イタリアで過ごす Feed

2016年5月21日 (土)

Gattinaraは約8000人の住む碁盤の目のように道が整った、落ち着いた街です。1200年代に出来た街は南からフランスへの軍隊の通り道でありました。

この辺りの土地一帯はアフリカ大陸のプレートがヨーロッパ大陸の下部に入りこみ、それによって生まれた火山地帯である。最近の研究結果で押し上げられた火山が折り込むように倒れて拡がった事がわかり、博物館で観ることができるそうです。

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さて、『アントニオーロ』に着いた時迎えて下さったのがLorellaさんで、「ti va un caffe'?」とまずは向かいのBarへ。イタリアでは仕事の前に欠かせないものですよね。彼女はタバコも必須のようでしたが。

そして、畑へ。畑用の車を壊されて、今母親の車しかないのよ、と明るい調子で、急な坂を登っていきました。右写真が彼らのブランドともいえるOsso San GratoのCruです。

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その他、SanFrancesco, Castelleの畑を持つ。 土壌はPorfido Vulcanico (火山質斑岩)

赤みがかった岩質は脆い為、砂質に近い部分もあり、Osso San Grato⇒San Francesco⇒Castelleの順に段々若く、岩質が少なくなるので、やはり生まれてくるワインの味わいも異なってきます。

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ブドウの木の合間にはいろんな野草を混ぜて植えています。これだけの傾斜がある為全て人力で行っています。移民の方に野草のカットを依頼することもしばしば。そこで、ブドウの木を傷めないよう、ブドウの木傍は植えないようになったそうです。ブドウを育てるのに重要な技術Potatura(剪定)は専門家の決まった2人しか行わない、Bio栽培により銅、窒素以外の薬剤は一切使用しないなど徹底しています。

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栽培方法はGuyot.ブドウの実の付き方のバランスを見てdiradamento(ブドウの量を落とす)を行い、夏の日射しが弱まる頃にdefogliatura(葉の量を調節する)、更に最後の調整としてブドウの量のバランスを取っていきます。

Nebbiolo品種のみを育てておりますが、GattinaraではクローンとしてSpannaと呼ばれております。5月半ばで順調に実が育ってますね。

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1905年にGrandinata(あられの嵐)がGattinaraを襲ったことで、この辺り一帯800ヘクタールもあった畑は全滅。その後再生され、今では100ヘクタール程である。その内の14ヘクタール程をAntonioloが持っている。Travaglini,Nerviに次ぐ。年間20万本程の生産量ですから、限られており、70%以上が海外へ輸出しているそうです。

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ブドウの木の合間にはクワの花が沢山育っており、きっとジャムにすると美味しいのでしょうけれど、自然のまま放置だそうです。またLorellaさん野草を使った料理がお好きだそうで、例えばタンポポの葉(Tarasaco),野性アスパラガスなど紹介してくれました。 他にはぶどうの若い蔓の先を噛むとレモン、ライムのような味がしますよ。。。

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さてカンティーナ。創業当時はCentro Storicoの修道院の中にあったそうですが、歴史的建造物のため、手を入れる事ができず不便なものであった為、祖父様の時代に今の場所へ移ったそうです。カンティーナの中はとてもシンプルな印象でした。

自然発酵させる為、セメントのタンク5つに入れられ、その後大樽にて熟成。使用済みバリックやトノ‐も少し使用。Gattinara DOCGは2年以上樽熟成、1年以上瓶内熟成という規定なので、Antonioloでは樽3年だそうで、本来であればRiservaですが、全てが3年なので、敢えて呼ばないそうです。

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年季の入った大樽は手入れをしてあげれば、何年でも使えるそうです。

残りわずかのOsso San Grato、SanFrancescoは隠してあったところから登場。

次はBOCAへ!⇒ワイン生産者レピアーネへ

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Gentilissima Lorella,

Grazie mille per avermi fatto una bellissima visita! Spero di rivederci presto!

