プーリアのパンは、フィレンツェに住んでいた頃もよく買って食べていたのを思い出します。
トスカーナのパンと違って、中の生地が黄色っぽい色をしていて、とっても柔らかく、風味にほんのり甘さを感じます。
外側のクロスタはしっかり、硬く香ばしいので、外側もまた美味しく、楽しめます。
【Ingredienti:材料】
・セモリナ粉 Semola di grano duro rimacinata 450g
・水 Acqua 300ml
・イースト Lievito secco 4g
・はちみつ Miele 5g
・塩 Sale 10g
【Procedura:手順】
①前日の夜、スタンドミキサーのボールに、水を半分入れ、イーストを溶かし、ハチミツを混ぜ合わせます。
②そこにセモリナ粉を入れ、スタンドミキサーは平面ビーターを使用して、ゆっくり混ぜ合わせます。
数分経ったら、残りの水と塩を加えます。
③次にドゥーフックに取り換え、ゆっくりと約10分ほど捏ねます。生地全体が捏ねられるように、時々生地を調えると良いです。
④捏ねた生地を取り出し、そっと広げていきます。やさしく、3つ折りにします。
更に2つに折ります。
⑤大きめのボールの内側にオリーブオイルを薄く塗り、そこに生地を入れ、優しく動かしながら表面にオイルを少し付けます。
更に上からセモリナ粉をまぶします。
ボールごとラップして、冷蔵庫(野菜室がよい)に入れて一晩寝かせます。
⑥翌日、ボールごと取り出し、オーブン内(消したまま)で4-5時間寝かせます。
⑦ボール全体に生地が広がっていれば、発酵は出来ています。
これを板上に取り出し、2つに分けます。
⑧1つずつ広げて外から内へとやさしく折り込みます。何度か繰り返して、丸くなってきたら、ひっくり返します。
⑨形はCappello di Prete(司祭の帽子)と呼んでいて、下の方に縁を付けます。
⑩オーブン内に入れて1時間ほど寝かせます。膨らんでひとまわり大きくなったら、
表面にナイフでカットを入れます。
オーブン240℃で10分、続いて220℃で10分焼きます。
中の生地はしっとりと柔らかく、黄色みを帯びています。
外側は香ばしい、クロッカンテ(カリっとした感覚)に仕上がっています。
プーリアパンの完成です!
Marzo/2023 LCIイタリアカルチャースタジオ