イタリア料理レシピ Feed

2022年1月31日 (月)

 
郷土料理レシピ ご紹介!
Dolce(ドルチェ):
Biscotti al Vino ビスコッティ アル ヴィーノ

ウンブリア州、アブルッツォ州も含め、イタリア中部でよく見られます。ブドウ収穫後、クリスマスにかけて出されるお菓子です。

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材料(20個分) Ingredienti 

小麦粉  250g  Farina 00
白ワイン  70g Vino Bianco
オリーブオイル 60g Olio EXV d'Oliva
砂糖     75g Zucchero
アニスシード 小さじ 1/2 Semi di Anice
塩       少々  Sale
ベーキングパウダー 5g Lievito in polvere per dolci

(デコレーション用)粉砂糖  適量 Zucchero a velo

手順   Preparazione

①白ワインにアニスシードを漬けておきます。

②ボールに小麦粉とベーキングパウダー、塩、砂糖を混ぜ合わせます。

③手で混ぜ合わせて真ん中に窪みを作り、オリーブオイルとワイン、アニスシードを入れます。

④捏ね台に移動させ、捏ねていきます。28gずつの小分けにします。

⑤手のひらを使って20㎝の棒状に仕上げます。

⑥くるっと輪を作ります。片面に砂糖を付けます。

⑦オーブン皿にシートを敷いて、砂糖が付いた面を上にして並べます。

⑧180℃ 20分ほどで焼き上げます。

⑨デコレーションとして粉砂糖をまぶして出来上がり!

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郷土料理レシピ ご紹介!
マルケ州の伝統料理:
オリーヴェ アッラスコラーナ  Olive all' Ascolana

オリーブを1個ずつ、スパイラル状にカットして種を取り除き、具材を詰めていきます!

衣をつけて冷やしてからオリーブオイルで揚げて、カリカリの触感と、中から溢れだす旨味!美味! 大変ですが、頑張った甲斐ありです。

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材料(40個分) Ingredienti 

・オリーヴ    250g Olive (ascorane tenere)

【具材 Ripieno】
・肉類(牛、豚、鶏)75g  Carne
・パン粉 10g  Pane mollica
・玉ねぎ  1/4個 Cipolle
・ニンジン  1/2本   Carote piccola
・セロリ    1/4本  Sedano
・パルミジャーノチーズ 40g Parmigiano Reggiano da gurattugiare
・レモンの皮  1/4個 Scorza di limone (細かくしておく)
・クローブ  ひとつまみ Chiodi di garofano (細かくしておく)
・ナツメグ 適量 Noce moscata
・白ワイン  50ml  Vino bianco
・卵   1/2個  Uova
・塩   少々  Sale

【揚げ用】
・卵 1個 Uova
・小麦粉 適量 Farina00
・パン粉 適量 Pangrattato

手順   Preparazione

①野菜(ニンジン、セロリ、玉ねぎ)、お肉をグラインダーで細かくします。

②フライパンでオリーブオイルを使用し炒め、塩をして、白ワインを加えます。

③火から下ろして、足りなければミキサーで細かくします。

④ボールにクローブ、ナツメグ、レモンの皮(すべて細かくしたもの)、卵、パルミジャーノ、パン粉と一緒に練り合わせます。

⑤柔らかいが、しっかりとまとまるまで捏ねます。10分程寝かします。

⑥オリーブをナイフを使ってスパイラル状にカットし、種を取り除きます。

⑦取り除いたオリーブに捏ねたものを詰めて、オリーブの形を再現します。(ちょっとふっくらする程度に)

⑧全てのオリーブに詰められたら、Panatura(揚げるための種)を準備します。

⑨小麦粉、卵、パン粉をそれぞれ3つの容器に入れます。

⓾各オリーブを小麦粉、溶き卵、パン粉の順にまぶしていきます。

⑪冷蔵庫で10分程冷やした後、同様に3種類まぶしていきます。(カリっと揚がります

⑫オリーブオイルを温め、オリーブを入れ回転させ,きつね色になるまで揚げていきます。

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郷土料理レシピ ご紹介!
Primo (プリモ):手打ちパスタ
CANNELLONI カンネッローニ 
きのこたっぷり、ポルチーニとリコッタソース