17/5/2016

kyoko Matsuyama

2016年5月18日 (水)

ピエモンテ州北部湖水地方の南に位置するBoca, Gattinaraに隣接する。生産者は10件ほどしかないという限られた土地。今では森の合間に畑が点在するが、100年ほど前までは見渡す限りブドウ畑であったという。フィロキセラ、戦争の影響を受け、ほとんど荒れていたが、期待を寄せ少し土地を購入したAntonio Cerri氏に賛同したChristoph Kuenzli氏がLe Pianeを1988年に創業する。


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標高約450mからのパノラマは素晴らしいが、畑は急斜面に段々畑状に植樹されている。勿論、仕事は全て人の手で行う他ないのである。

ここで注目すべきはもう一つ、栽培方法である。『Maggiorina』

4本のブドウの木を1箇所に植え、枝をそれぞれ四方に拡げて育てる。上方で支柱を囲むように蔓が伸びることで、安定感を生む。形が造れるまで7、8年掛かる。

実はこの方法はローマ時代以前のこの辺りの土地で果物作りに使用されていたとPlinio il Vecchio (プリニウス)の自然史文書に記述があるという。

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このマッジョリーナ方式を現代の列式栽培に変更を掛けた畑もある。2本の木が並んでいるので痕跡がある。また木間が広いまま残している畑と、間を埋めるように新しい木を植えている場所も。

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ブドウの木の周りは草花が自然の成り行きに任せて育っている。栄養、更に水分調整をしてくれ、土砂崩れを防ぐ効果がある。

森に囲まれている場所は暑さから守られ、風や湿度にも加減が良い。

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世界的に異常気象の影響があり、ここも2日前は16度程しかなかったが昨日今日と28度を超えて日中はとても暑かった。5月の平均はこの位だそう。 いよいよブドウの実がお目見えです。

こちらはVespolina。湿気に弱く、皮も薄いデリケート品種。

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こちらはNebbiolo。Bio申請は未だだが、明らかにBio生産の畑では、ブドウの実の育ち方も様々。それぞれバランスよく量を調節したり、また夏を超えた頃に葉の量を調節、更にブドウの量も。結果的に50,000本しか造られないのです。

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さて今日私を案内して下さったのはChiara Tinivellaさん。趣のある芸術家肌の人生をいかにも楽しんでいる方。サムライと結婚したいそうです。

彼女も軽快に傾斜を登ります。 そして、ワインのテイスティングの時も熱心で、余りに感銘を受けた私に、2011年の市場に出たばかりのBOCAと2007年のボトルをその場で開けて比較をさせてくれました。 ネビオーロ85%に15%VespolinaというTaglio(セパージュ)でフレッシュ感と優しい質の良いタンニンが若さを感じさせるが、2007年は既にエレガントなネビオロに、大変身し、フランスワインでいうブルゴーニュ系の味わいに驚きです。しかし、未だ変化が楽しみな感じで、人生終わる前に開けたいね、と仰ってました。

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彼女自作デザインのテイスティングテーブル。 

Maggiorinaのワインは10種類もの品種がブレンドされ、フレッシュ感、ミネラル、フルーティさが面白く、初めてのテイストでした。時に楽しみたいワインです。

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次はGattinaraのアグリツーリズモとワイン生産者アンツィヴィーノへ


Gentilissima Chiara,

La ringrazio per avermi fatto l'esperienza meravigliosa!

Mi e' piaciuta l'idea sua sulla vita.

Tanti auguri.

Kyoko Matsuyama

17/Maggio/2016

2016年4月27日 (水)

語学&観光1日コース”Learn and Go!” イタリアの語学学校を1日だけ体験できます。


 都市はフィレンツェ、ローマ、ミラノ、シエナよりお選びください。 

 日常会話を中心としたイタリア語レッスンと共に各都市の魅力的なポイントをご案内するツアーで構成されています。

   合計 3時間

    1名様料金:120ユーロ、(2名様150ユーロ、3名様165ユーロ) 

    グループ参加でお得!

