2023年7月11日 (火)

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La Maliosa(ラ・マリオーザ)はトスカーナ地方南部、マレンマ内陸の丘陵地帯にある有機農園です。

近くにはサトゥルニアの天然温泉や、エトルリア人の街ピティリアーノなど、歴史が止まったような場所がいくつもあります。

広さ160ヘクタールという広大な土地の中に、穀物やオリーブ、ブドウ、ハチミツなどの農園を造り、更にロバを放牧しています。 こうすることで、近隣で巻かれた農薬や、トラクターの排気ガスから影響を受けない環境を作っています。

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2010年にはビオとビオディナミの認証を取得したそうですが、基本的には本来あるべき姿の自然環境を実現し、持続可能な農法でオリーブオイルやワインを生産しているのです。

そこには熱意以外のなにものでもない、Antonella Manuli女史の信念を感じます。

そのプロジェクトの発端はLorenzo Corino博士であり、彼の説く『生物の多様性(Diversita')、長期的視点、持続可能(Sostenibilita')、環境、土壌、人々の健康(Salubrita')』といった考えを【Metodo Corino】として確立し、世界に広める活動を行っています。

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畑は6ヘクタールと小規模です。表土の硬化を抑え、有機物や微生物を利用することで土を守っています。

古くから栽培されてきた品種、チリエジョーロ、サンジョベーゼ、アリカンテ、白はプロカニコやアンソニカ、グレケットを栽培しています。

農園内にはツルを伸ばす野生ブドウも存在するそうで、いかに自然体な場所か分かります。

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ビオディナミ農法を取り入れているといっても、プレパラートの動物性の物、角などは使用しないという徹底ぶりで、カテリーナさん他若い人たちのチームで力を合わせて運営しており、私達など訪問者へのサービスも素晴らしく、彼らの想いが伝わってきました。

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ASINO(ろば)は、とても人懐っこく、愛らしかったですが、運搬など畑仕事を手伝っているそうです。

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StarBox:広大な土地にいくつかの丘があり、そこにスターボックスと呼ばれる小屋があります。

中にはベッドがあり、屋根がオープンしますので、静寂の中で夜空の星を眺めながら過ごせます。

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カンティーナはとても小さいもので、ラベルを1枚づつ手で貼っているところを披露頂きました。

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VINI NATURALI(自然ワイン)といっても美味しくなくてはダメです。

畑からカンティーナまで訪問すると、他の植物や生物との共存で豊かに育ったブドウから造られたワインであるかを実感し、

アルコールとはいえ、体に良い気分になってしまうエシカルなワインを体験しました。

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実はラ・マリオーザのオリーブオイルは、既に定評があり、品質の高さは有名ですが、

自家製パンとテイスティングで実感です。

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午後は気持ちのよい天気に恵まれ、外でピクニック。

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夜はLa Maliosaが運営するワインバーがサトゥルニアのチェントロ、ピアッツァにあります。

 Piazza Vittorio Veneto, 29, 58014 Saturnia GR

インテリアだけでなく、食材にもこだわっていて、郷土料理のパスタPICIやイノシシのラグーソースにも大満足。La Maliosaのワインと合わせます。

Antonellaさんを囲んで、故人Lorenzo博士を偲びながら、私個人的にも有意義な時間に感謝です。

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Cameriere君はとても爽やかイケメン。サービスも手際も素晴らしかったです。

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近くには、La Maliosaが所有する5人位泊まれる素敵なアパートもあります。

モスグリーンと白をベースにした優しい、お洒落なデザインは、旦那様がなさったそうです。

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サトゥルニアのテルメ Cascate del mulino di saturnia

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今年は雨が多く、到着する2-3日前まで大雨で、実は、ブドウやオリーブにも雹の被害があったそうで、今年の収穫は心配です。

人工的な介入はしないラ・マリオーザは本当に厳しい状況と思いますが、信念の強さに励まされる思いです。

2023年5月 LCIイタリアカルチャースタジオ Kyoko Matsuyama 旅の記録



2023年7月 7日 (金)

この暑い時期にプロセッコは欠かせませんが、今やプロセッコのレッテルも払拭しなくてはなりません。

和食の前菜からデザートまでのフルコースに最初から最後まで合わせることが出来ます。

また、残糖度(ブリュットとエキストラ・ドライ)を変えてみたり、製法(シャルマ、メトド・クラシコ)、色(ロゼ)の違いを楽しむなど、ヴァリエーションが広がっています。

そして何よりも、繊細さ、味わいの深みなどクオリティもとても高くなっていますから、アペリティ―ボだけに終わらず、あらゆるお食事に合わせてみたいと実感しました。

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今日のプロセッコ生産者は イル・コッレ IL COLLE(複数の丘を意味する)はコネリアーノ・ヴァルドッビアーデネの中の、San Pietro di Feletto サンピエトロ・ディ・フェレットに位置します。

DOCGのエリアにあり、プロセッコDOCGとDOCを作っています。

この地域は 2019年に【Patrimonio UNESCO 世界遺産】に登録されました。 

特徴としては写真のように、ブドウ畑が美しく並んでいるだけではなく、個々に森林で囲まれている事だと思います。こうして、自然との共生、多様性が守られ、ブドウにもよりいい環境になっています。

