリータはもちろん、Funghi(キノコ)たっぷりのBoscaiolaはとても好評で、Gorgonzola(ゴルゴンゾーラ)とくるみの組合せも人気でした。

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Pizzaのバリエーションは、イタリア各地に様々ございます。

上・左は「Pizza Pugliese」、または「Focaccia Pugliese」とも。トマトやオリーブをたっぷり入れて焼き上げるプーリア州北部のもの。

上・右はご存知「Calzone(カルツォーネ)」。Pizzaと同様の生地を、半月状に折って焼いたもの。具材はモッツァレッラチーズ、プロシュットコット、トマトソースが伝統的。イタリアでは地域によっては甘い具材やCalzoneを揚げたPanzerottiなども美味しいですね。

デザートは、Gelato di Cioccolato (チョコレートジェラート)を作りました。

ミルク多めでさっぱりとした口当たりに仕上げます。

~今月のドリンクはBirra(イタリアのビール) ~

イタリアでもクオリティーの高いクラフトビールが注目されてきております。

イタリア文化として、PizzaにはBirra、ピザにはビールを合わせます。今回の講座ではワインではなくビールをご用意致しました。

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ウンブリア州のクラフトビール。イタリア半島の中心にあり、自然豊かな為、“緑のハート”と呼ばれているウンブリア州のブリュワリーで造られている、ビッラ・フレア(BIRRA FLEA)。

グアルド・ダディーノの豊かな水源を活かし造られるこのビール『フレア』は2016年イタリアビールコンテスト・ベルギービール部門金賞受賞!!社農園で栽培した大麦を使用して造られています。
 

当LCIでも販売しております(^ ^)!



ほかには、夜の会(ワイン持ちよりの会)では通常通り、ビールに加えて皆さんがお持ち下さったワインが今回もずらり。

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試食タイム・歓談の様子の一部をご紹介clover

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Grazie!!!

8月 はシチリア出身シェフ’’Gaetanoさん’’をお迎えして、料理講座を開催します!
日本でレストランや大使館で活躍されているシチリア出身のシェフに郷土料理を学びましょう。
(A) 8月20日(土) 11:00~14:00
(B) 8月21日(日) 13:00~16:00
(C) 8月24日(水) 10:00~13:00
(D) 8月26日(金) 19:00~22:00※ワイン持ち寄り特別会
(E) 8月27日(土) 10:00~13:00
皆様のご参加をお待ちしております。 http://lci-italia.com/cucina.html
次回もKyokoがお送りしますお料理講座で一緒に楽しいひと時を過ごしましょう!

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2016年8月 4日 (木)

7月、LCIのイタリア料理講座では明治おいしい牛乳のタイアップにてレッスンを行いました。

3月に続いての第二弾。

タイアップレシピ 「牛乳チーズ」

ご家庭で作れる牛乳チーズとして好評の、明治おいしい牛乳で作ったチーズ。

少し甘みがあり、フレッシュ感とふわっとした仕上がりです。

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Kyokoおすすめメニューとして 「チョコレートのジェラート」

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イタリアの夏といえばジェラートです。

ご家庭でも簡単に作れるチョコレートの味のジェラートをご紹介しました。

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生クリームだけでなく、明治おいしい牛乳をたっぷりめに使って作るので、さっぱりしたジェラートに出来上がります。カロリー・脂肪も少なめなので安心してデザートにお召し上がりください。

明治おいしい牛乳は、そのまま飲んでも美味しいのですが、デザートづくりにも大活躍してくれます。

LCI料理教室レッスンスケジュールはこちら

イタリアの伝統料理とワインの講座をいろいろ開催しております。

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2016年7月18日 (月)

今回はイタリアよりオリーブオイル生産者をお招きし、直接話を聞くことができ、オリーブオイル造りへの情熱と共に、どれほど体に大切なものかがよく伝わって来ました。

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【テーマ】 clover ラツィオ州ヴィテルボのTusciaより生産者 IL MOLINOを迎え、今回olive Japanで金賞受賞されたオリーブオイルのテイスティング

    clover  知っておきたいオリーブオイルの欠陥 について体験 第2弾!

