イタリアで過ごす Feed

2014年4月16日 (水)

 

ウーディネの伝統料理は山と海に囲まれ以外にも食材が豊富です。まずはプロシュートで有名なサンダニエレですが、ここの自然の中で育てられる豚や牛のお肉を使ったステーキからハム・サラミ(インサッカーティ)類。

野菜も豊富で、3月終わり~アスパラガスの季節。

 

UDINEの駅から北へ車で10分程行ったところに4つ星のHotel La di More’tがあります。Spaなども備え、スタッフの対応も丁寧でお部屋も快適ですが、何と言ってもレストランがとても人気です。旅行者から地元の方まで通うここにはStefano Baselloというシェフがいらっしゃいます。とても真面目でシャイなフリウリ出身です。

 

彼のお料理を見てみましょう。

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1品目はいろいろTartine(タルティーネ)。右側から順に味わいが濃くなります。ラビオリの上に茹で卵と白トリュフ。フリーコ(ポテトとモンタジオを使用した伝統料理)を包んだラビオリ。土地のチーズのスフレ。フォアグラとチョコレートを包んで林檎のソースで頂く。

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  上はフォアグラとチョコレートを包んで林檎のソースで頂く。次にラディッキオ(チコリ)の苦みに合わせたラビオリ。フリーコStravecchio(熟成)をカリッと揚げてラビオリ、サラミと。 

 ワインは土着品種リボッラジャッラを併せました。リボッラの少し樽香のあるボディのあるフルーティでミネラル感のある余韻が続く。

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 土地のチーズ盛り合わせはペコリーノ(羊)、カプラ(ヤギ)のフレッシュタイプから熟したもの、青カビまで。基本的にミルク感がしっかりとしているので、オレンジやアプリコットのジャムを添えて。

ワインはピコリットのフローラルな香りが華やかではちみつを思わせる味わいがぴったりです。

子供の木のおもちゃに乗せてサービスかと思えば、こちらは石に刺さったマカロンやプラリネのチョコレートたち。彼のアイデアは確かにお客様を楽しませてくれます。

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サービスしてくださったCAMERIEREもとっても親切で、フリウリ料理の一部ですが堪能できました。

翌日ここのキッチンにて~。

キッチンでは研修生も含め、約8名の料理人が各担当に分かれてプランゾ(ランチ)、チェーナ(ディナー)の準備に平日から大忙し。つまりお客様が賑わっている証拠。

そんな中、私のリクエストに応えて郷土料理のフリーコを教えてくださいました。またタルティーネバージョンも。

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まずパスタ担当の彼に、ラビオリ生地を。それからイカ墨のペンネをリガーテにする為に本当のペンを使って巻いているところがとってもユーモラス。

 

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いよいよ『FRICO』を作ります。 玉ねぎをみじん切りにして炒めます。ジャガイモ(ORANDESI)は塩水につけた後、薄切りにして、オーブンで軽く焼くことで味わいを凝縮させます。その後マッシュにします。

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チーズはDOPモンタジオの2-4カ月のフレッシュなもの。細かく砕いたものに玉ねぎ、ジャガイモをとつに混ぜ合わせます。さらに、パルミジャーノや出汁、玉ねぎペーストなども加える為、濃厚です。

 フリーコは各家庭さまざまだがベーシックなものは、ジャガイモを使ったシンプルな農家のピアット ポーベロ(庶民の食事)。 分量はジャガイモとモンタジオが1:1。

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 この生地をフライパンで焼くとチーズの油分が溶けだし、両面が香ばしく焼ければ出来上がり。シンプルでボリュームのある農家で親しまれた一品である。チーズの風味が豊かで心もお腹も満たしてくれます。


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ドルチェはティラミス。さてティラミスの発祥地はフリウリとご存じでしたか?なぜならカフェの文化はトリエステにILLYがあることからもわかるように、アフリカとの交易が始まったときにこの港に入ってきたそうです。そこでこのレシピが考案されたそう。