イタリアで人気のこのレシピは、古くは1600年頃にドルチェ、今のカンノーリに似たものが登場します。
その後、いろんなお肉を巻くレシピが生まれ、1800年中盤に今のレシピに近いものが誕生し、トスカーナ風やシチリア風などヴァリエーションがありました。
1970~1980年代にイタリアでは日曜に家族が集まるという習慣が強まり、その際に好まれて作られたのが
カンネッローニだったので、イタリア中にレシピが広まりました。

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材料(6〜8人分) Ingredienti 

【生地 L’impasto】
・小麦粉 200g  farina 00
・卵  2個  Uova
・塩  少々  Sale

【ベシャメッラソース Besciamella】
・ミルク 500ml  Latte
・バター 50g  Burro
・小麦粉 50g Farina
・ナツメグ 少々 Noce moscata
・塩 ひとつまみ Sale

【具材 Ripieno】
・マッシュルーム Champignion 100g
・エリンギ  Funghi 100g
・乾燥ポルチーニ Porcini secchi 10g
・玉ねぎ Cipolla 1/2個
・リコッタチーズ Ricotta 250g
・パルミジャーノチーズ Parmigiano Reggiano (パウダー) 40g
・白ワイン Vino bianco  50ml
・ミルク 適量 Latte(ベシャメッラソースを伸ばすため)
・エキストラヴァージンオリーヴオイル Olio EXV d'oliva 適量
・タイム Timo 適量
・塩、コショウ  適量 Sale e Pepe

手順   Preparazione

【ベシャメッラソース Besciamella 準備】
①小鍋にミルク、ナツメグ、塩を入れ、火に掛けます。
②別の鍋にレンジで少し溶かしたバター、小麦粉を一度に入れてダマが出来ないよう泡立て器で力強く混ぜます。
③先に用意したミルクを加え、5分を混ぜて中程度の濃度に仕上げます。

【生地 Impasto】
①ボールに小麦粉、卵を中心に割り入れ、フォークでかき混ぜます。塩を加え捏ねていきます。
②10分ほど捏ねて生地の表面がツルっとし弾力が出てきたら、ラップをして涼しいところで1時間ほど寝かせます。
③パスタマシーンで2mmほどの厚さに伸ばし、型に合う適当な大きさ大きさにカットします。
④塩入りのお湯で2-3分アルデンテに茹でます。

【具材、ソース:Ripieno】
①玉ねぎをみじん切り、マッシュルームをスライスしてオリーブオイルで炒めます。乾燥ポルチーニは戻しておきます。
②白ワインを加えアルコールを飛ばし、塩とタイムを加えます。
③戻したポルチーニもカットし、戻し汁と一緒に和えたら、一旦火から下ろします。
④パルミジャーノ(パウダ―)と黒コショウを混ぜておきます。
【仕上げ Finale】
①ボールにキノコソースにリコッタチーズとベシャメッラソースを半分加えて、混ぜます。
②オーブン皿にオイル、又はクッキングシートを敷き、茹でたパスタにリコッタソースを乗せて巻いたものを並べます。
③並び終えたら、残りのベシャメラソースに牛乳を加えて倍ぐらいに伸ばし、掛けます。パルミジャーノチーズを掛けます。
④予熱で温めたオーブンで180℃ 40分焼いて出来上がり。

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2021年12月15日 (水)

 
郷土料理レシピ ご紹介!
Dolce (ドルチェ) :
RICIARELLI リチャレッリ(シエナの郷土菓子)

