2016年6月15日 (水)

6月11日(土)オリーブオイルテイスティングランチ講習会も盛況で、ご参加頂きました皆様有難うございます。

【テーマ】 

◎欠陥オリーブオイルについて 体験。

◎ティスティングの正しい方法と、品種の違いを比較。

    Leccino品種 x Bosana品種

◎お食事との合わせ方を体験。 

      Menu: vincis glassi(マルケ州ラザーニャ、Gelato レモンジェラート)

欠陥オリーブオイルについて、ほぼ皆様が美味しいのでは?と感じていらっしゃいました。

その後、EXVオリーブオイルをティスティング頂くと、先程のオイルとの違いを実感し、驚きの声があがりました。こうして、実際に真実を知る驚きと発見はとても大事な体験です。

Img_0185

【今回ご紹介したオリーブオイル】  

①Poldo Service(Varieta':Leccino) 生産者ポルドサービス 

イタリア・マルケ州  単一品種:Leccino(レッチーノ)  

特別価格 100ml 800円(税別) 200ml 1500円(税別)

②Accademia Olearia  Furuttato  生産者アカデミア・オレアリア 

イタリア・サルデーニャ州  単一品種:Bosana(ボサーナ)  

250ml 1700円税別

   お求めはinfo@lci-italia.comへどうぞ。

  

ジェラートにもオリーブオイルをひとかけすると、味わいが深まり、美味しくなります。

是非皆さんも、正しくEXVオリーブオイルの知識を身に付けて、健康で美味しい生活をしてみませんか。

本当に美味しいEXVオリーブオイルの魅力を沢山の方に知っていただきたく、また次回も開催します。

7月10日(日)12:00~13:30

diamonddiamonddiamond     diamonddiamonddiamond   diamonddiamonddiamond    diamonddiamonddiamond   diamonddiamonddiamond

次回をお楽しみに。

ご案内ご希望の方は「オリーブオイルランチ講習会日程案内希望」と書いてご連絡先とお名前を送ってください。: info@lci-talia.com

LCI イタリアカルチャースタジオ

6月12日(日)開催しましたイタリア文学セミナー イタロ・カルヴィーノの会にご参加有難うございました。

Image01_letteratura

イタリアでは、小学校や中学校で必ず学ぶ国民的、世界的に有名な作家 『Italo Calvino』。 

童話や、幻想的な物語の中に、社会的メッセージや現代人への寓意が込められている作品が多く、大人でも考えさせられます。

セミナーでは、関連作品のビデオなどを一部ご覧頂きながら、彼の人生と作品を照らし合わせながら、彼独特の不思議な世界をご紹介しました。

日本人作家『宮沢賢治』との共通点について、イタリア人講師の解釈を用いながら比較説明したので、日本人受講者にとってはまた新たな発見だったようです。

宮沢賢治の作品同様、イタロカルヴィーノの作品を今一度、読み直してみると面白いかもしれませんね。

Img_0188

ご参加者の柴田様が、こちらのセミナーの感想をブログにご掲載下さいました。有難うございます! ブログ記事はこちら 「LCI文化セミナー「イタロ・カルヴィーノ(Italo Carvino)」セミナーに行ってきました(2016.6.12)@吉祥寺LCI

Grazie Mille!!

また、来年の文化セミナーもご期待くださいませ!

LCIイタリアカルチャースタジオより

2016年6月 7日 (火)

ワイナリーCantinaはチェントロ直ぐ側にある生産者Anzivinoをご紹介します。ここは偶然の出会いでしたが、人が本当に素晴らしかったことが第一印象にございます。

Nebbia(霧)が深くなる10月中旬~収穫が始まるということで、語源とされたNebbiolo品種は、イタリアの中でも基本的には限定されたエリアで生産される。ここ北ピエモンテでは、Biotipi(同遺伝子型)としてSpannaという別名を持つ。

ピエモンテ州北部でネッビオロ品種を栽培するエリアGattinara とBramaterraに畑を持ち、ニーズに合わせて、少量ながらも。泡Bollicine~ロゼ、白、Gattinara DOCG,Riserva, Bramaterra DOCと幅広くラインナップされています。

Dsc04725_1024x683

Dsc04737_1024x683



彼女はElena、器量と愛想が良いだけでなく、本当に冴えた方です。E' veramente in gamba, non solo la bellezza di apparenza!