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大聖堂を望む老舗カフェで朝食を取りながらの、Caffe'文化をテーマにしたレッスン。

その後は、歴史ある石畳の道を歩きながら、ローマ時代からルネサンス、近現代までの芸術が混じり合ったフィレンツェの街をイタリア語講師がご案内します。

教会、パラッツォ(宮殿)、塔、広場、橋の数々のスポットを見ながら、メディチ家一族の「理想都市の実現」の夢を、一緒に体感しましょう。

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訪れる場所: カフェテリア(バール) / ドゥオモ広場 / シニョーリア広場 / ヴェッキオ橋 / ポルサンタマリア通りとイノシシ像の新市場 / レプッブリカ広場 / ストロッツィ広場

 

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バールで朝食を召し上がりながらの、Caffe'文化をテーマにしたレッスン。その後、ローマの歴史地区をイタリア語講師のガイドとともに散策します。

ルネッサンスやバロック芸術に触れ、過去にタイムスリップしたかのような体験をしながら、今日のローマの事もご紹介しますので、イタリア人への理解を深めることができます。永遠の都の中心で、《 doing what Romans do (ローマではローマ人のするようにせよ)》の諺を現実に体験しましょう!

 

訪れる場所:

カフェテリア(バール)/ ナヴォーナ広場/ パンテオン/ ジュリア通り/ サンピエトロ広場

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ミラネーゼになりきってみましょう。バールで朝食を頂きながらの、Caffe'文化をテーマにしたレッスン。

その後、ミラノの歴史的地区をイタリア語講師のガイドとともに散策し、ファッションブランドが立ち並ぶクアドリラテロ・デラ・モーダ地区、ボヘミアンスタイルで有名なブレラ地区へと歩いていきます。レオナルドダヴィンチも設計に加わったダムシステムをもつ運河近辺を、美しい建造物を見学しながらゆっくり散策します。

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訪れる場所: カフェテリア(バール) / ドゥオモ広場 / モンテナポレオーネ通り / ブレラ地区 / ナヴィリ運河

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イタリア語講師より、中世都市シエナの概要をご説明。その後ガイドへ出発。

メインストリートを歩き、シエナが誇る食文化をご紹介しつつ、地元生産者のハイクオリティーな食材やワインが購入できる場所をお教えします。

カフェで休憩し、シエナ伝統の馬レース『パリオ』について解説があります。街の中心カンポ広場ではプブリコ宮殿から、素晴らしいゴシック建築のシエナの大聖堂へ。サンドメニコ教会ではガイドブックには載っていない隠された秘密をご紹介します。

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訪れる場所:カフェテリア(バール)/ カンポ広場/ プブリコ宮殿/ サンドメニコ教会/ 大聖堂/

 

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◆開催時間  午前中が想定されておりますが、相談可能です。

 

 


Contact

【お申し込み・お支払いについて】

・お申込みはEメール(info@serenitalia.net) またはこちらからお願いします。

・内容をご確認後、今後のお手続きとお支払方法をお知らせ致します。 

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cafe 出発前にイタリア語の準備をしましょう! 6000円~ cafe

 日本で受講できる留学準備のイタリア語レッスン・サポートについてはこちらをご覧下さい。

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◆キャンセルポリシー

 Scuola Leonardo da Vinciの学校規定に基づきます。 以下抜粋:

4. キャンセルについて: 

4.1. お申し込み後のキャンセルはできるだけお早めに、E-MAIL、FAXに よるご署名入りの文書にてお知らせください。 

4.2. コース開始日から21日以上前にお知らせ頂いた場合は、入学金を 除く授業料を返金いたします。尚、入学金は最初にお申込みしていた だいたコース開始予定日から12ヵ月間有効です。

 4.3. コース開始日から数えて15日前までにキャンセルされた場合は、 入学金、1週間分の授業料と1週間分の滞在費をキャンセル料とさせて いただきます。この日までは、入学金を他の人に譲渡することが出来 ます。その場合、手数料として45ユーロ掛かります。

 4.4. それ以降のキャンセルの場合、入学金、2週間分の授業料と2週間 分の滞在費をキャンセル料とさせていただきます。

 4.5. コース開始後にキャンセルの場合、お申込みされたコースの全額 をキャンセル料とさせていただきます。1ヵ月以上の長期間でのコース お申込みの場合も、全日程分の料金が対象となります。即ち、一切返金 はございませんのでご了承ください。