Riciarelliはアーモンド粉で作るMarzapane(マジパン)のソフトビスコット。
ナターレのドルチェとしてプレゼントに良く使われます。

パッシートなどのドルチェワインによく合います。シエナではVin Santo(ヴィンサント)が有名です。

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材料(20個分) Ingredienti 

アーモンド 粉  200g  Farina di Mandorle
砂糖  150g Zucchero  

水     10g  Acqua
砂糖    30g  Zucchero

卵白      1個分  Albumi
粉砂糖  50g   Zucchero a velo
アーモンドエッセンス 小さじ1 Estratto di mandola amara
ベーキングパウダー 小さじ 1/2 Lievito in polvere per dolci
レモンの皮  少々 Scorza di limone
(仕上げ用)
粉砂糖  適量 Zucchero a velo

手順   Preparazione

【生地づくり *生地を12時間〜寝かせます】
1)アーモンド粉と砂糖①をブレンダーで混ぜ合わせておきます。

2)小さな鍋に砂糖を30gと水を20g加えて、弱火で加熱し、溶けるまで混ぜていきます。

3)火を止めてアーモンド粉に加えて、更に混ぜていきます。

4)粉砂糖を25g、ベーキングパウダーを加えます。

5)この生地をボールに入れたまま、濡れ布巾を掛けて、常温で12時間寝かせておきます。

(12時間経過したら)
6)卵白を泡立てます。白くなったら 粉砂糖25gを少しづつ加え、レモンの皮、アーモンドエッセンスを入れます。

7)寝かした生地に加えて、木べらで混ぜ、まとまったら手で捏ねていきます。

8)棒状に形成し、約25gの大きさで、カットしていきます。

9)リチャレッリの型を作ります。オーブン皿にクッキングシートを敷いて並べます。

10)粉砂糖を振りかけます。140℃ 20分(予熱あり)で焼き上げます。

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郷土料理レシピ ご紹介!
Ribollita リボッリータ

トスカーナ地方の野菜とパンを使った田舎料理。
カーボロネロ(黒キャベツ)と白いんげんをメインに冬野菜を使った体の温まる冬にピッタリの一品です。
リボッリータは『2回煮込む』という意味ですが、貴族の昼食で残ったパンをお手伝いさんたちは、家にある野菜と一緒に煮込んだことに由来します。
今ではトスカーナの家庭料理として有名になりました。

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材料(4人分) Ingredienti 

・カーボロネロ(黒キャベツ) 200g~ Cavolo nero
  ※ケールの仲間(アレッタ:ブロッコリーxケール)
・キャベツ  150g  (1/4個)  Cavolo verza
  ※ちりめんキャベツ
・カンネッリーニ(白いんげん豆) 240g fagioli cannellini lessati
・タマネギ   1個 Cipolla
・ニンジン   1本 Carota
・ジャガイモ  1個 Patata
・トマト   1/2缶(200g)  pomodoro pelato
・セージ、ローズマリーノ、タイム、ペペロンチーノ  適量 Salvia, Rosmarino, Timo,Peperoncino
・エキストラヴァージンオリーブオイル Olio extravergne d'oliva
・塩、コショウ 適量 Sale e Pepe
・トスカーナパン(硬くなったもの) 4切れ  Pane toscano raffermo a fette

手順   Preparazione

①深鍋にオリーブオイルを入れ、みじん切りにした玉ねぎを炒めます。

②玉ねぎが透き通ってきたら、キューブ型にカットしたジャガイモやニンジンを加えます。

③カーボロネロ、キャベツは芯の部分を取り除いて、細すぎないよう帯状にカットします。

④鍋にカーボロネロ、キャベツをセージなどのハーブとトマトソースと一緒に入れます。

⑤水をたっぷり浸かる程度に加え、塩コショウし、沸ふつというまで加熱します。

⑥その後弱火にして、白いんげんを半分加え、1時間ほど煮込みます。

⑦更に残りのいんげんを加え、20-30分加熱します。

⑧塩コショウで味を調えます。

⑨テラコッタの容器の底にパンを敷きます。その上にリボッリータを入れて寝かせます。(5時間位が理想)