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シェフStefano氏はティラミスのIeri (昨日)Oggi(今日)-Domani(明日)を表現した。

Ieriは過去で定番の形。

Oggiは現代の忙しさを表現しキャンディ型にして、簡単に食べ易く、持ち運びも出来る形にした。

未来は分からないから小さいが中身は濃く詰まっているとプラリネを宙に浮かべている。Ghiaccio Secco(マイナス20度の氷)にコーヒーを掛けて煙で未来感もたっぷり。

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彼らと一緒に頂いたPRANZOプランゾでは、今が季節のアスパラガスのリゾット。

シレーネ草、ポップを加えて更に春の風味満載。

 ここで日本人の方が修行されて、鎌倉にCoccolo というレストランを開かれていると伺いました。Hotel Ladi moret のお料理が味わえるに違いないですね。

Marzo/2014      Kyoko Matsuyama

 

2014年4月12日 (土)

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 トリエステ(県)、スロベニアのとの国境に位置するSan Dorligo della Valleは北方の地中海の玄関に位置し、オリーブの品種『BIANCHERA 』(ビアンケラ)を栽培するのに適した気候と土壌である。このことは、実はローマ帝国時代に遡る。

GIOACCHINO FIOR ROSSO氏は、この地でオリーブのビアンケラ品種を一筋に栽培している。 この家族の生い立ちは面白く、実はジョアッキーノ氏はオリーブ栽培を行うシチリアの家庭で育つ。 その後奥様のADRIANAさんに出会う。彼女はトリエステ出身で、彼女の家族もまたオリーブ栽培を行っていたことから、曾祖父以来のオリーブ畑9ヘクタールを引き継ぐ。2001年にMontedoroの地に13ヘクタールを入手し、2000本のビアンケラとレッチーノとマウリーノを100本づつ植樹する。

全て手作業で行う為、収穫時は家族総出で、傷のあるオリーブは取り除きながら、非常に厳密にクオリティを追い続ける。 

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  彼の畑からはアドリア海が望める。『FACCIUMARI』シチリアの方言で(海を望む)と書かれた看板には彼の故郷AGRIGENTOの景色を重ねて観ていることがわかる。

海からの温かい空気と山からの冷たい空気がちょうどぶつかる場所ですから、雷雨や雹にさらされる事も少なくない。ちょうど私が訪問した時も突然の霰に降られ、危険を感じて車に逃げこみましたが、オリーブへの大惨事になりかねない厳しい現実がある。

BORA風が強いのはMOSCA(オリーブ寄生虫)が付きにくい利点もある。トリエステは行政が生産者と二人三脚で動いており、オリーブ畑に異変や変わった虫などを見付けると、必ず生産者は県に報告し、その後専門家から指示が出されるのである。

ビアンケラの葉は写真のようにEORICAといって、風に舞うような形をしているのが特徴です。

BIANCHERAはスロベニア語でBELICAトリエステの街ではスロベニア語と併記されている看板をよく見かける。土地の人たちは両方話している。

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彼のオリーブオイルのラベル付けの面白いことには、収穫時期を3つに分けて、ラベルも値段も変えている。

 10月20日~11月10-15日に収穫したものは INTENSO  濃厚 ・・・ここから DOPが作られる。

11月15日~30日 MEDIO ミディアム

12月 LEGGERO ライト

つまり、10-11月が香り、味わいが頂点である為、その前後の期間においては弱い方へ傾斜する。(クオリティが下がる) ならば値段も変わるべきと彼は考える。 

彼の作る DOP(原産地呼称保障制度)は『TERGESTE DOP』はあらゆるコンクールでも高い評価を得ているが、例えば、この春のGAMBERO ROSSOでは3フォッリ(最高点)を。