 4.6. 各コース、コース開始日が設定されています。コース期間中の欠 席・早退または退学された場合の授業料の返金はありません。

 5. 授業 授業は、月曜日から金曜日の午前または午後に行われます。イタリア の祝日・祭日は、休校となり、その分の授業料の返金はありません。

 

2016年2月23日 (火)

日程:2016年 9月23日(金)~10月1日(土)現地発2日(日)日本着 

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LCI 郷土料理研究家松山恭子とシチリア出身 Arianna先生がご案内。 

現地料金:  250,000円(税別)

シングルご希望の場合は 追加料金28,000円 

 

≪旅程(予定)≫  *多少の変更・追加点などご了承ください。

【9月23日(金)】21:25 カターニャ空港集合。近くのカターニャ市内に滞在。

【9月24日(土)】(午前)カターニャの町散策。 伝統シチリアの朝食Granitaや魚市場、劇場など。

(午後)エトナ山へ。中腹でランチ。ピスタチオの名産ブロンテ。生産現場見学。エトナのワインは今注目の的。素晴らしいブドウ畑を一望しながらテイスティング。アリアンナ先生のご実家でパーティ。その後、アグリツーリズモでゆっくり。Foto1

 【9月25日(日)】Randazzo活気ある市場へ。シチリア文化遺産PUPI(操り人形)博物館。Sulicchiata辺りのブドウ畑を巡り、伝統的なブドウ収穫祭りに参加。歴史的な衣装行進やお店が立ち並ぶ。葡萄搾り体験も?!

   

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【9月26日(月)】日伊文化交流体験(工芸品作りや民族舞踊?) ビオディナミで造るワイナリー見学。エオリア諸島リパリへ。島特有のドルチェワインや絶景の畑を見学、テイスティング。 温泉のある宿でゆっくり。

  

【9月27日(火)】エオリア諸島クルージング。Vulcano島で泥温泉で美肌に。夕食は島の魚屋直営レストランで。

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【9月28日(水)】タオルミーナへ出発。円形劇場から望むエトナ山、お洒落な街でショッピング、フリータイムを満喫。 アウトレットでイタリアならではの皮製品、衣類、バッグ、靴などショッピング。ノートへ。バロック建築の真っ白な神秘的な街を散策し、貴族の館でお休みください。

 

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【9月29日(木)】ヴィットリアの海外でも有名なった女子ワイン造り手Occhipinti 訪問、テイスティング。シチリアのある家庭でマンマのお料理講座。海前に建つモンタルバーノ刑事の家‐忘れ難い景色で記念撮影。モディカへ(チョコレート工房)。郷土料理を堪能。 ノートの貴族の館で就寝。

  

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【9月30日(金)】チーズ工房へ。オリーブオイルやトマトの生産地見学。シラクーサ、オルティッジャの町散策、お買い物。ノートで最後の晩餐を。

【10月1日(土)】カターニャ空港へ向かう。10:30チェックイン。帰途に着く。

(アリタリア航空の場合 ローマ経由、翌日2日(日)10:20着。)

  

【お問い合わせ・お申込み】LCI イタリアxカルチャースタジオ

Email: info@lci-italia.com Tel:  0422-24-8897 

 

2015年8月14日 (金)

ピエモンテ州 CUNEOの西側フランス国境寄りの山脈地帯に『カステルマニョ』というチーズの生産地がある。標高1500mのこの辺り特有の牛乳チーズは生産過程を見てもわかるように少量しか出来ません。

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『Castelmagno alpeggio』 カステルマニョ アルペッジョが作られるこの小さな生産者は工房よりも標高の高い1800m位の場所に牛を放牧し、雨の日も、風の日も1日2回必ず搾乳をします。

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牛をより自然体にしてミルクを絞り、そのフレッシュなミルクでカステルマニョチーズが作られます。期間は5月~9月の牧草が育つ時期に限定されており、牛たちも季節が終わると別の場所へ売られます。冬の間飼い続けるのは余程コストが掛かるようです。 よって、翌春、新しい雌牛たちと2頭の雄牛を入手します。

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この辺りは標高が高いだけでなく、傾斜も厳しい為、やはり牛にとっても移動は過酷なようです。時にこけたり、足が裂けたりと危険な事故が背中合わせです。