⓾温め直して、各お皿に盛り付け、一切れのパンを軽く焼いて飾り付け、オリーブオイルをひとかけして召し上がれ。

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郷土料理レシピ ご紹介!
Primo(プリモ):
Testaroli alla salsa di noci
テスタローリのクルミソース

水、小麦粉、塩だけのシンプルパスタ。TESTOで焼き上げます。その昔はテラコッタ製でしたが、今では真鍮で造られています。
イタリア中部地方の伝統でしたが、今ではリグーリアとトスカーナ、エミリアの州境辺りに残るレシピとなっています。
元々は小麦粉の種類は混ぜて使用していました。そば粉やセモリナ粉など。

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材料(4〜6人分 約40個分) Ingredienti 

【生地 L’impasto】
・小麦粉 300g farina 00
 ※ ミックスでもよい (そば粉やセモリナ粉など)
   小麦粉 150g,そば粉50g、セモリナ粉 100g
・水   450g  Acqua
・塩   ひとつまみ  Sale fino

【パスタソース Condimento】
・クルミ 100g noci
・松の実 20g pinoli
・アーモンドミルク 150ml latte di mandorla
・オレガノ origano
・ナツメグ noce moscata
・塩コショウ sale e pepe
・EXVオリーブオイル olio extravergine di oliva
・にんにく 1片  aglio

手順   Preparazione

【準備】
①ボールにミックスの小麦粉、塩を入れます。水を少しづつ加えながら、泡だて器などでよく混ぜます。

②なめらかで均質になるようにします。

③Testo(またはフライパン)が温まったら、オリーブオイルをキッチンペーパーで塗っておきます。

④生地(パステッラ)をレードル(メストロ)で一杯掬って、Testoの上に入れます。

⑤厚さは 3-5mm位で、約3-4分熱していきます。

⑥ヘラ(スパートラ)で裏返し、約1分加熱したら、台に移して冷まします。

⑦冷めた生地を縦に棒状にカットし、更に1辺5㎝のひし形にカットします。

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【Per il condimento ソース】
①フライパンにニンニク、オリーブオイルを入れ火に掛けます。香りが付いたらニンニクは取り出しておきます。

②その間に クルミ、松の実、オレガノ、ナツメグを軽くブレンダーにかけます。

③ブレンダーしたもの、アーモンドミルク、塩、コショウを加えて加熱し、よく混ぜ合わせてクリーム状に仕上げます。

【仕上げ】
パスタを茹でます
①塩を少しいれた熱湯に2-3分ほど入れて、茹でます。

②フライパンに直接入れて、ソースと絡めます。

③温かいうちにお皿に盛り付け、クルミやオレガノを飾り召し上がれ!

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2021年10月19日 (火)

郷土料理レシピ ご紹介!

Vellutata di zucca e amaretti
かぼちゃとアマレッティのヴェルッタータ

かぼちゃと、イタリアの伝統菓子アマレッティ(アーモンド粉を使ったメレンゲ菓子)を使うスープのレシピです。

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材料(4人分) Ingredienti 

かぼちゃ 600g Zucca
タマネギ またはエシャロット  1/2個 Cipolla o Scalogno
アマレッティ 4個  Amaretti
エキストラヴァージンオリーブオイル 大さじ3 Olio extravergne d'oliva 大さじ3 
ローズマリー 1束 Rosmarino o Timo
塩、コショウ 適量 Sale e Pepe
水 300ml Acqua
出汁 1個 Brodo

≪飾り用≫
アマレッティ
ローズマリー

手順   Preparazione

①かぼちゃの皮をピーラーで剝いておきます。
 
②かぼちゃはレンジで5分ほど加熱し、茹でます。

③ブレンダーでかぼちゃを撹拌して潰しておきます。

④タマネギまたはエシャロットをみじん切りにしておきます。
 
⑤フライパンでオリーブオイルを入れてタマネギまたはエシャロットを炒めます。
 
⑥大きな鍋にかぼちゃとタマネギを合わせて、水、出汁を加えて、15分ほど煮込みます。
 
⑦ローズマリー1束にして加えます。
 
⑧アマレッティはミキサーで細かくする、または手で潰して加えます。

⑨塩コショウで味を調えます。

⓾とろみが付いてきたところで出来上がり。お皿に盛り付け、ローズマリーとアマレッティを飾ります。

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Dolce (ドルチェ):
アマレッティで作るお菓子 BONE’T ボネ

