2014年4月

2014年4月23日 (水)

Foto2『FORMAGGIO』 (チーズ)のテーマでお送りしました。

4月13日(日)17日(木)18日(金)20日(日)21日(月)

 ご参加下さった皆様、有難うございました。今回参加しましたJunkoさんよりレポートを送ります。

チーズを使ったお料理だけでなく、イタリアチーズの種類や熟成についてのお話、またチーズの食べ方や扱い方など知識が広がる料理講座でした。

 

 

 

 

 

 

Antipasto Carpaccio di scamorza スカモルツァのカルパッチョ

燻製タイプのスカモルツァを薄くスライスしてカルパッチョに。レモンとオリーブオイルのドレッシングがとても香りよく、便利ですね。スカモルツァはパンにのせてトーストするととろーりと溶けてお勧めだそうです。

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  Primo FRICO フリーコ

フリウリ州 ウーディネの伝統料理。農家の人が朝から食べて元気をつける一品。モンタージオチーズと、グリルして美味しさを濃縮したマッシュポテトを合わせて丸くこんがりと焼きます。フレスコ(1~2カ月の熟成)を使用しミルキーな味わいに。ポレンタを添えるのが伝統的な食べ方です。

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Secondo Torta di ricotta e carciofi リコッタとアーティチョークのタルト

南イタリアの伝統料理。アーティチョーク、リコッタチーズとグラナパダーノを詰め込んだタルトで、優しい味わいです。リコッタはチーズの中でも一番タンパク質が多くカロリーが低いので、体調を整えるのにお勧めです。

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 Dolce SEADAS セアダス

サルデーニャの伝統ドルチェ。羊のチーズ、ペコリーノを使用します。ディスク上の生地で、ペコリーノ サルド ドルチェとオレンジやレモンの皮を包み込みます。オリーブオイルで揚げて、蜂蜜をかけて頂きます。今回は栗のはちみつと頂きましたが、濃厚な味わいでお勧めです。サクサクした表面の食感と、溶けたチーズとオレンジの爽やかな香りがなんとも言えない素朴なお菓子でした。

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  フリウリ・ヴェネツィア・ジューリア州の土着品種『VITOVSKA』ヴィトフスカは、トロピカルなフルーツやアーモンドのお花の香りが広がりますが、アルコールもあり、ミネラルがしっかり感じられる為、余韻も長く、チーズのお料理にも良く合います。

 

 

こちらは先生がトリエステで出会ったRUBBIAという生産者のワインで、日本にも入っているそうです。

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CI VEDIAMO ANCHE a Maggio! 

Aprile 2014

 

2014年4月16日 (水)

UDINE  は新石器時代から居住があったといわれるが、983年に皇帝オットー2世によりウーディネと呼ばれるようになった。また城をアクイレイアの総大司教に献上されたため、彼はこの地に居を構えるようになり、そこから発展を遂げ、重要な都市になった。

その後ヴェネツィア、フランス、オーストリアに支配されながら、1866年にイタリア共和国に編入される。

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UDINEのチェントロ(旧市街)は30分もあれば一周できそうなほど小さいですが、色とりどりのカフェや花屋、ファッションのお店が立ち並び、なかなか進めません。(^ ^)

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夕方だったせいか、どこのカフェも賑わっておりました。とても穏やかな空気が流れる場所です。

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こちらのBARも18:00を過ぎると賑わってきた。この時間になると、仕事が終わって、夕食前にワインを1杯頂きます。 昼下がりに頂く場合もあるようですが、これをTajut(タユートゥ)と呼びます。ちょうど100mlというワイン一杯のサイズのことだそうです。もちろんお替りOKです。

サンダニエレのプロシュートやポレンタにのせたサラミ、DOPモンタジーオチーズを少しトーストしたものなどを頂きます。

『AL CAPPELLO』(アル・カッペッロ)にて

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町のチーズ屋さん。あらゆる種類の土地のチーズが並んでいます。