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SOLOITALIA-林茂先生の主催で、ワインインポーターは大倉フーズ。

今回は和食とのアッビナメント。

お店は神田明神下にある『みやび』にて、季節の食材を目でも楽しめるコダワリ満載のお料理が並びました。

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合わせたワインはこちらの4種類です。順番に見てみましょう。

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【プロセッコDOC トレヴィーゾ スプマンテ・エクストラ・ドライ】PROSECCO DOC TREVISO SPUMANTE EXTRA DRY

最初の喉の渇きを癒しつつ、前菜に合わせたいこの一本。

ブリュット【残糖度12g未満】もありますが、エクストラ・ドライ【残糖度15-16g】のこちらのプロセッコの方が暑さによる疲労感を回復してくれそうです。また和食の前菜にはほんのり糖度がある方が合わせやすいです。 洋ナシや黄色いリンゴの香り、風味。

ブドウ:グレーラ 85%,シャルドネ 15% 

収穫は手摘みで、仕立てもシルヴォという伝統的な高さのあるコルドン式を用いるなどコダワリを感じます。

更に、発酵に15日、シャルマ法で二次発酵し30-40日熟成、チルドで8日間と時間をかけて造っています。

厳選酵母を使用しシャルマ―法で二次発酵を行っています。

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【前菜】ジュンサイの酢のもの仕立て、スイカに見立てた小メロンは明太子、豚肉を巻いた谷中ショウガ、佐島のタコ、ちりめんじゃこ入りおこわを万願寺唐辛子で巻いたものなど  目で楽しい、味わって美味しい、プロセッコ・エキストラドライとぴったりでした。



【コネリアーノ・ヴァルドッビアーデネ・プロセッコ・スーペリオーレDOCG スプマンテ・ブリュット・ミッレジマート】CONEGLIANO VALDOBBIADENE PROSECCO SUPERIORE DOCG SPUMANTE BRUT MILLESIMATO 2021

 ≪Metodo Il Colle≫ イル・コッレ独自のスプマンテ製法 

畑指定のブドウを手摘みした後、モストを直接スプマンテにする方法で、40日間ほどかけて行います。よって発生する亜硫酸塩は微量になり、香りも収穫したてのブドウ果実そのままを感じられ、青りんご、洋ナシなど。

ブドウ:グレーラ 100% 単一畑(区画のことをRIVEという):San Pietro di Faletto

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お食事は巻海老や玉蜀黍トウモロコシの天ぷら、太刀魚と新蓮根の天ぷら。すべて岩塩で頂くことで、プロセッコの塩味、ミネラルと天ぷら食材の旨味と塩味に完璧な合わせでした。



【コッレ・バイオ コネリアーノ・ヴァルドッビアーデネ・プロセッコ・スーペリオーレDOCG スプマンテ・ブリュット・ビオ&ヴィーガン】COLLE BAIO CONEGLIANO VALDOBBIADENE PROSECCO SUPERIORE DOCG SPUMANTE BRUT Biologico e VeganMILLESIMATO 2021

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 ≪COLLE BAIO≫ 5hのBIO認定の畑を持っており、そこにフォッリーナという畑で造る限定ワイン。

バイオというのは、栗色ベースに鬣と足元が黒色をしている馬の種類のことで、1500年頃ヴェネツィアから伯爵がバカンスにこの馬を連れて、この辺りで過ごされていました。その間、バイオ馬が駆け回っていた場所として、COLLE BAIOと名付け、特別区として引き継がれています。

BIO指定ということで、周りは森林で囲まれ、ビオ環境を保っています。

ブドウ:グレーラ85%、その他は土着品種(ヴェルディーゾ、ビアンケッタ、ペレーラ)

2次発酵はソフト圧搾した後、低温14℃でシャルマ―法によって個別に25日間行います。更に40日間澱と共に40日間熟成。

香りはトロピカルなフルーツを感じるが、口に含むとフレッシュなリンゴやレモングラスなど、余韻にほんのり苦みを感じさせます。やや濃いめのお食事に合わせたくなります。

お食事は鮎の春巻き揚げ、豆腐干をパスタに見立てた桜エビのペペロンチーノ、木の芽のソースが一層ワインに合います。



【プロセッコDOC ロゼ ミッレジマート・スプマンテ・エクストラドライ】PROSECCO DOC ROSE' MILLESIMATO SPUMANTE EXTRA DRY 2021

ロゼのプロセッコは、見た目にも華やかで、ドライ感とコクを共に楽しめる、お食事にも合わせられる注目のワインです。

3haのピノネロの畑を持っており、やはり手摘みで収穫し、グレーラとは別に1次発酵させます。

2次発酵の際に合わせて、60日間かけていきます。

ブドウ:グレーラ90% ,ピノネロ10%

プロセッコ・ロゼは殆どの生産者がBRUTで造るそうですが、ここILCOLLEは酸度を高くして、糖度バランスを取っているそうです。その為、合わせるお食事の幅が広がります。

香りは初め、ラズベリーの甘ずっぱさが広がります。それからリンゴや洋梨といったグレーラの香りがします。

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ポン酢で頂く、豚肉のしゃぶしゃぶは、生産者きってのリクエストだったそうで、店長みずからしゃぶしゃぶして下さったという贅沢な一品でした。