Gattinara DOCGは規定では発酵後2年樽、1年ボトルで寝かせる。ボトリングする前の樽からの試飲はワインの生命を感じ、いつもドキドキします。

 Dsc04733_1024x683Dsc04723_1024x683



地下に熟成させる樽が並び、こちらの部屋にはボトリングされたワインが年代毎に並ぶ。石造の彼がAnzivinoの創始者。Anzivinoはイタリア語の意味として、『やっぱりワイン!』なので、すっかり会社名と後付けしたのかと思っていたら、なんと、先祖から受け継ぐ姓だそうで、驚きました。

Dsc04720_1024x683Faticato



商品『FATICATO』(苦労した~の意)に使われるぶどうは収穫後12月頃まで網棚に並べて干しから醸造していきます。よって手間が掛かる分、風味もひと際。

Dsc04797_1024x683

Dsc04716_1024x683



この辺りは古代アフリカ大陸が南米大陸より離れヨーロッパに寄せてきた際に、沢山の火山が出来上がった。この辺りValsesiaは直径15kmほどのカルデラが見られる。よって、土壌は火山岩であることも最近の研究でより明らかになった。

Dsc04721_1024x683

Dsc04739_1024x683



現オーナーEmanueleさんは元ミラノで銀行マンだったようで、とてもエレガントで余裕の感じられる知識人。リタイア後に奥様のご実家Anzivinoを引き継ぐ事になったそうですが、未だ高校生の子育て中のパパでもある。

確か5部屋ほどだが、可愛いらしい伝統家具を備えたアグリツーリズモを併設しており、ワインも直ぐに手に入りお勧めです。

Dsc04714_1024x683

Dsc04910_1024x683



実はオーナーの計らいで、郷土料理に興味のある私に、タイミングよく訪れた彼の親友であり、名シェフがレシピを伝授してくださった。今はスペインでレストランをなさっているそうですが、10年以上も前に皇居で1ヶ月腕を振るった経験もあるという。

Dsc04880_1024x683

Dsc04878_1024x683



メニューはCarne Battuta(生牛肉のタルタル)、BagnaCauda(バーニャカウダ)、Polenta a concia(ポレンタにゴルゴンゾーラやパダナチーズ、バターをたっぷり混ぜて煮込んだもの、もちろん冬の料理です。)その他、Risottoなどいろいろ準備しましたが、結局食べきれず。

Dsc04896_1024x683Dsc04907_1024x683



Gttinara1988はとてもFINE!洗練されており、ついつい頂いてしまいました。

Dsc04916_1024x683

Dsc04913_1024x683



 すっかりお喋りと美食、ワインで夜はふけて...  その翌日もホテル学校にアポを取ってくださり、

こんなプログラムまで用意してくださいました。 E' stata l'ospitalita' eccellente! ( ovviamente anche i vini!)

因みにこちらのワインはアビコさんが輸入なさってます。

Dsc04817

  18/maggio/2016   Kyoko Matsuyama

次はホテル学校 Scuola Alberghiera di gattinaraへ

2016年6月 4日 (土)

ピエモンテ州の湖の中でも落ち着いた趣のある湖『オルタ・サンジューリオ』

ほとりにあるチェントロやミシュラン星付きレストランVilla Crespiのご紹介の前に、こんな場所をご存知ですか。

オルタには鉄道が走っています。駅前の町Legro では町興しで始めたこの辺りを舞台にした映画を題材に''Paese Dipinto''壁に描かれています。

Riso Amaro(苦い米)は有名ですね。 

Dsc04654_800x533

Dsc04657_800x533

Dsc04658_800x533

Dsc04660_800x533



Parodia sul caso Matilde(左下)

