マレンマ地方の美しい海を守るために働くイタリアのさかなクンこと、PaoloさんのPescaturismo!(ペスカツーリズモ)
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快晴に恵まれ、我々一向はPaoloさんの船で彼が愛するマレンマの海をクルージング。
彼は代々続く漁師だが、近年違法漁によって、魚が激減してきた為、自主的に海を守る活動を行っている。
観光客を呼び、クルージングをしながら海の大切さを伝え、またその日釣ったお魚料理とワインを振舞ってくれます。
こうして得られる収入をその活動に充てているそうです。
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以前に日本のテレビ番組【アンビリバボー】でも取り上げていたことを後に知りました。
この近海の海底では「ポシドニア」という海藻が「海底草原」を形成していて、海の生態系を保っていたのですが、
底引き網漁によって海藻などを痛めてしまうため、被害は深刻でした。
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そこで、アーティストたちに協力を呼びかけ、彫像を制作して、海に沈めるというプロジェクトを行っているのです。
こうすることで、底引き網漁はできなくなり、ダイビングする人たちにとっても海中博物館となって、楽しんで頂けます。
日本の有名な彫刻家に是非造ってもらいたいと、パオロさんの希望です!
どなたかご紹介ください!!!Cercasi uno scultore giapponese!
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海の上で、釣った魚を調理してくれました。
カツオのカルパッチョやクロスティーニ、それに白ワインはやはりヴェルメンティーノ・トスカーノ!
軽やかながら塩味の効いた爽やかなタイプがぴったり合いましたね。
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ユーモアたっぷりの明るいパオロさんですが、海を守りたいという情熱がとても伝わってきました!
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今日も大漁! Kyo mo Tairyo! Viva! Paolo!!!
25 Maggio 2023
2023年5月 LCIイタリアカルチャースタジオ Kyokoと行くエノガストロノミアの旅より