◎お食事との合わせ方を体験。 

  ・夏の冷製フレーグラ(サルデーニャ州の伝統の粒つぶパスタのサラダ仕立て)

  ・フルーツセミフレッド、ミルクジェラート

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≪今回ご紹介したオリーブオイル≫

  生産者 イルモリーノ IL MOLINO

    場所はラツィオ州(Viterbo):ローマから北西に向かうとヴィテルボというエトルリア人が創った歴史ある有名な町があるが、この辺りはTusciaと言われ、DOP Tusciaのオリーブオイルが作られている。 土着品種はCaninoであるが、彼らはフラントイオの品種も栽培。約40ヘクタールの畑を持ち、自社の搾油場も同じエリアにある為、クオリティへの配慮が伺えます。

またオーガニックにも認定されています。

更に、Denocciolato といって種を抜いてから、搾油するという手間を掛けております。これにより、消化し易くなり、また種の中にある酸化酵素が除去される為、より、酸度が低く設定されます。

この秋に搾油されたオリーブオイルは是非当LCIでも入手したいと思う、気になる生産者です。

好ご期待!

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Annalisaさんと一緒に。

是非皆さんも、正しくEXVオリーブオイルの知識を身に付けて、健康で美味しい生活をしてみませんか。

次回も本当に美味しいEXVオリーブオイルの魅力をお伝えして参ります。 

スケジュールclub 2016年9月3日(土) 12:00~13:30 club

【オリーブオイルに合わせるお食事付き】 2,500円(税込) 

お申し込みはこちらへどうぞ。またはEメールにて「オリーブオイルランチ講習会希望」と書いてご連絡先とお名前を送ってください。: info@lci-talia.com

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2016年7月11日 (月)

6月は、ピエモンテ州湖水地方のレシピをご紹介しました。

美食で知られるピエモンテ州ですが、まだ日本であまり知られていない素晴らしい場所、お料理、ワインがございます。その中でGattinaraに注目し、土着ワインと共にお送りいたしました。

今回ご参加下さった皆様、有難うございました!!!

 ピエモンテ州の旅ブログも是非ご覧ください。

さて、今回の講座では、パンを含む4品のほか、Caffe' di Cicoria: 『カフェ ディ チコリア』お試し頂きました。ピエモンテ(おそらく山間のエリア)では昔からチコリ野菜の根を煎じてカフェにして飲んでいたそうです。

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Primo: Risotto mantecato con Zafferano e uvetta サフランと干しブドウのリゾット

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Secondo: Carne Battuta      カルネ・バットゥータ(お肉のタルタルステーキ)

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Contorno: Peperonata piemontese  ピエモンテ風ペペロナータ

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Pane: Grissini  グリッシーニ

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Contorno: Peperonata piemontese  ピエモンテ風ペペロナータ



~ 今月のワイン ~

Gattinaraのネッビオーロ(Spanna)

夜の会(ワイン持ちよりの会)では皆さんがお持ち下さったワインが今回もずらり。

Gattinaraのワインは中央のゴールドのラベル。(因みにAvicoさんがインポーターです)

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試食タイム・歓談の様子の一部をご紹介clover

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Grazie!!

次回、7月の講座はピッツスペシャルでセミナー&クラフトビールのパーティを開催します。
8月はシチリア西がテーマ。シチリアのシェフをゲストにお迎えいたします!
詳細は、料理講座のページへUPします。この機会に是非是非、ご参加お待ちしております。
会費6,000円(イタリア語生徒割引5,500円)回数券あり。

お申し込みはこちらのフォームからどうぞ。 

またはEmail: info@lci-italia.com Tel 0422-24-8897

次回もKyokoがお送りしますお料理講座で一緒に楽しいひと時を過ごしましょう!

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2016年7月 5日 (火)

  オリーブオイルランチ講習会  

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Incontro di assaggio

本当に栄養のある美味しいオリーブオイルを知るためのテイスティング方法を身につけます。

更にお料理とオリーブオイルの合わせ方を学びます。毎回異なるメニューをご賞味頂きます。どなたでもお気軽にご参加下さい。

■□■次回の講座のご案内■□■

【日程】 2016年7月10日(日)   12:00~13:30 生産者来日!

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  ◎オリーブオイルテイスティング方法。品種の違いを味わう。

  ◎オリーブオイル購入のための知識。

  ◎オリーブオイルと合わせるお料理。 

  などを学びながら、テイスティングランチをお楽しみください。

 【参加費】 オリーブオイルに合わせるお食事付き 2,500円(税込)

 お申込みはこちら

【テーマ】 clover ラツィオ州ヴィテルボのTusciaより生産者を迎え、イタリアでのお話や、今回受賞したオリーブオイルのテイスティングを一緒に試しましょう。

    clover  知っておきたいオリーブオイルの欠陥 について体験 第2弾!