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こうして搾られたミルクを工房まで車で運び、 Caglio(カーリオ・凝固剤)を加えて、適温に温め、かき混ぜていくとミルクが固まっていきます。衛生的にチューブを使って型に流し込みます。

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カステルマニョとして認定されたものには、このシンボルが象られます。

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熟成は石造りの部屋で温度管理されています。 少量生産で貴重なので、海外からの注文もあるようです。

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このカステルマニョのチーズ作りはここVaglieraという100年程前に捨てられた村をワインの生産者などが集まって投資をし、8年がかりで再現した中で行われています。

猛暑といわれた2015年の夏でもここは涼しく、夜は軽目のダウンが必要なほど気温が下がります。

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次にDes Martinと呼ぶ投資家達とその家をご紹介します。

Kyoko M/ Luglio 2015

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2015年8月12日 (水)

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さて、日本館へ。この日はラッキーにも30分待ち。通常は1時間以上待つそうです。しかし、日本人のガイドは行列の間にも何か所かにスタンバイし、日本文化の食事を召し上がる前作法『頂きます!』の解説やお辞儀の角度についての紹介など楽しく案内していました。 待つ事に対する苦が少し和らぎます。

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米作りを行う田んぼの様子や四季の移り変わり、そして収穫祭などを幻想的に展示した後、日本の食材やお料理を映像を使ってご紹介。

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最後の広い部屋にはテーブル席があり、なんと、テーブルはスクリーン。そこには自身が選択した懐石料理が順に出てきます。暗い中に浮き上がるので、まるで本当にお料理が出されたかに錯覚しそうです。

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お箸が実際に置いてあり、各自使ってみます。そのお箸でお料理をタッチすると、各言語で説明が現れます。 

最後はやはりお鍋。 皆で真ん中のお鍋に具材を入れます。(振りです)

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日本の美を表わす展示もありました。あっぱれ! 近くにはVINI ITALY イタリアワイン館。

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更に期間限定で各州がイベントを開催。この日はアブルッツォ州の伝統的な民族衣装で歌と踊りを披露。

そして真っ白にそびえ立つのがイタリア館メイン。白い森をイメージ。

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中には各地方の食材生産者が順に語っているお部屋や、イタリアの絶景ともいえる数々の有名な景色や街をご紹介。

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イタリア館から見た丁度噴水が上がった『L'albero di Vita』(生命の木)。夜は鮮やかなイルミネーションが夜中まで楽しめます。

イタリアワイン館の天井には多数のワイングラスでシャンデリアに。

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ワイン館では10ユーロで3杯テイスティングできます。1000種を超えるワインが並んでおり、ソムリエにアドバイスを伺いながら、選んでいきます。

私はRibolla giallaにAmaroneを頂きました。

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最後はブラジル館へ行き、しっかり歩いてエクササイズ。

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さて、このエキスポミラノで残される名称は実はミラノ市内にありますNaviglio地区のDARSEAです。ミラノは運河地帯でしたが、徐々に埋め立てられていきました。この辺りにはまだ残っており、そこで、 船で流通を盛んにした以前のように、人が行き交うボートを再現しています。実はこの辺り、夜はとても賑やかで、運河沿いに沢山のアーティスティックなショップやカフェ、レストランが並んでいます。

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今年の夏はイタリアも日本も猛暑。シャワーク―ラーや飲料水のフリー提供などのサービスがあり、待ち時間もそこそこ快適に過ごせました。

今回はスクオーラレオナルドダヴィンチイタリア語学校の課外授業でEXPO MILANOへ、日本人学生2人、その他欧米から15人程と一緒に行ってきました。

学校のあるROMOLO駅よりメトロCadornaで乗換え、EXPOの駅Rho Fieraまで20~30分程度で着いてしまいます。 会場の周囲を走るシャトルバスもあり、ポイントを絞ってご覧になられたい方には便利。

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ガイドをしてくれるのは世界中を周ったというAlessia先生。 

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夜18:30頃~入場チケットは5ユーロとあって、夜にいらっしゃる地元の方も多いようです。