でもやっぱりこの土地DOP『モンタージオ』は人気。 大きくは2種類あってFrescoは1-4ヶ月の熟成とSECCOは5-12ヶ月の熟成です。 セッコの方は上の写真のように、カリカリに焼いてポレンタと一緒に頂くので、フレスコとは全く味わいが異なります。 フレスコはFRICOという伝統田舎料理に良く使われます。

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そしてようやく陽が暮れ始めると、BARの外にもテーブルが並び、通り中 Tajut(タユートゥ)とおしゃべりがいつまで続くやら。

 

Marzo 2014     Kyoko Matsuyama

 

ウーディネの伝統料理は山と海に囲まれ以外にも食材が豊富です。まずはプロシュートで有名なサンダニエレですが、ここの自然の中で育てられる豚や牛のお肉を使ったステーキからハム・サラミ(インサッカーティ)類。

野菜も豊富で、3月終わり~アスパラガスの季節。

 

UDINEの駅から北へ車で10分程行ったところに4つ星のHotel La di More’tがあります。Spaなども備え、スタッフの対応も丁寧でお部屋も快適ですが、何と言ってもレストランがとても人気です。旅行者から地元の方まで通うここにはStefano Baselloというシェフがいらっしゃいます。とても真面目でシャイなフリウリ出身です。

 

彼のお料理を見てみましょう。

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1品目はいろいろTartine(タルティーネ)。右側から順に味わいが濃くなります。ラビオリの上に茹で卵と白トリュフ。フリーコ(ポテトとモンタジオを使用した伝統料理)を包んだラビオリ。土地のチーズのスフレ。フォアグラとチョコレートを包んで林檎のソースで頂く。

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  上はフォアグラとチョコレートを包んで林檎のソースで頂く。次にラディッキオ(チコリ)の苦みに合わせたラビオリ。フリーコStravecchio(熟成)をカリッと揚げてラビオリ、サラミと。 

 ワインは土着品種リボッラジャッラを併せました。リボッラの少し樽香のあるボディのあるフルーティでミネラル感のある余韻が続く。

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 土地のチーズ盛り合わせはペコリーノ(羊)、カプラ(ヤギ)のフレッシュタイプから熟したもの、青カビまで。基本的にミルク感がしっかりとしているので、オレンジやアプリコットのジャムを添えて。

ワインはピコリットのフローラルな香りが華やかではちみつを思わせる味わいがぴったりです。

子供の木のおもちゃに乗せてサービスかと思えば、こちらは石に刺さったマカロンやプラリネのチョコレートたち。彼のアイデアは確かにお客様を楽しませてくれます。

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サービスしてくださったCAMERIEREもとっても親切で、フリウリ料理の一部ですが堪能できました。

翌日ここのキッチンにて~。

キッチンでは研修生も含め、約8名の料理人が各担当に分かれてプランゾ(ランチ)、チェーナ(ディナー)の準備に平日から大忙し。つまりお客様が賑わっている証拠。

そんな中、私のリクエストに応えて郷土料理のフリーコを教えてくださいました。またタルティーネバージョンも。

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まずパスタ担当の彼に、ラビオリ生地を。それからイカ墨のペンネをリガーテにする為に本当のペンを使って巻いているところがとってもユーモラス。

 

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いよいよ『FRICO』を作ります。 玉ねぎをみじん切りにして炒めます。ジャガイモ(ORANDESI)は塩水につけた後、薄切りにして、オーブンで軽く焼くことで味わいを凝縮させます。その後マッシュにします。

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チーズはDOPモンタジオの2-4カ月のフレッシュなもの。細かく砕いたものに玉ねぎ、ジャガイモをとつに混ぜ合わせます。さらに、パルミジャーノや出汁、玉ねぎペーストなども加える為、濃厚です。