FRUTTATO MEDIO:フルーティ ミディアム 

刈ったばかりの草の香り、ほのかに青いトマトやアーモンドが香る。

最初口に運んだ時、優しいが、次第に辛み、苦みが現れ、持続性もあります。

 
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ローマ時代の遺跡が発掘された中に、オリーブ搾油の石臼と搾り機が出てきたことが証拠となり、この辺りにオリーブの栽培がなされていたことがわかった。

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土壌はカルソ地方の石灰岩で出来ており、雨に含まれる炭酸によって溶解する性質がある。更に水分を吸収する性質の為、山に降った雨は中を通って、各所に溜まり、そこから出来る沢山の洞窟GROTTEや、小川が見られる。

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地形、歴史から、トリエステのオリーブ栽培、そしてオリーブオイルの製造へのこだわりまで、熱心にGIOACCHINO氏は語って下さいました。

お昼はご自宅に招いて下さり、Adrianaさんが作ったパスタを頂戴し、本当に温かいハートフルな人達で、オリーブもこうやって大事に愛情を持って育てられてるのだと実感しました。

 

 この日の訪問はトリエステの虹に見送られて終了しました。

Kyoko M.  Marzo/2014 

 

 

 

 

 

2014年4月 3日 (木)

中世にオーストリア‐ハプスブルグの統治され、その後もユーゴスラビアなど多くの国に繰り返し占領されたトリエステ。 スロベニアと国境を背にし、言語はイタリア語とスロベニア語を話す。場所によっては道案内に両方書かれている。

 
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伝統的なカフェ デッリ スペッキではやはり定番のカプチーノにザッハトルテを頂きました。更に生クリームとチョコレートがトッピングに付いてきます。(^ ^)!

ILLYカフェはトリエステ発祥ですから、街にはILLYTECAという素敵なショップがあったり、バールや家でも良く使われています。

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海を望むとても美しい広場として有名なPIAZZA DELL'UNITA D'ITALIA! そして、写真の運河CANAL GRANDE! 脇にはカフェや春らしいお花屋さんが並びます。

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カフェ文化が息づくトリエステの町には広場から伝統的なCaffe degli Specchiの他に、PANE QUOTIDIANOはゴルドーニ広場に面してあり、多くの人で賑わっています。パンやドルチェが沢山並び、反対側にはバールになっており、ジャンドゥイヤ(へーゼルナッツ入りチョコレート)のフラッペが人気でした。もちろん、定番はカプチーノ in vetro! グラスに入れて出てきます。

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滞在は駅からゆっくり歩いて10分。ピアッツァやチェントロにはとても近い場所にあるHOTEL VICTORIAがお勧め。バスタブでその日の疲れを癒して、次の日も元気に食べて歩いて。このクラスで一泊110ユーロ程度。 もしリーズナブルにペンションをご希望でしたら、この近くにオリーブオイル生産者のGIOACCHINOさんの友人が経営してらっしゃいます。お問い合わせ頂ければご案内します。

Kyoko Matsuyama  , Marzo 2014

 

 

 

 

 

 

 

 

2014年4月 2日 (水)

Prosciuto al forno Fior rosso

 

 

 

 

 

 

 

トリエステ空港近くMonfalconeのパレスホテルで開催された食のフェア。フリウリのワインやオリーブオイル、はちみつなどの生産者が集まった。

まずはプロシュートの塊をパンで包んで焼き上げた為、プロシュートの味わいが濃厚で適度な油分が旨味となって後をひきます。

『フィオール ロッソ』はトリエステでビアンケラの単一品種の品質の高いオリーブオイルを生産する。収穫時期によってラベルも変えるという。とてもこだわりと情熱を感じる。

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月曜にもかかわらず、徐々に人が増え、こちらはお勧めのワイン生産者のGRGIC。土着品種レフォスコやヴィトフスカ、マルヴァジアを取り扱う。各種1500本しか作らない。アグリツーリズモでは乗馬も楽しめるそう。ヴィオディナミを取り入れ、洗練されていない、素朴な味わいに強い印象をうけた。