ホワイトコーン、香川の味来もろこし御飯にはグアンチャーレや日本一こだわり卵が入っており、絶品の〆でした。

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生産者のSARAさんはとても元気で愛らしい方で、IL COLLEへの情熱が伝わってきました。

お母様もご一緒に来日されておりましたが、今は兄弟3人がワイナリーを引っ張っているそうです。

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IVS Japan 日本イタリアワインソムリエ 

http://www.ivsjapan.com/

Kyoko Matsuyama

2023年7月 1日 (土)

SOLOITALIAによるテイスティング会では 9社の生産者が参加し、ソアーヴェだけをテイスティングし、発展し続けるソアーヴェの多様性と現状を知るとても良い機会となりました。

LE UVE:ソアーヴェの主なブドウは Garganega (ガルガネーガ)(写真左側)

  30%ブレンド可能なブドウのひとつ Trebbiano di Soave(トレッビアーノ・ディ・ソアーヴェ)(写真右側)

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写真:HP:https://www.ilsoave.com/le-uve/ 


テイスティングワインについて(頂いた資料より)

まず Cantina di Soaveより【POESIE Soave Classico DOC 2022】

ポエジーエ(折々の詩)と名付けたように、リンゴやパイナップルの果実味と爽やかなミネラル感が多くの人の気分を高めてくれる、ウェルカムドリンクにぴったりです。
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次に生産者 Cantina Valpolicella Negrar(ネグラ―ル), ソアーヴェ・クラッシコ地区にあり、ラベル別にインポーターも3社が取り扱うほど日本に馴染みのある生産者です。

Domini Veneti Soave Classico DOC 2021 のシャルドネ、トレッビアーノ・ディ・ソアーヴェをブレンドしたステンレスタンク熟成タイプと Tremenaltoは10%オーク樽3か月熟成をブレンドしたガルガネーガ100%タイプとの明確な違い、前者の白桃のような繊細さ、後者はコクや厚みを楽しむことができます。 

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生産者 Corte Adami コルテ・アダミ

【Soave DOC 2022】広いソアーヴェ地区とはいえ、収穫後のコールドマセラシオンなどの温度管理と澱引きなし2か月置くなどの作業、さらに品種にトレッビアーノを10%加えたことから、果実の熟度を感じさせ、2022の若いヴィンテージにおいても、凝縮感を楽しめます。

一方、【Vigne della Corte Soave Superiore DOCG 2019】は 標高350mにある畑限定で、樹齢約40年のブドウを遅摘み、シュールリーなどを施しています。樹齢を感じない爽やかな酸と少し熟したリンゴの果実味があります。深みを増す熟成を期待したいワインです。

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Corte Canella【La Vero Soave DOC 2022】 生産者コルテ・カネッラはソアーヴェ地区ですが、全て手摘みで収穫し、ブドウの選別を行っています。

また、8月初旬には間引きを行って、色み、アロマ、ストラクチャーのクオリティを高める結果をもたらしています。

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10%トレッビアーノ・ディ・ソアーヴェを使用しており、収穫後に一部のブドウは20日間乾燥させます。こうしてできるワインは、ガルガネーガ特有の苦みはなく、白い果実とフローラルな香りと味わいが充実します。   

単にソアーヴェと言っても、ここまでコダワリを持って作るとクオリティの高さと個性を表現でき、味わう側の満足度が充足されます。

生産者による説明では、日曜日に友人とのブランチ前に頂きたいワインだそうです。



【Corte Mainente】コルテ・マイネンテ ㈱ノルレェイク・インターナショナルが輸入するこちらは4つのラベルがあり、夏のお食事では前菜からドルチェまで これらのグラスで合わせて楽しみたいです。

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ひとつめは Soave DOC 2019のチェンジェッレ。白い花を思わせる、軽やかさと柔らかさが特徴で、前菜に合わせたい。

Soave Classico DOC 2021のピーニョはステンレスとセメント槽で熟成。アーモンドの風味とコク、ボディーがあります。

Soave DOC 2019のネットロワールは 黄金色で、半分ブドウを陰干しして使用しているため、力強さと上品さのバランスがよく、まろやかな余韻が特徴的。


Recioto di Soave DOCG 2017 のLUNA Nova (新月の意味)レチョートは陰干しさせ、貴腐菌が育ち、特有のシロップ漬けのフルーツの香りが生まれます。上品な甘さはこのまま頂いても良いですし、デザートに合わせて頂きたい。

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Gianni Tessari】
 ジャンニ・テッサーリも日本に馴染みのある人気の生産者といえるでしょう。

SOAVE DOC 2021はステンレスタンクを使用。ソアーヴェの白い花やセージ、酸とミネラルを忠実に表現しています。

それに対して Soave Classico DOC 2020の Perinato は単一畑で 大樽で発酵、8-10か月熟成と樽によって金色の深みのある色あい、そして、アンズのような濃いめの柑橘系フルーツ、ハーブやアーモンドなどの複雑な香り、そしてミネラル感しっかり。