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 合わせるお食事: 

  ・夏の冷製フレーグラ(サルデーニャ州の伝統の粒粒パスタ)

  ・フルーツセミフレッド

次回スケジュールclub 2016年9月3日(土) 12:00~13:30 club

club前回 報告ブログはこちら

【オリーブオイルに合わせるお食事付き】 2,500円(税込) 

お申し込みはこちらへどうぞ。info@lci-italia.com

LCI イタリアカルチャースタジオTEL:0422-24-8897

2016年7月 1日 (金)

CANNUBI, ALL'ORIGINE DEL NATO DEL BAROLO   

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GAUDI’は言った。『個性や特徴は起源に帰す。』 この言葉のとおり、カンヌビの丘とそのワインを見れば、バローロ神話の真髄がわかる。カンヌビはバローロ最古の畑であり、イタリアワイン醸造において源となる畑といえる。

左の写真はブラの町のManzoneの個人所蔵によるCannubi。 ヴィンテージ1752年のボトル。

1844年貴族Marchesa Colbertのバローロよりも以前に存在し、その頃から既に有名で、最上級クラスの象徴だったことがわかる。

カンヌビ畑は優しいうねりのある丘が南北に伸びている。バローロの旧市街からアルバに向かう2つの道に挟まれている。

標高は220m~320mなので緩やかな傾斜。最良部の方角は南と南東。その他は、東~北東、西~北西向き。

カンヌビという名の起源は葦であると言われている。ブドウの木を支えるのにこの辺りで昔使用していた葦(Canneti)。あるいは、異なる地質が混ざった土壌を意味する交接(Connubio)からとも。

個人的には葦の語源が有力と思われる。

カンヌビはトルトニアーノやセッラヴァリアーニの土壌の合流点ではなく、テッラディバローロの土壌は粘土質の泥灰土であり、時に青みや白グレーを表面に帯びる。



 カンヌビの特徴

同じ地質の他の畑と比較すると、カンヌビは砂質を多く含む。

石灰質はケイ土の含有量が多く、水はけが良い。痩せていて、わずかな粘土質を含む。

気圧の変化や北東からの風から守られて、気候はとても穏やかである。

このような土壌気候により造られるネッビオロは、よりエレガントな味わいで、ブドウは周囲の畑よりも1週間程早く熟す。

しかし、このような気候は10年程前からであって、以前はこんなに優しい気候ではなく、秋一杯熟成を待つ為、雨や湿気、カビによる腐敗リスクも高く、時には雹に降られることもあったので、他のバローロよりも値段が高かった理由も納得できる。

カンヌビのブドウはエレガントなタンニンとバランスの良さ、豊かな風味、長期熟成などの特徴によって、洗練されたワインに仕上げる為に他の畑で造られるワインにブレンドし、使われることがしばしばある。

起源といわれるカンヌビ神話はここにある。多くのバローロ生産者から望まれるミクロゾーンであり、他にはない興奮や野心を駆り立てる。少なくとも5人に1人はカンヌビ畑を所有したいというだろう。

カンヌビ畑の内にも土壌の違いが見られる。ブルゴーニュと似ていると言われるが、多斜面のある丘は方角も多様で、特徴によって畑の区別するのは容易ではない。

カンヌビはほぼ中心に拡がっている。他の4つの畑(Boschis o Monghisolfo,Valletta, San Lorenzo e Muscatel)より高い丘の中心にある。

Fantini(1879年)、Renato Ratti (1976年)、Carlo Petrini(1990年代)を初めとする多くの有名なバローロ生産者が、わずか19ヘクタールのCannubiの中心を所有していた。(Cannubiの外側は47ヘクタール。)

真のカンヌビのワインとそのソットゾーンのワインには明確な違いがあり、ある生産者は各畑の違いを表現することに優位性があるという。

1994年以前はカンヌビは中心部のみであったが、バローロで名を馳せるようになると、カンヌビゾーンは広がった。Cannubiまたは、Cannubi Boschis, Cannubi SanLorenzo, Cannubi Valletta, Cannubi Muscatel。この辺りの畑は上手く醸造すれば、洗練されたCannubiに近づく。

2013年にMeGAの規定により、ラベルにCannubi、またはソットゾーンをCannubi Muscatelなど詳細に記載することができる。

 