Dsc04661_800x533

Dsc04663_800x533



una spina nel cuore(右下)

Dsc04668_800x533

Dsc04666_800x533



さて、駐車場で車を置いて、徒歩でチェントロに差し掛かる頃、独創的な屋根と、真中に浮かぶ小さな島、そして、向こう岸にSantuario della Madonna del Sasso(断崖に立つ教会)が見えます。

Dsc04674_800x533

Dsc04678_800x533



町はピンクや黄色の壁に色彩りどりの花が飾られ、散歩も楽しくなります。

Dsc04688_800x533

Dsc04680_800x533



Stresaの島群よりショッピングの規模は小さいが、落ち着いた雰囲気は否めない。

Dsc04686_800x533

Dsc04684_800x533



ここもボート motoscafiで島に渡れる。素敵な水夫Marinaioが出迎えてくれます。

Dsc04689_800x533

Dsc04692_800x533



小路に入り、階段を結構登っていくと、眺めのいい所にはやはり素晴らしいお屋敷が建っています。

Dsc04699_800x533

Dsc04701_800x533



そして、やはり教会も見晴らしの良い、立地好条件にありました。

Dsc04703_800x533

Dsc04705_800x533



ここまで来たら、必ず訪れたいレストランはここ、Villa Crespi!

ご希望であれば宿泊もできます。

この大きなシェフ Antonio Cannavacciuoloは今やテレビ番組で引っ張りだこ。よって賛否両論ありますが、試す価値ありです。

とにかく、建物はムーア様式で、天井の高さといい、内装も鮮やか。小室で5組といった空間で、もサービスも至れり着くせり。向かいのテーブルのun Signore(男性客)が、最初から最後まで嬉しそうに完食なさっていたのが印象的でした。

Dsc04709_800x533_800x533

Dsc04710_800x533_800x533



前菜はピンクのスープに生牡蠣。確かラディッシュで作っていました。

Dsc04711_800x533_800x533

Img_3135_640x480



いわゆる郷土料理Carne Battutaを鮮やかにアレンジした一品。

Img_3136_640x480

Img_3139_640x480



ワインは車だったので控え目でしたが、実は日本人のソムリエの方が働いてらっしゃって、

いろいろ面白いワインを提供してくださいました。

こちらはBarbarescoで初老の方が1人で作っているそうで、ラベルも可愛く、味わいも人柄が出ているように感じました。

Img_3140_640x480

Img_3137_640x480



鱈のお料理もファンタジー溢れるお皿に。

カンノナウをマルサラ風に造ったというサルデーニャはSerra&Moscaのワインはデザートに合わせます。お料理の数も写真を撮るのを忘れる程あり、デザートは後ろ髪を引かれながらも、完食は無理でした。

Img_3144_640x480

Img_3138_640x480

Img_3145_640x480_2



Villa Crespiは早めの予約をお勧めです。水曜日ランチというのに、2週間前で満席でした。

次はGattinaraへ移動します。

⇒カンティーナAntoniolo訪問

18/5/2016 Kyoko Matsuyama

ミラノ(マルペンサ空港)から車を走らせると1時間程でマッジョーレ湖のほとりにあるストレーザの町に着く。いくつか乗り場はあるが、Piazza Lidoからボートmotoscafiに乗る。お勧めは3つの島巡り(Isola Bella-Isola Madre- Isola dei Pescatori).

どの島も5分位で着く。島間のボートは30分毎にある。

Isola dei Pescatoriは唯一住民がいる島で、レストランの数も多い。 

Dsc04471_800x533

Dsc04473_800x533_2



ボート乗り場のすぐ前にRistorante La Pescheria(写真右)がある。気になっていた店だが月曜日は定休日らしい。

Dsc04483_800x533Dsc04488_800x533



お土産屋さんも充実しており、ショッピングも楽しめます。 本屋ではこのマッジョーレ湖出身の作家Piero Chiaraの本が並ぶ。私はアンティークポスターに惹かれ、3枚程購入。