合わせるお食事は一変して、お肉やお魚の燻製調理などの味わい深いお料理にもあわせたい。



【INAMA】 ソアヴェ・クラシコのトップ生産者のひとつ、イナマ社も初代オーナー、ジュゼッペ氏はフォスカリーノの地に畑を購入しましたが、今では3人の息子たちがカルボナーレの地に畑を持ち、独自のエレガントなスタイルのソアーヴェを作っています。

また黒ブドウのカルメネーレのクオリティ向上に最近は力を入れており、フランスからエノロゴも呼んだほどです。

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自然派ワインスタイルのソアーヴェ【ZAMBON】ザンボン

ビオやビオディナミ製法を用いて、いわゆる自然派のワイン造りを行っています。

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Soave Vulcano DOC 2020 はガルガネーガ100%で、ろ過せず、シュールリー10か月熟成。

仕上がりは柑橘の優しい香りとスッキリな味わいがあり、見直された高品質な自然派ワインを目指している事が分かります。

Soave Duello Vulcano DOC 2019

樹齢100年以上というのは特記すべき点です。

クリオマセレーション、天然酵母で30-40日間の発酵とゆっくりブドウが自力で変化していくのを待っているのです。一部セメントタンク使用。

仕上がったワインは柑橘系の香りと黄色い果実のニュアンスがあり、塩味すら感じるミネラル感が充実しています。



SOAVEの産地の概要について  次回のブログで詳細アップします。

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IVS Japan (一社)日本イタリアワインソムリエ  

Kyoko Matsuyama

http://www.ivsjapan.com/

2023年6月26日 (月)

トスカーナのさかなクンとPescaturismo!
マレンマ地方の美しい海を守るために働くPaoloさん


快晴に恵まれ、我々一向はPaoloさんの船で彼が愛するマレンマの海をクルージング。
彼は代々続く漁師だが、近年違法漁によって、魚が激減してきた為、自主的に海を守る活動を行っている。観光客を呼び、クルージングをしながら海の大切さを伝え、またその日釣ったお魚料理とワインを振舞ってくれます。
こうして得られる収入をその活動に充てており・・・
続きはこちら⇒
LCI-Kyokoといくエノガストロノミアの旅の1ページ

 
 

イタリア伝統料理とワイン講座
7月 Cucina Veneta ヴェネト州

【日程】
 7月23日(日)11:00〜14:00 
 7月24日(月)11:30〜14:30

Menu : 
 Risotto al radicchio   ラディッキオのリゾット
 Baccala' alla vicentina ヴィチェンツァのバッカラ(干鱈)料理
 Dolce: i biscotti pevarini  ビスコッティ・ペヴァリーニ
Abbinamento:おすすめイタリア
ワイン2種と合わせます
お楽しみに!Vi aspettiamo!
▶︎ 料理講座の詳細・お申込みはこちら
 

ロイゾンのパネットーネ&パンドーロ 注文受付
毎年人気のクリスマス伝統菓子のご注文は 7月4日まで!

今年もロイゾンのパネットーネ・パンドーロの予約販売が始まりました。
〆切は7/4までです。ヴェローナ発祥のパンドーロとミラノ発祥のパネットーネ!今から楽しみなクリスマスプレゼントとしてご注文いかがでしょうか。
商品一覧や金額などはこちらをご覧ください。
オンラインショップ:https://italia.ocnk.net/product-list/57
 
イタリアワインを楽しもう〜 IVS Japan ワイン会
7月14日(金) 19:00 ディナー5席のみ特別優待!
テーマ『マルケ州の土着品種とのアッビナメント』

Kyoko先生が代表理事の「IVS Japan」が開催するワイン会にぜひご参加ください。
 ~ヴェルディッキオの地域別イエージ &マテリカを比べる
 ~3種の製法別で味わうヴェルディッキオ
 ~マルケを代表する赤ワイン『ロッソ・コーネロ・リゼルヴァDOCG』
 参加費10,000円のところ 8000円でご優待します!
ワイン初心者でも大丈夫です。詳細はこちらをご覧ください。http://www.ivsjapan.com/event.html

 

イタリア語ポッドキャスト

〜L'italia in numeri〜
← 画像をクリック!リスニングにチャレンジしてみてください。
今回はイタリアに関する数字のクイズ! 地理、政治、習慣などをテーマに出題されます!イタリアについてどのくらい知っていますか?

ミラノ、ローマ、フィレンツェ、トリノにあるスクオーラレオナルドダヴィンチでは話せるイタリア語にフォーカスしたレッスンを展開しております。そこで生まれたのがこのポッドキャスト!早速聞いてみてください。
 
SaraとFedericoのおもしろイタリア語会話 SaraとFedericoのおもしろイタリア語会話
LCIのYouTube !くすっと笑える2人の会話シーンを観ながら、イタリア人が日常会話でよく使うフレーズを学べます!動画ご覧ください⇨

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イタリアワインがお好きな方へ
イタリアワインを学び、楽しむ会『IVS Japan』
 
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2023年6月20日 (火)

Sus Pitsozus alla Crudaiola   手打ちパスタ:スス・ピッツォズスのサラダ仕立て

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 Fregola con arselle  フレゴラのアサリソース

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※Pane Guttiau パーネ・グッティアウ(サルデーニャのパン『パーネカラサウ』&オリーブオイル)

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 Dolce: Seadas al forno  サルデーニャの定番ドルチェ:セアダス(オーブン仕立て)

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【日程】

6月17日(土)11:00〜14:00  ※土曜日です!