 

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リゾットは隠し味にリンゴが入り、ピンクペッパーがスパイシーで軽い食感を与える。いよいよ部屋いっぱいになってきました。

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こちらのスタンドにいらしたシニョーラはお人形のようなお嬢さんを連れて参加。とても明るく親切な方で、話していたら日本に入っていることがわかり、道理で見覚えのあるラベルと実感した次第である。ヴィトフスカとテラーノは土着品種の特性上力強いにもかかわらず、とてもミネラル感のあるフレッシュなワインで、また頂きたくなります。 インポーターはMONACAさんです。 VINI ITALYにも参加されるそうですよ。 (24/3/2014)

 

 

 

2014年1月17日 (金)

Umberto-famulari-focacceria

シチリアで親しまれている『アランチーニ』ですが、メッシーナにアランチーニの種類が33以上あるというお店があります。

そう聞いて行かずにはいられず、メッシーナの旧市街から少し歩くとそのお店はありました。

右写真のFamulari氏は名物おじさんでいろんな有名人が訪れる為、沢山の写真が飾られています。

 

 

 

 

 

Menu` arancini messina 

 

 これがアランチーニのメニューです。

 魚が入ったり、Anduja(辛~い)ソースが入ったり、羊肉、ナス、チーズいろいろなど。

ひとつが大きいので沢山の種類は一度には頂けないので、通うしかありません。

時間関係なく、いつも混んでおります。

こんな想い出と共に、今回の伝統料理講座はお米 RISO をテーマにお送りします。

残席わずかですが、是非ご参加お待ちしております。

http://www.lci-italia.com/

1月27日(月)、30日(木)、31日(金)に少し空席ございます。

Kyoko Matsuyama

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2013年10月11日 (金)

イタリアはカンパーニャ州アヴェリーノのMontemaranoに『タランテッラ』の伝統を継承する学校がある。 

この度こちらの学校を訪れて、イタリアの民族舞踊タランテッラをご指導頂き、私共は日本の盆踊り『炭坑節』を披露して一緒に踊って頂いたという、イタリアx日本の文化交流会を催すことができました。

またこの村伝統の手打ちパスタを披露して下さり、新鮮トマトソースで頂いたパスタはシンプルで、とても印象深い美味しさでした。

彼らの温かい歓迎に感無量で、日本からの参加者計12名は心より楽しい時間を過ごすことができました。 

Viva Tarantella! Viva Tankobushi!


村長さんも協力して下さり、モンテマラーノのローカル紙に下記のように歓迎の為の記事が掲載されました。

リンクはこちら

Montemarano, giapponesi a lezione di tarantella e “maccaronara”

Lunedì, 30 Settembre 2013

 2013年9月30日(月) OrticaLab Web新聞の記事。

Il Giappone incontra l’Irpinia e tra le tappe maggiormente richieste dagli abitanti del Sol Levante è stata, senza ombra di dubbio, la comunità di Montemarano. Viaggio nel cuore dell’Irpinia, con una meta obbligata: la Scuola di Tarantella montemaranese. Domani pomeriggio, 13 persone provenienti dal Giappone saranno dunque a Montemarano. A partire dalle 17, per loro sarà una vera e propria full immersion nelle tradizioni, nei valori e nei sapori della provincia di Avellino e dell’entroterra campano.

 

カンパーニャ州イルピニア地域のモンテマラ-ノという町にて。

10月1日17:00~、日本人のグループがこの町の伝統タランテッラ・モンテマラネーゼという伝統の踊りを学びにやってきます。 カンパーニャの内陸アヴェリーノのエノガストロノミアを中心に文化交流のツアーをしているという。

 

Infatti, si parte con una lezione di tarantella. Ma non si finisce con la danza. Anzi, molto probabilmente i balli faranno venire fame. E dunque, subito dopo, parte anche la “lezione” di maccaronara. Presso l’auditorium scolastico, ci sarà anche il saluto del sindaco di Montemarano, Beniamino Palmieri. In “cambio, i giapponesi mostreranno la danza “Tanko bushi” che è nata nel Sud del Giappone dove c’era la miniera: una canzone di lavoratori delle miniere. Saranno, come detto, i 13 giapponesi che fanno parte dell’associazione LCI. Appuntamento domani a Montemarano.