Dsc04489_800x533Dsc04493_800x533



小さな島ですから、何度か周って、パノラマの良い、落ち着いた雰囲気のRistorante Belvedereを選んだ。 

Dsc04500_800x533

Dsc04501_800x533

<



パスタはマッケローニのオリーブ、ツナのソースに、川魚のグリル、ドルチェはmille foglie フルーツたっぷりミルフィーユ。ワインは良く冷えたアルネイス。

Dsc04508_800x533Dsc04505_800x533


次はIsola Bellaへ。    

本当に小さな島で、見応えは素晴らしいガーデンである。16世紀に購入した

Carlo ⅢBorromeeが奥様のIsabellaの名前を付けて、Isola Bellaと呼ばれる。

17世紀に入ってこの建物とお庭を造った。

Bellah1_2



やはりBorromee家に16世紀に購入され、建物とガーデンを造った。 

この階段は藤棚がとても美しい事で知られる。

Isola_madre



Piazza Lidoに戻ったら、このままもう一つの湖 Orta San Giulioへ。

車で20分程です。 Stresaはやはり観光客が充実しており、賑わっていました。

Ortaの方が落ち着いた印象ですね。後で地元のワイナリーの人に聞くと、Ortaの方が

観光客の食に対するこだわりが強いそうで、Gattinara,Ghemmeのワインも好まれるそうです。 確かにミシュランのレストランもOrtaですね。

次はOrtaへ⇒

16/5/2016  kyoko Matsuyama

2016年5月21日 (土)

Gattinaraは約8000人の住む碁盤の目のように道が整った、落ち着いた街です。1200年代に出来た街は南からフランスへの軍隊の通り道でありました。

この辺りの土地一帯はアフリカ大陸のプレートがヨーロッパ大陸の下部に入りこみ、それによって生まれた火山地帯である。最近の研究結果で押し上げられた火山が折り込むように倒れて拡がった事がわかり、博物館で観ることができるそうです。

Antoniolo1_640x427Antoniolo2_640x427



さて、『アントニオーロ』に着いた時迎えて下さったのがLorellaさんで、「ti va un caffe'?」とまずは向かいのBarへ。イタリアでは仕事の前に欠かせないものですよね。彼女はタバコも必須のようでしたが。

そして、畑へ。畑用の車を壊されて、今母親の車しかないのよ、と明るい調子で、急な坂を登っていきました。右写真が彼らのブランドともいえるOsso San GratoのCruです。

Antoniolo6_640x427Antoniolo4640x427



その他、SanFrancesco, Castelleの畑を持つ。 土壌はPorfido Vulcanico (火山質斑岩)

赤みがかった岩質は脆い為、砂質に近い部分もあり、Osso San Grato⇒San Francesco⇒Castelleの順に段々若く、岩質が少なくなるので、やはり生まれてくるワインの味わいも異なってきます。

Antoniolo7640x427Antoniolo8640x427



ブドウの木の合間にはいろんな野草を混ぜて植えています。これだけの傾斜がある為全て人力で行っています。移民の方に野草のカットを依頼することもしばしば。そこで、ブドウの木を傷めないよう、ブドウの木傍は植えないようになったそうです。ブドウを育てるのに重要な技術Potatura(剪定)は専門家の決まった2人しか行わない、Bio栽培により銅、窒素以外の薬剤は一切使用しないなど徹底しています。

Antoniolo9640x427

Antoniolo10640x427



栽培方法はGuyot.ブドウの実の付き方のバランスを見てdiradamento(ブドウの量を落とす)を行い、夏の日射しが弱まる頃にdefogliatura(葉の量を調節する)、更に最後の調整としてブドウの量のバランスを取っていきます。

Nebbiolo品種のみを育てておりますが、GattinaraではクローンとしてSpannaと呼ばれております。5月半ばで順調に実が育ってますね。

Antoniolo12_640x427Antoniolo14640x427



1905年にGrandinata(あられの嵐)がGattinaraを襲ったことで、この辺り一帯800ヘクタールもあった畑は全滅。その後再生され、今では100ヘクタール程である。その内の14ヘクタール程をAntonioloが持っている。Travaglini,Nerviに次ぐ。年間20万本程の生産量ですから、限られており、70%以上が海外へ輸出しているそうです。