 フリーコは各家庭さまざまだがベーシックなものは、ジャガイモを使ったシンプルな農家のピアット ポーベロ(庶民の食事)。 分量はジャガイモとモンタジオが1:1。

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 この生地をフライパンで焼くとチーズの油分が溶けだし、両面が香ばしく焼ければ出来上がり。シンプルでボリュームのある農家で親しまれた一品である。チーズの風味が豊かで心もお腹も満たしてくれます。


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ドルチェはティラミス。さてティラミスの発祥地はフリウリとご存じでしたか?なぜならカフェの文化はトリエステにILLYがあることからもわかるように、アフリカとの交易が始まったときにこの港に入ってきたそうです。そこでこのレシピが考案されたそう。


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シェフStefano氏はティラミスのIeri (昨日)Oggi(今日)-Domani(明日)を表現した。

Ieriは過去で定番の形。

Oggiは現代の忙しさを表現しキャンディ型にして、簡単に食べ易く、持ち運びも出来る形にした。

未来は分からないから小さいが中身は濃く詰まっているとプラリネを宙に浮かべている。Ghiaccio Secco(マイナス20度の氷)にコーヒーを掛けて煙で未来感もたっぷり。

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彼らと一緒に頂いたPRANZOプランゾでは、今が季節のアスパラガスのリゾット。

シレーネ草、ポップを加えて更に春の風味満載。

 ここで日本人の方が修行されて、鎌倉にCoccolo というレストランを開かれていると伺いました。Hotel Ladi moret のお料理が味わえるに違いないですね。

Marzo/2014      Kyoko Matsuyama

 

2014年4月15日 (火)

イタリア伝統音楽の響き〜日本イタリアオペラ座コンサート

日時: 2014年5月23日(金)19:00 開演(18:30 開場)

会場:江東区文化センターホール  東京メトロ東西線「東陽町」駅下車 徒歩5分

指揮: アルド・サルヴァーニョ(Aldo Salvagno)

管弦楽: 日本イタリア・オペラ座管弦楽団 

歌唱指導・監修: 大前努(日本イタリア・オペラ座総監督)

入場券:※LCI特別優待¥2,000(先着15名様)  残りわずか

 お申込はこちらまでどうぞ。  Eメール:info@lci-italia.com   Tel :0422-24-8897 

 

イタリア式合奏団 ~日本イタリア・オペラ座の常任指揮者!

アルド・サルヴァーニョ氏は、あらゆる伝統音楽(クラシック)に造詣が深く、とりわけ「オペラ専門指揮者」として、ヨーロッパ・アメリカ・オセアニアの劇場で活躍中です。サルヴァーニョ氏はイタリア人指揮者の中では珍しく、一年中オペラ劇場の公演で活動しており、オペラ演奏分野での指揮能力は国際的に高く評価されています。

 

Aldo Salvagno

●プロフィール

イタリア・サレルノ出身

国立ボローニャ大学音楽研究科修了(音楽史専攻)

国立ボローニャ音楽院作曲科卒業

ペーザロのロッシーニ協会で音楽文献学を研究

グスタフ・クーン、エルヴィン・アチェル、アラン・フランシス各氏のもとで指揮法を学ぶ

ピエモンテ・フィルハーモニー管弦楽団(イタリア)常任指揮者

 声楽演奏解釈のマスタークラスを、イタリア・オランダ・ドルドレヒト・フランスで指導する

アンセルモ・コルツァーニ国際イタリア声楽コンコルソ(ブドリオ市立劇場主催)芸術監督

 

 

毎年、世界的ソプラノ歌手、ジューン・アンダーソン氏とともに同コンコルソ入賞者のための実技講習会を指導、修了演奏会を指揮。2011年、ブドリオ市立劇場でジューン・アンダーソン氏の個人リサイタルを企画・指揮する。日本イタリア声楽教育アカデミー会員。

 