語源: Berretto(ベレー帽)のピエモンテの方言。
丸いプリンにも使用できる型の形状が帽子のようだったので、そこから親しみ易くボネと呼ばれるようになりました。

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材料(4人分) Ingredienti 

アマレッティ  Amaletti 50g
カカオ     Cacao amaro 25g
卵黄      Tuorli medie 5個
ミルク(常温) Latte 350ml  
砂糖      Zucchero  75g
レモンの皮 Scorza di limone 1/2個分

(カラメル用)砂糖 Zucchero 80 g
(デコレーション用)アマレッティ 7個程度

手順   Preparazione

①プラネタリア(スタンドミキサー)に卵黄と砂糖を入れてクリーム状に泡立てます。

②ブレンダーでアマレッティを粉状にしておきます。

③アマレッティにカカオ(粉末)を加えます。

④プラネタリアの中でクリーム状になったところで、レモンの皮を加えます。

⑤プラネタリアに先の粉状のアマレッティ、カカオ、常温のミルクを加えます。

⑥砂糖を小鍋に入れて火に掛け、カラメルを作ります。
 混ぜずに溶かします。それを型に流し入れます。

⑦カラメルはすぐに固まります。その上から、Mestolo(レードル)で生地を入れます。

⑧この型を大きなバットに入れて、3分の2まで熱湯を加え、Bagnomaria(湯煎)にします。

⑨温めておいたオーブンで180℃で45分~50分加熱します。

⓾生地が型から外れるようになれば出来上がり。

⑪ 冷めたら、冷蔵庫で1時間ほど冷やして召し上がれ! 容器を熱湯に浸すと取り出し易いです。

⑫お皿にひっくり返して乗せて、デコレーション用アマレッティを飾ります。

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2021年10月 3日 (日)

 Pepatelli ペパテッリ

Img_2083_1_2 トスカーナのカットゥッチを思わせる焼き菓子ビスコッティですが、アブルッツォ州やモリーゼ州で作られるこの『ペパテッリ』は黒コショウが効いて、ハチミツをたっぷり使用します。

Natale(クリスマス)に良く食べられるようです。
 方言で『mbepatielli』は 硬くて、カリっとした歯ごたえ(クロッカンテ)!
ハチミツたっぷりなので、仕上がりがトローネにも似ている為、『torroncini』と呼んでいたこともあるそうです。
 
召し上がり方は、カントウッチもそうですが、ドルチェワインに漬けて少し柔らかくしながら頂きます。 
Biscottiの種類ですから、やはり2度焼くんですね。
家庭によっていろんなバージョンばあるようですが、オリジナルは田舎でハチミツが豊富にあったことより、砂糖も卵も使用しなかったようです。
今ではハチミツの方が高価なので、反対ですね。
 

『BISCOTTI』とは 

BISは2回という事で、お代わり!のことをBIS!なんていいます。

COTTIは 焼くということです。だから、2度焼くことですね。


 CUICINA クッチーナ! レシピご紹介

I pepatelli 『ペパテッリ』


30 個分 準備:15分 加熱:40分


((INGREDIENTI 材料))

薄力粉 220g  
はちみつ 160g 
※代わりに ハチミツ40g、全卵1個、グラニュー糖50gでもよいとあるレシピを見たことがあります。

ベーキングパウダー 3g 
オリーブオイル 30g
アーモンド 80g   
黒胡椒 小さじ1~2
シナモン 小さじ1
クローブ(粉末)ひとつまみ ※無くてもOK!
オレンジまたはレモンの皮 少々 ※無くてもOK!