よって、タランテッラ舞踊だけで終わらず、この空腹を満たすため、マッカロナーラという郷土パスタを披露する。場所は小・中学校の講堂で行い、村長のベニアミーノ パルミエリが挨拶に来る。

日本のLCI学校はそのお返しとして、’Tanko Bushi'という南部の炭坑で生まれた歌に合わせた踊りを披露する。 好ご期待。

 

2013年9月19日 (木)

Sabina1ローマから北東にあるファルファ イン サビーナの町をご存じでしょうか。 昔サビーニ族が居た辺りです。

ファルファ大修道院は有名ですが、そのすぐ裏の通りが町の中心で、お花や緑が手入れされ、とても可愛い通りです。

その中にリネンの工房があります。

LABORATORIO ARTIGIANATO TESSILE

 

 

イタリア国内でも数えるほどしかない機織りの伝統を今も家族で継承しています。

仕上がった生地はタオルやテーブルクロス、ナプキン、などに作られ、刺繍などで更に飾られます。

手触りがなんとも肌に馴染み、長く使えそうです。

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彼らの理念はローマ法王が変わる度に、一式を作り、献上されます。

 

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Di Gustavo Scipioni

Via Porta Montopoli 13

02030 Farfa Sabina -Rieti

Tel 0765 277134 Email scipioni@openaccess.it

 

Kyoko Matsuyama

2013年9月16日 (月)

Castelluccioマルケ州とウンブリア州の州境にカステルッチョという町があります。

丘にイタリアが浮かんでいるのがわかりますか?

 

実はここは レンズ豆の産地で有名で、この丘の裏側に、標高の高い場所にある山のレストランでレンズ豆のスープを頂きました。

LENTICCHE レンティッケといいます。

 

 

 

 

Lenticchie Castelluccio3

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Castelluccio2 Castelluccio

2013年9月 9日 (月)

マルタ島!シチリアの南、イタリアからとても近い島ですが、別の国。公用語はマルタ語と英語。このシーズンは英語留学生とバカンスに来る人たちで賑わう。コミノ島ラグーンはこの時期透き通るブルー。地中海に浮かぶ島なのに伝統料理はウサギ。ウサギのソースのパスタは美味。そして訪れたい町はMdina.夜に行くと幻想的。XARAのテラスで頂くマルタのワインもなかなかです。  Mdina 1 ウサギ料理

Carro di fontanarosa

 

 イタリアはAVELLINOにあるFONTANAROSAの町では、8月に麦で高さ20m以上の塔を作る。

下部には貨車が隠れており、この町の細い坂道を牛たちが引いて教会まで運ぶのである。

麦で編んでいるとはいえ、細かい紋様が信じられない程細部に見られる。

 

有名なのは9月に行うMirabella。こちらは怪我人も出るほど激しいようである。

細い路地に『ルミナリエ』が飾られ、月の効果もあって神秘的な雰囲気たっぷり。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この日はマリア様を運ぶ行列(PROCESSIONE)もあって、大勢の人が参列していた。

楽団も一緒に練り歩くので、夜通し音楽は止まない。

 

 

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女性は今でも忠実に裸足で歩いていた人も多く見かけた。

衣装も団体毎に違って、華やかでもある。 中には寄付金を集める係の人もいたり。

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こちらはかなりグロテスクですが、いわゆる牛の顔部分のトリッパ。 MUSSO e TORIPPA

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 Kyoko Matsuyama 

LCI イタリアカルチャースタジオ