6 月19日(月)11:30〜14:30

Menu :

 Fregola con arselle  フレゴラのアサリソース

 Sus Pitsozus alla Crudaiola   手打ちパスタ:スス・ピッツォズスのサラダ仕立て

 Dolce: Seadas al forno  サルデーニャの定番ドルチェ:セアダス(オーブン仕立て)

※Pane Guttiau パーネ・グッティアウ(サルデーニャのパン『パーネカラサウ』&オリーブオイル)

マレンマ地方の美しい海を守るために働くイタリアのさかなクンこと、PaoloさんのPescaturismo!(ペスカツーリズモ)

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快晴に恵まれ、我々一向はPaoloさんの船で彼が愛するマレンマの海をクルージング。

彼は代々続く漁師だが、近年違法漁によって、魚が激減してきた為、自主的に海を守る活動を行っている。

観光客を呼び、クルージングをしながら海の大切さを伝え、またその日釣ったお魚料理とワインを振舞ってくれます。

こうして得られる収入をその活動に充てているそうです。

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以前に日本のテレビ番組【アンビリバボー】でも取り上げていたことを後に知りました。

この近海の海底では「ポシドニア」という海藻が「海底草原」を形成していて、海の生態系を保っていたのですが、

底引き網漁によって海藻などを痛めてしまうため、被害は深刻でした。

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そこで、アーティストたちに協力を呼びかけ、彫像を制作して、海に沈めるというプロジェクトを行っているのです。

こうすることで、底引き網漁はできなくなり、ダイビングする人たちにとっても海中博物館となって、楽しんで頂けます。

日本の有名な彫刻家に是非造ってもらいたいと、パオロさんの希望です!

どなたかご紹介ください!!!Cercasi uno scultore giapponese!

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海の上で、釣った魚を調理してくれました。

カツオのカルパッチョやクロスティーニ、それに白ワインはやはりヴェルメンティーノ・トスカーノ!

軽やかながら塩味の効いた爽やかなタイプがぴったり合いましたね。

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ユーモアたっぷりの明るいパオロさんですが、海を守りたいという情熱がとても伝わってきました!

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今日も大漁! Kyo mo Tairyo!  Viva! Paolo!!!

25 Maggio 2023  

2023年5月 LCIイタリアカルチャースタジオ Kyokoと行くエノガストロノミアの旅より

2023年6月19日 (月)

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最近は日本でも良く見かける、クリスマスの伝統菓子パネットーネとパンドーロを召しあがったことはございますか。 

ロイゾン社のパネットーネは、小麦粉、イースト、ドライフルーツなどの各素材にこだわり、イタリアで有名です。 

LIEVITO MADRE(自然酵母)を使用してゆっくり発酵させた生地は、消化しやすく、胃もたれすることなく、ひと口、ふた口と進んでしまいます。現地ではクリスマスはもちろん、朝食にも頂きます。
また、ロイゾンは、美しいパッケージも大きな特徴のひとつでギフトにもお勧めです。 

☆☆☆LCIの特別価格で販売!予約注文のみのご案内です☆☆☆  予約〆切 2023年7月4日(火) 

今年も素敵なパッケージでラインナップされております。今から楽しみなクリスマスプレゼントとしてご注文いかがでしょうか。

配送をご希望の方は、オンラインショップもご利用くださいませ。 

商品ラインナップ

①パネットーネ クラシコ "GENESI" (リボン箱入り) 500g 完売!
綺麗なリボン付き箱入り スローフード協会認定こだわりの材料を使用した最高級トップラインです。

②パネットーネ クラシコ "BAROCCO" (特製ギフトボックス入り) 500g 完売!
毎年変わるギフトボックスは冬らしくエレガントなデザイン。

③パネットーネ クラシコ "LATTA" (特製ギフト缶入) 750g 完売!
帽子ケースのような丸い特製ギフト缶入りの大きめのパネットーネ。

④パネットーネ "DI VINO" パッシートワイン入り 500g 完売!
ブドウの旨味を凝縮させた陰干しブドウ"パッシート"入り

⑤パネットーネ "MANDARINO" マンダリンオレンジ入り 500g 完売!
希少なシチリア・チアックリ産マンダリンオレンジ入り。

⑥パネットーネ "FICO" カラブリア産イチジク入り 500g 完売!
有名なカラブリア産イチジクとサルタナ種レーズンたっぷり。

⑦パネットーネ "AMARENA" チェリー入り 500g  完売!
ブラックチェリーの心地よい甘酸っぱさが絶妙な逸品。

⑧パネットーネ クラシコ "ROYAL" (箱なし ソフトパッケージ) 500g 完売!
綺麗な紙とリボンで可愛らしく包装のクラシコ。

⑨パネットーネ クラシコ "ASTUCCI" (簡易パッケージ) 500g  完売!
"Astucci"は、手頃に美味しいロイゾンのパネットーネを楽しめるデイリーライン。トップラインとは、フルーツの割合や材料が異なります。