Antoniolo16640x427

Antoniolo15_640x427



ブドウの木の合間にはクワの花が沢山育っており、きっとジャムにすると美味しいのでしょうけれど、自然のまま放置だそうです。またLorellaさん野草を使った料理がお好きだそうで、例えばタンポポの葉(Tarasaco),野性アスパラガスなど紹介してくれました。 他にはぶどうの若い蔓の先を噛むとレモン、ライムのような味がしますよ。。。

Antoniolo17_640x427Dsc04557_640x427



さてカンティーナ。創業当時はCentro Storicoの修道院の中にあったそうですが、歴史的建造物のため、手を入れる事ができず不便なものであった為、祖父様の時代に今の場所へ移ったそうです。カンティーナの中はとてもシンプルな印象でした。

自然発酵させる為、セメントのタンク5つに入れられ、その後大樽にて熟成。使用済みバリックやトノ‐も少し使用。Gattinara DOCGは2年以上樽熟成、1年以上瓶内熟成という規定なので、Antonioloでは樽3年だそうで、本来であればRiservaですが、全てが3年なので、敢えて呼ばないそうです。

Antoniolo18640x427Antoniolo20_640x427

Antoniolo19640x427

Antoniolo22640x427



年季の入った大樽は手入れをしてあげれば、何年でも使えるそうです。

残りわずかのOsso San Grato、SanFrancescoは隠してあったところから登場。

次はBOCAへ!⇒ワイン生産者レピアーネへ

Antoniolo21640x427

Gentilissima Lorella,

Grazie mille per avermi fatto una bellissima visita! Spero di rivederci presto!

17/5/2016

kyoko Matsuyama

2016年5月20日 (金)

イタロカルヴィーノの作品の中で有名な三部作をご紹介します。

『我々の祖先』 "I nostri antenati"

次の3つの小説から成りますが、どの小説も空想で、予想もしないようなストーリーに驚かされます。

まっぷたつの子爵(Il visconte dimezzato),木登り男爵(Il barone rampante),不在の騎士(Il cavaliere inesistente)

時代は遡り、異なる国や創造の街が舞台です。登場人物は寓意的で、近代人の状況の象徴であり、人間の社会における困難を表しています。

しかし、彼の言葉は空想的で楽しい表現を使用するため、子供から大人までが読む事が出来るのです。

彼の架空の世界は、『レ・コスミコミケ』の作品の中にも見られます。これは、1970年代の科学に関わる人類の発見についての空想をシリーズ化しています。

イタロカルヴィーノの作品には戦後のイタリア社会の困難と移り変わりが読み取れることも、彼の素晴らしい文体に比喩やファンタジー表現が巧みに使用されているからであり、世界中に有名になった理由である。

"I nostri antenati"

La famosa trilogia di Italo Calvino “I Nostri Antenati” raccoglie tre romanzi: “Il visconte dimezzato” (1952), “Il barone rampante”(1957) , “Il cavaliere

Copertina_5

inesistente” (1959). Sono tre storie fantastiche e inverosimili, si svolgono in epoche lontane e in paesi diversi o inventati. I protagonisti sono personaggi allegorici, simboli della situazione dell’uomo moderno e del difficile rapporto fra uomo e societa`. Sono scritti in chiave fantastica e divertente e quindi rivolti a adulti e bambini.  

Il gusto di Calvino per l'irreale lo ritroviamo anche nelle

Cosmicomiche_2


"Cosmicomiche", dove l'autore raccoglie una serie di storie fantastiche  con un legame alla scienza e alle nuove scoperte dell'uomo durante gli anni '70. 

Diventato famoso in tutto il mondo, Italo Calvino, ha saputo cogliere nei suoi romanzi la difficile situazione del dopo guerra e i cambiamneti della societa` italiana attraverso una prosa ricca di fantasia e metafore.