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畑の特徴

Cannubi:

中心部にある。砂質が多い土壌。よりエレガントなワインに仕上がる。標高はさまざまで高いところは150m。畑だけでなくワインにも個性が見られる。カンヌビサンロレンツォのワインにやや似ている。

Cannubi San Lorenzo:  

MuscatelとCannubiの間に位置する。名前は黒死病の頃、建てられた教会に由来。標高300mに達する。カンヌビの中で一番標高が高く、風当たりもある。南東向きBusssia方面と南西向きSarmassa方面。柔らかく砂質の土壌。ワインはとてもエレガント。

Cannubi Muscatel:

Baroloの村境からVallettaの間に位置する。フィロキセラ到来以前はネッビオロだけでなく、モスカートも造っていたという。南東と南向き。やや砕けにくい、粘土質が多い土壌。ワインはカンヌビの特徴を残しながらも、熟すのを待たず飲めるタイプ。

Cannubi Boschis:

Alba方面に向かう丘の最後の部分。かつてはMonghisolfoと呼ばれていた。南東と南向き。名前は昔の所有者から取ったそうで、Ghisolfo⇒Boschisと変わっていった。カンヌビより更にバランスのよい、より涼しく、粘土質の豊かな土地。

Cannubi Valletta:

サンロレンツォが西にあり、Cannubiが北、Muscsatelが南にある場所。盆地形状から名前が付いている。北東、南東向き。石灰質と粘土質の土壌はより構造のしっかりとした、丸みのある、カンヌビより香りが控えめなワイン。

*この記事は、雑誌『Barolo&Co.』編集長Giancarlo Montaldo氏のご協力により、2016年3月発行第1号よりMichele Longo氏の記事を日本語にてご紹介。

2016年6月25日 (土)

イタリアには国立のホテル学校が各街にあるといっても良い程、沢山存在します。ここでは料理人コース、更にバーテンダーコース、ホテルのレセプションコースと学科が分かれ、専門に5年間学びます。アルバイトで実践経験を積む生徒もいて、多くの生徒が卒業後、直ぐに就職するそうです。



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ここガッティナーラはピエモンテ州北部、オルタサンジューリオ湖の南に位置する約8000人程が住む街である。1242年建国され、ローマとフランスを結ぶ道中にあることより、兵士を休ませる場所として使用され、その代償に免税Borgo Francoであったという。ローマ皇帝管轄であったことから、道は碁盤の目のように整っています。また、この町で生まれた歴史重要人物として、Mercurino Arborioは神聖ローマ皇帝カール5世の書記官を務めている。

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さて時を現代に戻すと、1906-1999年トリノ生まれのMario Soldati(マリオ ソルダーティ)は

小説家、映画監督、脚本家として活躍したが、1959年『Un sorso di Gattinara(ガッティナーラを少し)』でワインや町並みを愛情たっぷりに物語っている。

また、食文化を研究したイタリア内、更にシカゴのイタリアンレストランなど10年掛けた旅物語は«Da leccarsi i baffi»という題が付いており、イタリア語表現で《口ひげをなめる程美味しい》。  

Gattinaraに貢献度が高いことで、この町から愛されている。

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この日、ホテル学校に招かれ、あるクラスに交じって調理実習を体験することになった。Scampi(あかざ海老)はパスタのソースに。

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パスタ作りを少し手伝っていると、学生(未来のシェフ?)になかなか手つきが良いと褒められました。(^^) 

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こちらはOrata(クロダイ)。如何にも泳いでいる鯛を表現したのか、ちょっとリアルでした。

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彼女達は餃子の皮のようなシートを焼いてお皿にし、小エビGamberettiのサラダを盛り付け。

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フルコースを3時間程で仕上げ、今度はサービスを勉強する生徒さんがレストランへご案内下さり、メニューの説明、更にワインのサービスを提供。

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校長Casarotto氏は日本や日本料理にも大変関心を寄せられ、交換留学しましょう!とご提案頂きました。いつか実現させてみたいと思います。

ピエモンテは日本人にも人気の州ですが、ほとんどの方が南部ランゲに集まります。こちら北部は未だ知られていない事もあり、とても落ち着いた環境です。

Gattinaraはワインだけでなく、あのLavazzaコーヒーの工場もあります。

こんな場所でゆっくり滞在しながら、イタリア料理を学ぶというのは素晴らしいですね。

次はTORINOへ続く⇒

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