⑩パンドーロ クラシコ "ASTUCCI" 1kg  完売!
カカオバターと卵黄を使い、しっとりふんわり焼き上げたヴェローナ伝統菓子。

⑪パネットンチーノ "Panettoncino" クラシコ (ミニ) 100g x4個セット 完売!
手頃な価格で気軽にロイゾンのパネットーネを楽しめるデイリーラインのミニサイズ

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 お問い合わせは イタリア食材エルシーアイまで

 TEL: 050-5849-3976  Eメール: shop@italia.ocnk.net 

 

賞味期限(約8ヶ月):2024年2月末~3月 

presentパネットーネは特別な天然酵母で作られており、保存料無添加でありながら長期保存が可能です。

present 商品は、11月下旬に入荷次第、発送致します。  

 

ロイゾン パネットーネのプロモーションビデオ↓


YouTube: Ecco come nasce il Panettone Loison!

Pop

 xmas ヴェローナの伝統:パンドーロ 

パンドーロ (Pandoro) は、ロミオとジュリエットの街・ヴェローナ発祥の伝統菓子。

ロンバルディア州発祥のパネットーネと共に、イタリアのクリスマスを代表するお菓子の一つです。

 バニラの香りがついた粉砂糖をふりかけます。(更に写真のように横にカットして重ねるとツリーの形に!)

「黄金のパン」を意味する名の通り、生地はやわらかく、たまご由来の黄金色!

パネットーネと違いドライフルーツは入っていませんが、そのシンプルな見た目とは裏腹に、

ロイゾンのパンドーロは、最高級の食材と酵母を使い、大変な手間と時間をかけて丁寧に作り上げられた逸品です。

なんと、良い香りの粉砂糖も一緒についております! ぜひお試しあれ!


LCIイタリアカルチャースタジオ

2023年6月 9日 (金)

IL BANCHETTO MEDIEVALE~ Castiglion-fiorentino
中世の貴族気分を味わう~


今回お邪魔したのは、バンケット・メディエヴァーレ(中世の饗宴を再現する)お祭りです。
お料理は中世のシニョリーエSignorieや貴族たちがパーティで頂いていたものを、史実に基づいて再現しています。Sbandieratori(ズバンディエラトーリ)の旗演技のレベルも高く、サルティンバンコも火や剣を操り、真剣です。ワインに料理に音楽にと宴は夜中まで続いたのでした・・・
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LCI-Kyokoといくエノガストロノミアの旅の1ページ
 
 

イタリア伝統料理とワイン講座
6月 Cucina Sarda  サルデーニャ州

【日程】
 6月17日(土)11:00〜14:00 ※今回は土曜です!
 6月19日(月)11:30〜14:30

Menu :
Fregola con arselle  フレゴラのアサリソース
Sus Pitsozus alla Crudaiola   手打ちパスタ:スス・ピッツォズスのサラダ仕立て
Dolce: Seadas al forno  サルデーニャの定番ドルチェ セアダス(オーブン仕立て)
※Pane Guttiau パーネ・グッティアウ(サルデーニャのパン『パーネカラサウ』&オリーブオイル)
Abbinamento:おすすめサルデーニャ
ワインと合わせます
お楽しみに!Vi aspettiamo!
▶︎ 料理講座の詳細・お申込みはこちら
 

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20〜70代まで幅広い方が学ぶ、語学&観光が楽しめる学校

 
この動画は、【スクオーラ・レオナルドダヴィンチ】の美術史コースの一部をご覧ください。
現地の雰囲気を感じてください!
モニカ先生の美術史コースは長年大人気で、分かり易くはっきりとしたイタリア語で、ガイドブックには載っていないエピソードを交えて面白く解説してくれます。

当LCIイタリアカルチャースタジオが日本窓口を担っている老舗の語学学校スクオーラ・レオナルドダヴィンチのHPはこちら(https://www.scuolaleonardo.com/jp/

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このコースは、教室対面またはオンラインで、グループは2~5名。
60分レッスン12回で 受講料は税込33,000円。(事前に無料体験レッスン可)
時間帯は、毎週土曜14:00、毎週木曜14:30または18:30 の3クラスです!
内容などの詳細は こちらをご覧ください。

 

イタリア語ポッドキャスト

〜Come nelle favole〜
← 画像をクリック!リスニングにチャレンジしてみてください。
おとぎ話や童話に関連した慣用句はたくさんあります。このエピソードでは、世界で最も有名なイタリアのおとぎ話、ピノキオについて話します。新しい言葉や言い回しを学びましょう!

ミラノ、ローマ、フィレンツェ、トリノにあるスクオーラレオナルドダヴィンチでは話せるイタリア語にフォーカスしたレッスンを展開しております。そこで生まれたのがこのポッドキャスト!早速聞いてみてください。
 
NOTIZIA!

オンラインレッスン開講時間拡大!
月~金 9:00~22:00
土 9:00~20:00
日   9:00~17:00
朝も是非有効に使ってください♪

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梅雨もイタリア語やイタリア文化を楽しく学んで、乗り切りましょう!
 