イタロカルヴィーノの世界を知る文学セミナー、是非いらしてください。 

お申込みはこちら。 info@lci-italia.com   Tel 0422-24-8897

詳細はこちらをクリック下さい。

LCI イタリアカルチャースタジオ   www.lci-italia.com

2016年5月18日 (水)

ピエモンテ州北部湖水地方の南に位置するBoca, Gattinaraに隣接する。生産者は10件ほどしかないという限られた土地。今では森の合間に畑が点在するが、100年ほど前までは見渡す限りブドウ畑であったという。フィロキセラ、戦争の影響を受け、ほとんど荒れていたが、期待を寄せ少し土地を購入したAntonio Cerri氏に賛同したChristoph Kuenzli氏がLe Pianeを1988年に創業する。


Blog_piane1_640x427_5

Blog_piane3_640x427



標高約450mからのパノラマは素晴らしいが、畑は急斜面に段々畑状に植樹されている。勿論、仕事は全て人の手で行う他ないのである。

ここで注目すべきはもう一つ、栽培方法である。『Maggiorina』

4本のブドウの木を1箇所に植え、枝をそれぞれ四方に拡げて育てる。上方で支柱を囲むように蔓が伸びることで、安定感を生む。形が造れるまで7、8年掛かる。

実はこの方法はローマ時代以前のこの辺りの土地で果物作りに使用されていたとPlinio il Vecchio (プリニウス)の自然史文書に記述があるという。

Blog_piane13_640x427

Blog_piane2_640x427



このマッジョリーナ方式を現代の列式栽培に変更を掛けた畑もある。2本の木が並んでいるので痕跡がある。また木間が広いまま残している畑と、間を埋めるように新しい木を植えている場所も。

Blog_piane7_640x427

Blog_piane_19640x427



ブドウの木の周りは草花が自然の成り行きに任せて育っている。栄養、更に水分調整をしてくれ、土砂崩れを防ぐ効果がある。

森に囲まれている場所は暑さから守られ、風や湿度にも加減が良い。

Blog_piane12_640x427

Blog_piane5_640x427



世界的に異常気象の影響があり、ここも2日前は16度程しかなかったが昨日今日と28度を超えて日中はとても暑かった。5月の平均はこの位だそう。 いよいよブドウの実がお目見えです。

こちらはVespolina。湿気に弱く、皮も薄いデリケート品種。

Blog_piane8_640x427Blog_piane9_640x427



こちらはNebbiolo。Bio申請は未だだが、明らかにBio生産の畑では、ブドウの実の育ち方も様々。それぞれバランスよく量を調節したり、また夏を超えた頃に葉の量を調節、更にブドウの量も。結果的に50,000本しか造られないのです。

Blog_piane11_640x427Blog_piane10_640x427



さて今日私を案内して下さったのはChiara Tinivellaさん。趣のある芸術家肌の人生をいかにも楽しんでいる方。サムライと結婚したいそうです。

彼女も軽快に傾斜を登ります。 そして、ワインのテイスティングの時も熱心で、余りに感銘を受けた私に、2011年の市場に出たばかりのBOCAと2007年のボトルをその場で開けて比較をさせてくれました。 ネビオーロ85%に15%VespolinaというTaglio(セパージュ)でフレッシュ感と優しい質の良いタンニンが若さを感じさせるが、2007年は既にエレガントなネビオロに、大変身し、フランスワインでいうブルゴーニュ系の味わいに驚きです。しかし、未だ変化が楽しみな感じで、人生終わる前に開けたいね、と仰ってました。

Blog_piane15_640x427

Blog_piane16_640x427_640x427



彼女自作デザインのテイスティングテーブル。 

Maggiorinaのワインは10種類もの品種がブレンドされ、フレッシュ感、ミネラル、フルーティさが面白く、初めてのテイストでした。時に楽しみたいワインです。

Blog_piane17_640x427

Dsc04645_640x427

次はGattinaraのアグリツーリズモとワイン生産者アンツィヴィーノへ


Gentilissima Chiara,

La ringrazio per avermi fatto l'esperienza meravigliosa!