イタリア式合奏団「日本イタリア・オペラ座」は、イタリア人作曲家の音楽作品演奏を専門としている日本で唯一の管弦楽団です。 イタリア半島では19世紀末頃まで、ドイツ語圏ほどに大規模な「交響楽団・交響曲」は発達しなかったかわりに、歌と楽器の独唱・独奏者を主役とする楽曲や合奏団(オペラ劇場の管弦楽団も含めて)が形成されたことがイタリア式楽団の特色です。

2014年4月14日 (月)

     モザイクの文化はイタリアの北から南まで見られ、また、この技術はローマ時代に生まれ、ビザンティンや東ローマ帝国によって発展を遂げました。

特にビザンティンのモザイクはエミリア・ロマーニャ州RAVENNAに数多くの素晴らしいモザイク作品が見られます。2004年にはUNESCO世界遺産に登録されました。

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ラヴェンナ『サン・ブイタレ教会』
Ravenna, chiesa di San Vitale
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  ラベンナ『ガッラ・プアチデェア』
Ravenna, cappella di Galla Placidia

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

シチリアにはモザイクを使用した有名なドゥオモが3つあります。都市はパレルモPALERMO,チェファルCEFALU‘,モンレアーレMONREALE。 

 

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パレルモ 『カッペッラ・パラティーナ』
Palermo, cappella Palatina
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チエファル『ドウオモ』
Cefalu`, duomo

 

 

 

 

 

 

 

 

   

  

 

実はモザイクは現代ファッションにおいても重要です。世界に名を馳せるシチリアのファッションデザイナードルチェ・ガッバーナDolce&Gabbanaはシチリアのチェファルにあるビザンティンモザイクをテーマにしてコレクションを完成させました。

 

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モザイクのルーツについて学びませんか。LCIイタリアカルチャースタジオにて、イタリア文化セミナー『ビザンティン&ランゴバルド』をお送りします。

日程:5月25日(日)13:00-15:00  参加費3500円(イタリア語生徒割引:3000円)

残席わずか。皆さまのご参加をお待ちしております。

 詳しくはこちらへどうぞ。『楽しく学ぶイタリアの民族 第2回』

 

イタリア語の記事はこちらへどうぞ。

la cultura del mosaico e` un elemento presente sul territorio italiano dal nord al sud. Si tratta di una tecnica gia` conosciuta dai romani che poi e` stata

sviluppata dai bizantini , i romani d`oriente.

In particolare nella citta` di Ravenna, in Emilia-Romagna son presenti numerosi monumenti significativi per il mosaico bizantino.

Dal 2004 infatti sono stati riconosciuti patrimonio UNESCO.

Nel sud Italia si trovano tre duomi importanti per i mosaici: il duomo di Palermo, Monreale e Cefalu`.

Ma il mosaico non si limita solo all`arte sacra. Gli stilisti siciliani di fama mondiale Dolce&Gabbana hanno addirittura creato

una collezione unica richiamando il tema dei mosaici di Cefalu` e Palermo.

Il mosaico e` un argomento davvero interessante! 

Vi aspettiamo domenica 25 maggio per scoprire insieme le bellezze dei mosaici bizantini e dell`arte longobarda!

2014年4月12日 (土)

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 トリエステ(県)、スロベニアのとの国境に位置するSan Dorligo della Valleは北方の地中海の玄関に位置し、オリーブの品種『BIANCHERA 』(ビアンケラ)を栽培するのに適した気候と土壌である。このことは、実はローマ帝国時代に遡る。

GIOACCHINO FIOR ROSSO氏は、この地でオリーブのビアンケラ品種を一筋に栽培している。 この家族の生い立ちは面白く、実はジョアッキーノ氏はオリーブ栽培を行うシチリアの家庭で育つ。 その後奥様のADRIANAさんに出会う。彼女はトリエステ出身で、彼女の家族もまたオリーブ栽培を行っていたことから、曾祖父以来のオリーブ畑9ヘクタールを引き継ぐ。2001年にMontedoroの地に13ヘクタールを入手し、2000本のビアンケラとレッチーノとマウリーノを100本づつ植樹する。