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2023年6月 6日 (火)

中世の貴族気分を味わう~

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『ライフ・イズ・ビューティフル( La vita e bella) 』の映画の舞台でも有名なArezzo(アレッツォ)の街と『トスカーナの休日』の映画の舞台となったCortona(コルトーナ)の町の丁度間に位置する【カスティリオン・フィオレンティーノ(Castiglion-fiorentino)】という村があります。新市街も含むと13,000人規模であるが、旧市街(Centro-Storico)は標高の高い山の頂のように立っているとても小さな村である。

その昔エトルリア人によって造られ、てっぺんにはエトルリア遺跡博物館があるほどです。

また広場にあるヴァザーリの回廊が素晴らしく、そこから見下ろすように望む景色は夕陽の色に染まって、とても美しかった。

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さて、今回お邪魔したのは、バンケット・メディエヴァーレ(中世の饗宴を再現する)お祭りです。

カスティリオン・フィオレンティーノには3つのRIONE(区画)があり、各地区の旗を持っている。

6月の第3日曜日にはシエナで有名なパリオ(競馬)を、やはりここでも、3つの地区で争うそうだ。
●Terziere di Porta Fiorentina
●Rione Porta Romana
●Rione Cassero

このうちのテルツィエーレ・ディ・ポルタ・フィオレンティーナが主催するお祭りで、200名ほどの予約限定のとても思考を凝らした内容であった。

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この 門が開くと入場します。女性にはバラの花を渡して、席まで案内されます。

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サルティンバンコ(道化師)が、席に着くと、前で演奏してくれます。

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当時の僧侶の恰好をした人がキャンドルを灯して、出迎えてくれます。

若い女性たちはMadama(貴婦人)を装っています。実際には15歳と20歳の町の女の子たちでした。

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このテルツィエーレ・ディ・ポルタ・フィオレンティーナの旗のデザインは、緑とオレンジ色をベースに白いユリの花が描かれています。

主催者Rossano氏に伺ったところ、メディチ家によって支配されたフィレンツェは赤いユリの花です。つまり、赤いユリの花は教皇側、白いユリの花はローマ皇帝側を意味するのです。

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お料理は中世のシニョリーエSignorieや貴族たちがパーティで頂いていたものを、史実に基づいて再現しています。

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Banchetto Medievale Menu~
PRIMA MISSIO

ヤギのチーズと羊のチーズのはちみつ添え
Formaggio caprino e pecorino con miele


中世初期、メディチ家がチーズは微量しか食べてはいけないと指示していました。というのも、ミルクが凝固し発酵するメカニズムが解明されてなかったためだそうです。
中世後期になってこのバンケット(饗宴)が出来た時代、チーズが貴族たちの間で重宝されるようになり、宗教的断食の時期や四旬節にはお肉代わりに食されていました。


お肉とアロマティックホワイトソースのラザーニャ
Lasagna rustica con sugo bianco aromatico di carni
ラテン語で『ラガヌム』は、小麦粉で作った薄い生地をオーブンか直火で焼いたものです。その生地にお肉を挟んだ、今日のラザーニャの代の有名なグルメな料理人、アピシウスのレシピに既にあったようです。13世紀には普及し、大変好まれた料理であったため、いろんな記述が残っているそうです。その中にはチェッコ・アンジョリエーリという詩人がいて、美食、女性、ワインが大好きで『他人の小麦粉でラザニアを作る者の城には壁も堀も存在しない』と説いています。

SECONDA MISSIO
ウサギの詰め物、クローブとレンズマメのほんのり酸っぱいクリームのオーブン焼き
Coniglio ripieno al forno insaporito con chiodi di garofano su crema acidula di lenticchie
クローブは古代から豊かさの象徴です。中世ではこの貴重なスパイスは牛の半頭分または雄羊1頭分に値したそうです。ダンテ『神曲』地獄篇29章(浪費家に向けた)にその価値を説いています。世界の終わりに近づいている知らせを聞いた、登場人物ニッコロ・デイ・サリンベーニは裕福を誇示するために持てる金すべてを浪費すると決めた。そこでお肉のクローブの炭焼きを用意させたのです。
レンズ豆は一般的には貧しい食材であるが、貴族の宴の料理のように仕上げのソースとして活用し、シンプルなオリーブオイルとアロマだけではないアレンジを施したのです。


煮詰めた玉ねぎのホワイトソースにからめたイノシシ肉にフィノキエットとオレンジを添えて
Cinghiale della vallata in bianco accompagnato da cipolle caramellate e arancia con finocchietto fresco 


中世の料理ではお肉の2度焼きして、たくさんのスパイスと和えるのが重宝されていた。マエストロ・マルティーノはイタリアのガストロノミアに関する書物の原点となった料理作家であり、『料理芸術の本』では「野生の豚肉は調理され、ブイヨンで煮込む。」とある。狩猟肉を水と酢(またはワイン)で茹でて、オリーブオイルとスパイス(とりわけローリエ)で火にかけていた。
ローリエは貴重な植物で、園芸家クレシェンツィが「どんな食材も胃や脳のために、ローリエと火にかけるべき」と説いた。

TERZA MISSIO

リコッタチーズ、シナモン、アーモンドのタルトとヴィン・コンチョ
Torta rustica con ricotta, cannella e mandorle accompagnata da vin concio