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入場すると中心を東西に走るデクマノという通りが1.5km程まっすぐと伸び、その両脇には各国のパビリオンが約40件ほど立ち並びます。因みにデクマノとはローマ帝国時代に栄えた同じような十字路があったことから名づけられました。

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アイルランド。   ブラジルはジャングルの網を歩いてからパビリオンへ。

 

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ベルギー館。  カンボジア館。

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クラスターの中のカカオ館へ。 約140カ国が参加するエキスポではデクマノ通りには約40カ国の独自のパビリオンが見られ、クラスターとエリアはテーマ毎にパビリオンがあり、同じテーマを持つ国は一緒に参加しています。 カカオではパプアニューギアのお姉さんがイタリア語で歴史的民族分裂のお話をしてくれました。 

 

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ウルグアイ館。

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イエメン館。  そして、Eataly!   広いスペースにイタリア食材を購入したり、イタリア料理を味わうことができます。大きなNUTELLAの瓶が!やはりイタリア人には欠かせないヌテッラ。

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アゼルバイジャン館。アラブ首長国連邦共和国館(Emirati Arabi)!こちらは素晴らしい内容でした。現在ハイテクを駆使し、高層ビルが立ち並ぶのドバイなどの大都市ですが、昔は砂漠地帯だけで、ダッテリ(ヤシの実)と水が不可欠だったことを、ある少女の家族を映画と舞台のように描きながら、紹介してくれます。最後はエコロジーについて考えさせられます。また手法は子供にも分かり易いもので楽しませてくれます。

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カザフスタン館。2017年はカザフスタン国内でのエコ・エキスポをスローガンとして掲げています。ここはチョウザメがいて、キャビアが獲れるようです。Blog22

こちらはキャラクタ―達の行進です。

EXPOのキャラクターはFOODY君でしたね。

そして、親しみあるカリメロも。

さて日本館は後半の記事へどうぞ。

2015年7月9日  Kyoko M

2015年7月25日 (土)

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Baroloの産地ランゲからタナロ川を渡ってCanaleのチェントロを過ぎるとMalvira'のカンティーナ、その上方にVilla Tibordiというホテルとリストランテがあります。そこは丘のてっぺんにあり見渡す限りのブドウ畑に圧巻です。今日はカンティーナを訪問させて頂いた後に、このリストランテで夕食を頂きます。

オーナーのRoberto氏のほかに、ランゲでBaroloを造るEraldo氏、更にミネソタより日本酒も輸入されるChrisご夫妻、通訳のChiaraさんはノルウェーに私が日本人ということでとても国際色豊かなメンバーでした。

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このVilla Tiboldiは元々は古いお屋敷を改装したそうで、落ち着いた様相にエレガントなデザインで優雅な時が過ごせます。プールはまるでブドウ畑に浮かぶかのような配置。そして何よりもCamerieriのサービスはさすが一流。

さて、ウェルカムドリンクにアルネイス100%Rive Gaucheを頂き、追加糖度0のすっきりとした味わいに喉の渇きも癒されます。 それから、初の試みで造られたというSolfiti(亜硫酸塩=酸化防止剤)無添加でノンフィルターという確かシャルドネとアルネイスのハーフの白は深みがありながら、鼻につくような特有な香りもなく、しかし味わい深い白ワインはお肉にも合いそうでした。

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実はChrisさん、この日広島の中尾酒造という小さな酒蔵のお酒をお持ちになられました。そこで、プリモピアットのアニョロッティ ダル プリンにお酒とアルネイスのどちらが合うか比べることに。 お酒はとても複雑性のある香りだとRoberto氏は評価しておりましたが、どうしてもお米の発酵による甘さが強く、このパスタにはやはりアルネイスがぴったりでした。

さて、お食事です。前菜はトスカーナ州郷土料理panzanella。 とても上品に仕上がっておりました。

 

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更にTartare(生の牛肉を刻んでオリーブオイルとハーブを和えたもの)ピエモンテでは生肉が頂けるんです。お肉そのものの旨味を感じます。掛けたテーブルオリーブオイルはさすが美味しいもので、アブルッツォのレッチーノでしたが、辛みも感知でき、風味がありお肉が美味しく頂けました。 パスタも郷土料理のひとつAgnolotti dal plin(パスタにひき肉などを詰めた後、摘まんでカットする特徴があります。)