【Preparazione 作り方】
 
 ①アーモンドは少し砕いておきます。
Tagliate  le mandorle in pezzi piccoli.
 
②ハチミツの水溶性が低ければを湯煎にかけます。湯煎から下ろし、オレンジなどの皮、アーモンド、黒コショウ、シナモン、クローブを加えます。

Scaldate il miele a bagnomaria. Aggiungete la buccia d'arancia, le mandorle e il pepe, girate bene con un cucchiaio di legno.

③小麦粉の入ったボールにオリーブオイルと一緒にハチミツを加え、全体が均一に混ざるようにヘラやスケッパーで混ぜ合わせます。

unite la farina, lavorate il composto in modo che risulti liscio e omogeneo.

 
④オーブン皿にクッキングシートを敷いてその上に載せます。生地を約5cmの幅の長方形型に形を整えます。
 
Sistemateli su una placca coperta con carta da forno. Formate dei filoncini larghi 5 cm c.a.
 
⑤オーブン180℃で 20分ほど焼きます。目安は焼き色が付く程度。
 
Infornate a 180° e cuocete per c.ca 20minuti fino a quando la superficie non sarà dorata.
 
⑥一旦オーブンから出し少し冷めたら、1cmの厚さに斜め切りします。
Toglieteli dal forno e fateli raffreddare, quindi tagliate in obliqui ad 1cm di spessore. e rimettetele sulla placca.
 
⑦再び、オーブン皿に断面を上にして並べます。160℃で10分ほど焼きます。
 Rimettetele sulla placca e fate tostare per c.ca 10 minuti a 160°.
 
   


Kyoko Matsuyama

LCI イタリアカルチャースタジオ 

イタリア料理ブログ:http://lci-italia.com/blog_index.html

イタリア料理講座:http://lci-italia.com/cucina.html

オンラインショップ:イタリア食材エルシーアイ: https://italia.ocnk.net/

サルデーニャ島のオリーブオイル、ペコリーノチーズ、サルデーニャ島のパンなど珍しいものがございます!

Youtube配信:https://www.youtube.com/watch?v=ssUthdeUeH8


YouTube: イタリア郷土料理の世界~

2021年10月 2日 (土)

Recipe_foto_1ブドウの収穫Vendemmiaも始まり、キノコ類など食材豊かな、食欲の秋到来ですね. In autunno Il cielo e' sereno, e si mangia bene.(天高く馬肥ゆる秋)

ロンバルディア州の郷土パスタ、CASONCELLI!(カゾンチェッリ) 
アマレッティ(アーモンドパウダーで作るビスコッティ)やレーズン、お肉を入れるなど豊かな味わいのベルガモスタイルで作ってみました。因みにブレシャーノスタイルはバターをたっぷり使用し、厚みが異なります。
カリカリパンチェッタとバターにセージを入れて作ったソースで頂きます。
チャーミングな赤ワイン、例えばOltrepo pavese などタンニンやボディの優しい、香りのよいワインが合います。

さて、作ってみましょう!




AMARETTI アマレッティのお話
Amaretti_virginiaRecipe_foto_2

’’VIRGINA’’は伝統的なアマレッティのパスティチェリアのひとつです。
缶などの容器のパッケージがレトロで可愛いのでとても人気です!お土産にも最適!

写真左はアマレッティ・ソフトタイプ:アーモンド粉の風味で甘さも食感も優しい、後を引く美味しさです。

写真右はアマレッティ・ハードタイプ:クッキー感覚で頂けます。これを今日のレシピ、カゾンチェッリにも使っています。


 CUICINA クッチーナ! レシピご紹介
 
Casoncelli Bergamaschi 
 手打ちパスタ ベルガモの’’カゾンチェッリ’’  

((INGREDIENTI 材料)) 4-6人分 (40個ほど)