全て手作業で行う為、収穫時は家族総出で、傷のあるオリーブは取り除きながら、非常に厳密にクオリティを追い続ける。 

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  彼の畑からはアドリア海が望める。『FACCIUMARI』シチリアの方言で(海を望む)と書かれた看板には彼の故郷AGRIGENTOの景色を重ねて観ていることがわかる。

海からの温かい空気と山からの冷たい空気がちょうどぶつかる場所ですから、雷雨や雹にさらされる事も少なくない。ちょうど私が訪問した時も突然の霰に降られ、危険を感じて車に逃げこみましたが、オリーブへの大惨事になりかねない厳しい現実がある。

BORA風が強いのはMOSCA(オリーブ寄生虫)が付きにくい利点もある。トリエステは行政が生産者と二人三脚で動いており、オリーブ畑に異変や変わった虫などを見付けると、必ず生産者は県に報告し、その後専門家から指示が出されるのである。

ビアンケラの葉は写真のようにEORICAといって、風に舞うような形をしているのが特徴です。

BIANCHERAはスロベニア語でBELICAトリエステの街ではスロベニア語と併記されている看板をよく見かける。土地の人たちは両方話している。

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彼のオリーブオイルのラベル付けの面白いことには、収穫時期を3つに分けて、ラベルも値段も変えている。

 10月20日~11月10-15日に収穫したものは INTENSO  濃厚 ・・・ここから DOPが作られる。

11月15日~30日 MEDIO ミディアム

12月 LEGGERO ライト

つまり、10-11月が香り、味わいが頂点である為、その前後の期間においては弱い方へ傾斜する。(クオリティが下がる) ならば値段も変わるべきと彼は考える。 

彼の作る DOP(原産地呼称保障制度)は『TERGESTE DOP』はあらゆるコンクールでも高い評価を得ているが、例えば、この春のGAMBERO ROSSOでは3フォッリ(最高点)を。

FRUTTATO MEDIO:フルーティ ミディアム 

刈ったばかりの草の香り、ほのかに青いトマトやアーモンドが香る。

最初口に運んだ時、優しいが、次第に辛み、苦みが現れ、持続性もあります。

 
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ローマ時代の遺跡が発掘された中に、オリーブ搾油の石臼と搾り機が出てきたことが証拠となり、この辺りにオリーブの栽培がなされていたことがわかった。

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土壌はカルソ地方の石灰岩で出来ており、雨に含まれる炭酸によって溶解する性質がある。更に水分を吸収する性質の為、山に降った雨は中を通って、各所に溜まり、そこから出来る沢山の洞窟GROTTEや、小川が見られる。

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地形、歴史から、トリエステのオリーブ栽培、そしてオリーブオイルの製造へのこだわりまで、熱心にGIOACCHINO氏は語って下さいました。

お昼はご自宅に招いて下さり、Adrianaさんが作ったパスタを頂戴し、本当に温かいハートフルな人達で、オリーブもこうやって大事に愛情を持って育てられてるのだと実感しました。

 

 この日の訪問はトリエステの虹に見送られて終了しました。

Kyoko M.  Marzo/2014 

 

 

 

 

 

2014年4月 5日 (土)

オペラ音楽愛好家の方へ

イタリア伝統音楽の響き〜日本イタリア・オペラ座コンサート

日時: 2014年5月23日(金)19:00 開演(18:30 開場)

会場:江東区文化センターホール  東京メトロ東西線「東陽町」駅下車 徒歩5分

指揮: アルド・サルヴァーニョ(日本イタリア・オペラ座常任指揮者)

管弦楽: 日本イタリア・オペラ座管弦楽団

入場券:※LCI特別優待¥2,000(先着15名様) 残わずか

 只今先行販売中。お申込はこちらまでどうぞ。  Eメール:info@lci-italia.com   Tel :0422-24-8897 

 