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Secondoはある精肉屋でオーガニックで育てた豚や牛を丸ごと販売してくれるところから仕入れるそうで、レアに焼いたお肉は本当に柔らかく、旨味がたっぷり。

さて、そこで、ワインが登場。さすがRobertoさん。nebbioloのブラインドテイスティングを始めようというのです。1)と2)が近く 若いネッビオーロを感じたが、3)は寿命としては終わりの方のような樽香りが強かった。 結局、2)は分かったのですが、1)と3)を迷ってしまいました。

結果は1)Langhe Nebbiolo 2007 Eraldo Viberti  2)Roero Nebbiolo 2007 Malvira' 3)Barbaresco 2007 Gaja

やはり生産者の二人は大正解でしたが、悩んでいたのは3)がとても樽が強かったこと。 こうやって比較すると違いが明確に浮かび上がってくるものです。 

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デザートにはPESCHE! イタリアの桃ってなんでこんなに美味しいんでしょう。日本の桃よりも酸味もあって口の中がすっきりします。ここに最初に頂いたスプマンテを掛けて頂きます~。 とても有意義で美味しい晩餐でございました。 次回は1週間ほどゆっくりとこちらに滞在させて頂きたいです。 Grazie mille Roberto-san!wine



Kyoko M      Luglio 2015

2014年9月 3日 (水)

 フィレンツェ市内の外れにあるディミトリ ヴィロレージの工房では、機械を使用せず、伝統的な技術によって造られる。  デザインは彼オリジナルであるが、お客様のリクエストにも応じてくれる。

そんな彼の工房には顧客が多い。

生徒は1回に一人しか取らない為、1対1で自身の納得がいくまで、学ぶ事ができる。 基本1か月間。 

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 工房は新旧融合したとってもハイセンスな設えである。 毎日通いたくなる理由は他にもある。 

 

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   パリのコンクールへ大好評だったこのバックは、ネクタイも鞄に合わせて作ってしまった。

 

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隣にはこんな素敵なキッチン。 生徒はここでランチができる。  

 

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ここで修業してみたい方は、こちらまでお問い合わせください。

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イタリア留学・滞在はセレニタリア SERENITALIA 
www.serenitalia,net
 
Scuola Leonardo da Vinci(TOKYO INFO)
 
東京オフィス   
〒180-0003東京都武蔵野市吉祥寺南町1-13-12 
Tel  0422-24-8897 
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2014年8月19日 (火)



Pane nostrum5イタリアのパンはフランスパンとは異なり、味わいも生地感も素朴なところが好きです。

マルケ州の海沿いにあるとても素敵な街セニガリアでは、国際的にも有名なパン祭りPane Nostrumが毎年9月に催されます。

セニガリアにはミシュランを取ったレストランが2つもありとてもアーティスティックなシェフ要る事でも知られています。Moreno CedroniとMauro Uliassi!世界中からお客様がやってきます。

 

 そして、このフェスタにも世界中から生産者も、グルメ達も集まってくるのです。

 

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今小麦粉アレルギーの子供たちがイタリアでも増えておりますが、製法の簡略化による影響とも言われております。 パンの製法はやはり時間を掛けて作られるもので、そうすることで、長期保存も可能になる訳です。

さて、この度セニガリアの友人がお気Paneficio Senigalliaに入りのパン屋へインタビュー(こちらをクリック)して参りました。

 

 このパン祭りにも勿論参加されます。

彼女の場合は、地元の小麦との出会いによってこの香ばしいパンに巡り合えたといいます。  

小麦は石臼で挽き、酵母もリエビトマードレやビッラを使うそうです。やはり天候やいろんな条件によって、パンの仕上がりもさまざまで自然の良さです。 

 

 

LCIでは9月のお料理講座イタリアのパン フリゼッリを作ります! イタリアのパンについてお話したいと思っております。 小麦、そして、酵母について。

スケジュールはこちらです。

どなたでもご参加頂けます。

WWW.LCI-ITALIA.COM   Kyoko Matsuyama

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