ドルチェとヴィン・コンチョのスパイスの主役はシナモンです。中世の貴重で高価なスパイスのひとつで王宮で使用されていました。一族のご夫妻がお客様にこの貴重なのスパイスを捧げたいと選びました。更にはアーモンドは酔い止めに効果があります。著述家プルタルコスの話ではローマ皇帝ティベリウスの息子の客人である医者はいろんな人から果敢にワインを飲ませられても酔うことはありませんでした。翌日分かったことは彼は食事の前にアーモンドを食べていたのでした。

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日々練習をして披露するSbandieratori(ズバンディエラトーリたち)はこの村の若者たち。旗を投げて演技するのだが、かなりレベルの高い技術を持っていた。こうして若い衆が村を盛り上げる慣習は素晴らしく、微笑ましい。

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こちらはこの館の領主であり王様、王女様に扮しています。

 宴の終わりの方に、ある儀式が行われます。それは、6月に行われるパリオに向け、つまり戦いが始まることを意味するので、その間は指揮権を軍の隊長に引き継ぎます。 

よって、この領主から隊長へ剣を献上する儀式があります。

 饗宴の終わりを告げるのも、王様。彼のひと言で皆さん順に退席します。

 といっても12時半は過ぎておりました。



門をくぐると、ブラスバンドのみなさんと旗手たちに旗を振ってもらって、見送られます。

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(写真左下)今回お世話になったテルツィエーレ・ディ・ポルタ・フィオレンティーナのリーダーROSSANO氏

記念撮影。 

(写真右下)その夜泊まらせて頂いたResidence SantucceのオーナーLuisellaさんはモニカ・ベルッチのような美しく気さくな方でした。またチェントロ・ストリコを案内してくださり、本当に親切にして頂きました。『この村ではみんな顔見知りなので、鍵もほとんど掛けてないのよ。』

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2023.5.27  Castiglion-fiorentino        LCI-kyokoといくエノガストロノミアツアーより

     LCIイタリアカルチャースタジオ

2023年5月 4日 (木)

 
まだ間に合うイタリア映画祭 2023
Andiamo al cinema!
日本初公開の最新のイタリア映画14本を一挙上映!
今年は朝日ホールでの開催です。未だ空席が結構ありました。『グレート・ビューティ』など名演技の俳優トニ・セルヴィッロや『ペッピーノの百歩』からずっと人気のルイジ・ロ・カーショも劇場にいらっしゃるそうです!
東京 5.2 [火]~7[日] 有楽町朝日ホール
ゲスト舞台挨拶予定ほか詳細は公式HP
 

イタリア伝統料理とワイン講座
6月 Cucina Sarda  サルデーニャ州

5月はトスカーナ州エノガストロノミアの旅へ行って参ります。
Ci vediamo a Giugno! 6月の講座のご予約お待ちしております。

【日程】
 6月17日(土)11:00〜14:00 ※今回は土曜です!
 6月19日(月)11:30〜14:30

Menu :
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LCIおすすめ イタリアおとなの短期留学をご紹介!
同世代とゆったり学ぶ 語学&観光のコース

【La Dolce Vita ドルチェヴィータコースとは】
50代以上の方を対象に、イタリア語と文化をゆったり学ぶコースで、リピーター多数、口コミで人気です。
フィレンツェ、ミラノ、ローマ、トリノから都市を選び、1〜2週間。各都市ならではの魅力あふれる場所を訪れ、その文化に触れます。 日程をづらして2都市選んでもいいですね。

ほとんどの参加者が1人で参加し、同世代のイタリア好き同志、帰国後も交流が続く方も多いです。(参加者は欧米の方が多め)
語学レッスンでイタリア語にも親しみながら、先生のアテンドで文化を体験できるのが、通常のツアー旅行とは違うポイント。春秋の気候の良い季節に、各都市で開催されています。

イタリアは、3ヶ月以内の滞在はビザ取得が不要です!
ゆったりした旅・滞在の一部に、このコースを取り入れる事もお勧めです。


【学校】1977年創立 Scuola Leonardo da Vinci 
当LCIは長年、スクオーラ・レオナルドダヴィンチの日本の窓口を担当しております。ご興味がある方は、どうぞ気軽にご連絡下さい。
 

イタリア語ポッドキャスト

〜Bella Ciao〜
← 画像をクリック!リスニングにチャレンジしてみてください。
4月25日は「解放記念日」(イタリア全土がファシズム及びナチス・ドイツから解放された日)。この祝日を象徴する曲は「Bella Ciao」です。ポッドキャストでは、カティアとアレッシオが、この曲の起源について話します。"simbolo"、"monito"、形容詞 "planetario "といった新しい単語を学びましょう!

ミラノ、ローマ、フィレンツェ、トリノにあるスクオーラレオナルドダヴィンチでは話せるイタリア語にフォーカスしたレッスンを展開しております。そこで生まれたのがこのポッドキャスト!早速聞いてみてください。
 
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このコースは、教室対面またはオンラインで、グループは2~5名。
レッスン60分が12回で 受講料は税込33,000円。(事前に無料体験レッスン可)
時間帯は、毎週土曜14:00、毎週木曜14:30または18:30 の3クラスです!
内容などの詳細は こちらをご覧ください。

 
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