1

◆パスタ生地
・小麦粉 200g  farina 00
・卵   2個  Uova

◆具材 
・牛肉・豚肉ミンチ 200g Vitello・Maiale macinato
・イタリアンパセリ  1束  Prezzemolo
・パン粉 20g Pangrattato
・パルミジャーノチーズ (グラナパダーノ)50g Granapadano grattugiato
・アマレッティ 15g  Amaretti
・EXVオリーブオイル  大さじ1 Olio EVX d'oliva
・干しブドウ  20g Uvetta
・レモンの皮 少々  Scorza di limone
・塩、コショウ  適量 Sale e Pepe

◆ソース 
・セージ 適量 Salvia
・バター 80g Burro
・パンチェッタ 100g Pancetta
・パルミジャーノ卸したもの 適量 Parmigiano grattugiato 


【PREPARAZIONE 準備】

2

①小麦粉を篩い、ボールに入れます。カルデラ状に(Fontana)真ん中を空けて、卵を割り入れます。

  フォークで混ぜて、まとまって来たら、手で捏ねていきます。表面がツルっとするまで約10分ほど捏ねていきましょう。
ラップで包んで常温で30分ほど寝かします。
 
Formate la classica forma a fontana con il foro al centro e versate le uova leggermente sbattute.Cominciate ad impastare con le mani.

 Impastate energicamente per almeno 10 minuti, fino ad ottenere un impasto sodo e abbastanza elastico. Formate una palla, foderatela con pellicola. ponetela a riposare a temperatura ambiente per circa mezzora. 

 

3

【具材】

②干しブドウをお湯に10分ほど浸して柔らかくしておきます。
 

③ブレンダーにひき肉、パン粉、チーズ、アマレッティを入れて細かくします。

④レモンの皮を卸したもの、イタリアンパセリ、水分を取ったレーズンを加えます。

ponete l’uvetta in ammollo in acqua calda, per farla ammorbidire. Basteranno 10 minuti.

Ponete nel bicchiere del mixer la carne trita, il pangrattato,il Grana Padano e gli amaretti interi.Aggiungete la scorza grattugiata di limone, il prezzemolo e l’uvetta ammorbidita.



4④塩コショウで味を調えて混ぜておきます。絞り袋(サッカポッシュ)に詰めます。

⑤パスタ生地を取り出し、適量に分け、パスタマシーンで薄く1mmほどに伸ばします。

Regolate di sale e pepe e trasferirete in una sac-à-poche.

tirate la sfoglia con l’aiuto di un tirapasta fino ad ottenere delle sfoglie di 1 mm di spessore.



5

⑥ 生地の上半分に均等に搾り袋でクルミ1個分ほどの具材を乗せていきます。

⑦具材の周りの生地に指で水をつけていきます。

⑧生地の下半分を折り被せます。隙間を指でおしてくっつけます。空気が残らないように。

Con la sac-à-poche, avendo l’accortezza di mantenerle ben distanziate le une dalle altre.

Raccogliete il lembo superiore della striscia di pasta e ripiegatelo e fatelo aderire. 




6

⑨型(直径約6㎝)で半月の形にカットします。

Munitevi di coppapasta, tenendone la forma di una mezzaluna. 



7

⓾少し水をつけて縁を折り、上から潰すように押さえます。こうしてカゾンチェッリの形になります。
Ripiegateli verso il bordo ed Esercitando una leggera pressione.
 ecco formati i casoncelli!



 8
 
 ⑪バットに粉を敷いてその上に並べていきます。
 20分ほど寝かしておきます。
 
una volta pronti adagiate i casoncelli su un vassoio infarinato, e lasciateli riposare 20min. 




【Per il condimento ソース】

9

①フライパンでバター、セージ、細かくカットしたパンチェッタを火に掛けるだけ!

Saltare in padella dopo averli cotti con burro, salvia e pancetta a dadini!



10

【パスタを茹でます】

①大きな鍋にたっぷりのお湯を沸かして塩をします。約5-6分で茹で上がります。

②先に作ったソースを掛けて、更にお好みでパルミジャーノチーズをかけて召し上がれ!

 
BUONAPETITO! 

Kyoko Matsuyama

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