日本イタリアオペラ座コンサートは、オペラ・声楽に限らず器楽も含めた総合的な観点からイタリア伝統音楽の知られざる魅力を紹介し、様々な楽器(管・弦)の音色や曲種の違い・特徴を知り、味わえる楽しみのある演奏会です。日本ではCDやネット上の音源でしか聴けないイタリア音楽の名作を、生演奏します。

 

オペラをもっと楽しく聴くために、イタリア・オペラ座公演の魅力をご案内します。

プログラム

 ~ジュゼッペ・ヴェルディの最もポピュラーな三つのオペラ作品から聴きどころをまとめて演奏~

イタリア19世紀の代表的なオペラ作曲家、ヴェルディによる最も有名な三つの作品『リゴレット』『吟遊詩人』『椿姫』からバリトンの独唱曲(アリア)を一つずつ選曲。

  1. ヴェルディ『リゴレット』より "極悪非道の宮廷人め" 
G. Verdi, Rigoletto: "Cortigiani, vil razza, dannata"

   http://www.youtube.com/watch?v=maebpxPKktY
   2. ヴェルディ『吟遊詩人』より "彼女のまばゆい微笑みが"
G. Verdi, Il trovatore: "Il balen del suo sorriso"

   http://www.youtube.com/watch?v=TA_00WTmaU0
   3. ヴェルディ『椿姫』より "プロヴァンスの海と陸"G. Verdi, La traviata: "Di Provenza il mar, il suol"

   http://www.youtube.com/watch?v=wZwNMjrJ0aI

 

~イタリア18世紀・管楽器協奏曲の名作二つ~

CDやインターネットの音源が普及し有名になってはいますが、日本ではめったに演奏されない二つの協奏曲です。独奏者(オーボエ・クラリネット)はいずれもオペラ座管弦楽団のソリスト団員です。

4. マルチェッロ「オーボエ協奏曲 ニ短調」
A. Marcello, Concerto in re minore per oboe

   http://www.youtube.com/watch?v=vE2O_yfgtBU

   5. メルカダンテ「クラリネット協奏曲 変ロ長調」
S. Mercadante, Concerto in si bemolle maggiore per clarinetto, op. 101

   http://www.youtube.com/watch?v=MUQpmYwPVOw

 

 ~日本初演の名作・ホルン四重奏曲・希少なイタリア人作曲家の作品~

   6. ベッローリ「ホルン四重奏曲」
A. Belloli, Quartetti per corni

 ~イタリア近代作曲家の弦楽合奏曲・日本ではなかなか生演奏に巡り会えない名曲~

   7. レスピーギ「リュートのための古い舞曲とアリア 第3組曲」 Respighi, Antiche danze ed arie per liuto, III suite

   http://www.youtube.com/watch?v=p1pYic97JW8

~ハープ音楽のイタリア流派、その魅力をご紹介~

ハープの古典曲は、日本においてはフランス人作曲家とその音楽作品がもっぱら普及し、主流であるかのように認知されています。しかしオペラ座では、ハープ作曲・演奏のイタリア流派を積極的に紹介しており、これは日本では他に類のない取り組みとして、イタリアのハープ協会関係者からも注目、賛同を得ています。オペラ座ハープ団員 佐藤杏樹さんは、第7回横浜国際音楽コンクール(2013)弦楽器部門の優勝者です。

   8. テデスキ「ハープ独奏曲 "水車小屋にて"」
L. M. Tedeschi, Presso il mulino

   9. テデスキ「ハープとヴァイオリンのための "悲歌"」
L. M. Tedeschi, Elegia per arpa e violin

   http://www.youtube.com/watch?v=G_qSyliMF40

   10. ロッシーニ「ハープとヴァイオリンのための "アンダンテと変奏"」
G. Rossini, Andante con variazioni per arpa e violin

   http://www.youtube.com/watch?v=b4nA_jo_7-c

 