Mi e' piaciuta l'idea sua sulla vita.

Tanti auguri.

Kyoko Matsuyama

17/Maggio/2016

2016年5月11日 (水)

1900年代に活躍した小説家であり、ジャーナリストであり、文化人として、イタリアでとても重要な人物です。 ネオレアリズモのスポークスマンとして、彼の小説や文章を通して、イタリア北部で起こったレジスタンスの多難な時代を語っています。更に、戦後どのように社会が移り変わっていったかを、彼の視線であらゆる角度から、庶民に分かり易く、伝えてくれています。

特徴的な事して、彼の作品は童話の中に収められています。その為、小さなお子様から、大人までが手に取る事が出来、より親しみ易いことが挙げられます。

彼の両親はイタリア人ですが、キューバのサンチアゴ・デ・ラス・ベガスで生まれました。2歳の時にイタリアはサンレモへ移ってきました。

彼が取り挙げる題材は幅広く、興味深いものばかり。戦争、レジスタンス、社会問題、空想、科学...

リスが木々を飛び跳ねて器用に動き回るように、彼の文書は魅力的で、ファンタジーに溢れていたことより、彼は瞬く間に世界中に名を馳せました。

Italo Calvino

Italo_5

Domenica 12 giugno vi aspettiamo al seminario di Italo Calvino. Intellettuale, giornalista, scrittore, Italo Calvino e` una delle piu` importanti personalita` del ‘900. Esponente del Neorealismo, attraverso la sua letteratura ci fa scoprire i difficili anni della Resistenza italiana e come e`cambiata la societa` nel dopo guerra.

Italo_e_bambina_2

I suoi libri sono come delle favole, che possono essere lette dagli adulti e dai bambini.

Italo Calvino e` nato a Santiago De Las Vegas da genitori italiani. A due anni e` tornato in Italia a Sanremo. Le tematiche presenti nelle opere di Calvino sono numerose e interessanti:  la guerra e la Resistenza, l’impegno sociale, il fantastico, la scienza.

I suoi libri sono diventati presto famosi in tutto il mondo grazie al suo linguaggio lineare e ricco di fantasia. Per questo e` stato soprannominato “lo scoiattolo della penna”. 

イタリア文化セミナー 『イタロカルヴィーノ』 6月12日(日)13:00~

ご一緒に彼と彼の作品について見てみましょう。ご予約お待ちしております。

お申込みはこちら。 info@lci-italia.com   Tel 0422-24-8897

詳細はこちらをクリック下さい。

LCI イタリアカルチャースタジオ   www.lci-italia.com

2016年5月 9日 (月)

Image_aperitivo_717

毎回、大盛況のイタリア文化交流会!!

イタリアに興味がある!

イタリア語を使いたい!

イタリアのアペリティーボを楽しみたい。

イタリア好きの人と会いたい!

イタリア人と話したい!!

などなど、イタリア好きの方ならどなたも歓迎致します。

イタリア各地へ留学経験のあるスタッフも参加しますので、イタリア留学、旅行、滞在などのご相談も自由に気軽にしていただけます!

今はイタリア留学できないけど、イタリアには興味がある。という方ももちろん参加頂けます。

皆様のご参加、お待ちしております!!!

日時

2016年7月17日(日)16:00~18:00 

※終了時刻は参加人数によって前後する可能性があります。

会場

LCI イタリアカルチャースタジオ part.1

アクセス

〒180-0003東京都武蔵野市吉祥寺南町2-29-5(半地下)
中央線・京王井の頭線「吉祥寺」駅公園口から徒歩7分

会費

お1人 2,500円
(アペリティーボスタイルの軽食とワイン付き! ※ソフトドリンクもご用意しております。)

お問合わせ・お申込み:

info@lci-italia.com 宛に、お名前、ご連絡先、人数を送ってください。

主催: 留学、旅行窓口Serenitalia、イタリア語教室LCIイタリアカルチャースタジオ、スクオーラレオナルドダヴィンチ東京窓口

※お早めにお申し込みください!!

Photo_4