~有名な映画音楽も日本唯一の生演奏で~

ルキーノ・ヴィスコンティ監督の映画『山猫』Il Gattopardo(1963)の舞踏会シーンで用いられたワルツ。イタリアの年配者・映画ファンが聴けば誰もがこの場面を思い起こすほど有名な音楽です。管弦楽での生演奏は、日本ではオペラ座公演でしか聴けないと思われます。

   11. ヴェルディ「輝きのワルツ」
G. Verdi, Valzer brillante

   http://www.youtube.com/watch?v=iuW8hqj8W-w

 

2014年4月 3日 (木)

中世にオーストリア‐ハプスブルグの統治され、その後もユーゴスラビアなど多くの国に繰り返し占領されたトリエステ。 スロベニアと国境を背にし、言語はイタリア語とスロベニア語を話す。場所によっては道案内に両方書かれている。

 
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伝統的なカフェ デッリ スペッキではやはり定番のカプチーノにザッハトルテを頂きました。更に生クリームとチョコレートがトッピングに付いてきます。(^ ^)!

ILLYカフェはトリエステ発祥ですから、街にはILLYTECAという素敵なショップがあったり、バールや家でも良く使われています。

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海を望むとても美しい広場として有名なPIAZZA DELL'UNITA D'ITALIA! そして、写真の運河CANAL GRANDE! 脇にはカフェや春らしいお花屋さんが並びます。

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カフェ文化が息づくトリエステの町には広場から伝統的なCaffe degli Specchiの他に、PANE QUOTIDIANOはゴルドーニ広場に面してあり、多くの人で賑わっています。パンやドルチェが沢山並び、反対側にはバールになっており、ジャンドゥイヤ(へーゼルナッツ入りチョコレート)のフラッペが人気でした。もちろん、定番はカプチーノ in vetro! グラスに入れて出てきます。

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滞在は駅からゆっくり歩いて10分。ピアッツァやチェントロにはとても近い場所にあるHOTEL VICTORIAがお勧め。バスタブでその日の疲れを癒して、次の日も元気に食べて歩いて。このクラスで一泊110ユーロ程度。 もしリーズナブルにペンションをご希望でしたら、この近くにオリーブオイル生産者のGIOACCHINOさんの友人が経営してらっしゃいます。お問い合わせ頂ければご案内します。

Kyoko Matsuyama  , Marzo 2014

 

 

 

 

 

 

 

 

2014年4月 2日 (水)

Prosciuto al forno Fior rosso

 

 

 

 

 

 

 

トリエステ空港近くMonfalconeのパレスホテルで開催された食のフェア。フリウリのワインやオリーブオイル、はちみつなどの生産者が集まった。

まずはプロシュートの塊をパンで包んで焼き上げた為、プロシュートの味わいが濃厚で適度な油分が旨味となって後をひきます。

『フィオール ロッソ』はトリエステでビアンケラの単一品種の品質の高いオリーブオイルを生産する。収穫時期によってラベルも変えるという。とてもこだわりと情熱を感じる。

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月曜にもかかわらず、徐々に人が増え、こちらはお勧めのワイン生産者のGRGIC。土着品種レフォスコやヴィトフスカ、マルヴァジアを取り扱う。各種1500本しか作らない。アグリツーリズモでは乗馬も楽しめるそう。ヴィオディナミを取り入れ、洗練されていない、素朴な味わいに強い印象をうけた。

 

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リゾットは隠し味にリンゴが入り、ピンクペッパーがスパイシーで軽い食感を与える。いよいよ部屋いっぱいになってきました。

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こちらのスタンドにいらしたシニョーラはお人形のようなお嬢さんを連れて参加。とても明るく親切な方で、話していたら日本に入っていることがわかり、道理で見覚えのあるラベルと実感した次第である。ヴィトフスカとテラーノは土着品種の特性上力強いにもかかわらず、とてもミネラル感のあるフレッシュなワインで、また頂きたくなります。 インポーターはMONACAさんです。 VINI ITALYにも参加されるそうですよ。 (24/3/2014)

 

 

 

2014年4月 1日 (火)

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ローマにある自然豊かな丘の上のプロフェッショナル料理専門学校『イタリアン・シェフ・アカデミー』

イタリア職業教育協会MIUR認可校。

 

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当アカデミーは、ローマ市内でもとても眺めの素晴らしい地域に位置しており、中心街にも近く、すてきな自然保護区内に位置しています。

校外スペースは広く、有機農業園も所有しています。

 

 

 

イタリアン・シェフ・アカデミーのコースはイタリア人はもちろん、外国人も受け入れております。

授業はイタリア語または英語で行われます。 3.1

イタリアン・シェフ・アカデミーの講師達は国際的に認められた教授、専門家、シェフ、ソムリエの中から選ばれた方がたです。

実践レッスンを重んじておりますので、授業で学んだ知識を活かして、シェフの道へスムーズに導入できるようにコース構成を行っております。
 
更に、イタリア全国で選ばれた素晴らしい環境での見習研修経験を積むことができます。

 

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【コース開始日程】 2014年6月3日

           2014年9月10日

1クラスは最大8名。 週3回 
スケジュール9:30~14:30 または 15:00~20:00.
イタリア全国から選別されたレストランでの研修がございます。 
コース修了時には、イタリア職業教育協会MIUR認定修了証明書が授与されます。
 
 
diamondシェフマスタープロフェショナルコース (280時間)  
  80時間レッスン(1ヶ月半)+200時間レストラン研修   2000ユーロ

diamondシェフマスタープロフェショナルコース (400時間)   
    100時間レッスン(1ヶ月と3週間)+300時間レストラン研修 3000ユーロ 

 diamondシェフマスタープロフェショナルコース (530時間) 

   130時間レッスン(2ヶ月)+400時間レストラン研修  4000ユーロ


78

10 Cucina

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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【コース開始日程】 2014年6月3日~

           2014年9月10日

1クラスは最大10名。 毎週月・水・金の午後15:00~20:00、

イタリアン・シェフ・アカデミーではイタリアだけでなく、世界的に活躍するシェフによるレッスン。

HACCP資格証明書

イタリアン・シェフ・アカデミー、ENAIP(全国職業教育協会)から修了書が発行されます。
 
イタリアン・シェフ・アソシエーションに登録されます。

 

diamondパティシエプロフェショナルコース (110時間)  EUR 1400

60時間レッスン +50時間工房やレストラン研修      
   
diamondパティシエプロフェショナルコース (230時間)    EUR 2000 
 
80時間レッスン +150時間工房やレストラン研修
 
diamondパティシエプロフェショナルコース (330時間)  EUR 3000
 
80時間レッスン +250時間工房やレストラン研修

 

 

 

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お問い合わせ先: LCI イタリアカルチャースタジオ (東京受付) www.lci-italia.com
TEL 0422-24-8897
EMAIL: info@lci-italia.com
 

 

5.1

 4.1

 

 

シェフマスタープロフェショナルコース

 
Professional course
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
お問い合わせ先: LCI イタリアカルチャースタジオ (東京受付) www.lci-italia.com
TEL 0422-24-8897
EMAIL: info@lci-italia.com
   
 
 
 
 
 
 

 

 

 
【イタリア語コース】
 
東京(吉祥寺LCIで受講
  • プライベートコース 10時間 40,000円他  グループレッスン 月4回10,000円~。要相談。
ローマ(スクオーラ レオナルドダヴィンチで受講  ★午前中 語学コース 午後 料理コース として組んで頂けます。
  • 1週間(20レッスン):200€
  • 2週間(40レッスン):360€
  • 滞在先:シェアアパート、ホームステイ 2週間:約250€
ご希望に沿ってアレンジ致します。
 
 
お問い合わせ先: LCI イタリアカルチャースタジオ (東京受付) www.lci-italia.com
TEL 0422-24-8897
EMAIL: info@lci-italia.com
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