ピエモンテ州の湖の中でも落ち着いた趣のある湖『オルタ・サンジューリオ』
ほとりにあるチェントロやミシュラン星付きレストランVilla Crespiのご紹介の前に、こんな場所をご存知ですか。
オルタには鉄道が走っています。駅前の町Legro では町興しで始めたこの辺りを舞台にした映画を題材に''Paese Dipinto''壁に描かれています。
Riso Amaro(苦い米)は有名ですね。
Parodia sul caso Matilde(左下)
una spina nel cuore(右下)
さて、駐車場で車を置いて、徒歩でチェントロに差し掛かる頃、独創的な屋根と、真中に浮かぶ小さな島、そして、向こう岸にSantuario della Madonna del Sasso(断崖に立つ教会)が見えます。
町はピンクや黄色の壁に色彩りどりの花が飾られ、散歩も楽しくなります。
Stresaの島群よりショッピングの規模は小さいが、落ち着いた雰囲気は否めない。
ここもボート motoscafiで島に渡れる。素敵な水夫Marinaioが出迎えてくれます。
小路に入り、階段を結構登っていくと、眺めのいい所にはやはり素晴らしいお屋敷が建っています。
そして、やはり教会も見晴らしの良い、立地好条件にありました。
ここまで来たら、必ず訪れたいレストランはここ、Villa Crespi!
ご希望であれば宿泊もできます。
この大きなシェフ Antonio Cannavacciuoloは今やテレビ番組で引っ張りだこ。よって賛否両論ありますが、試す価値ありです。
とにかく、建物はムーア様式で、天井の高さといい、内装も鮮やか。小室で5組といった空間で、もサービスも至れり着くせり。向かいのテーブルのun Signore(男性客)が、最初から最後まで嬉しそうに完食なさっていたのが印象的でした。
前菜はピンクのスープに生牡蠣。確かラディッシュで作っていました。
いわゆる郷土料理Carne Battutaを鮮やかにアレンジした一品。
ワインは車だったので控え目でしたが、実は日本人のソムリエの方が働いてらっしゃって、
いろいろ面白いワインを提供してくださいました。
こちらはBarbarescoで初老の方が1人で作っているそうで、ラベルも可愛く、味わいも人柄が出ているように感じました。
鱈のお料理もファンタジー溢れるお皿に。
カンノナウをマルサラ風に造ったというサルデーニャはSerra&Moscaのワインはデザートに合わせます。お料理の数も写真を撮るのを忘れる程あり、デザートは後ろ髪を引かれながらも、完食は無理でした。
Villa Crespiは早めの予約をお勧めです。水曜日ランチというのに、2週間前で満席でした。
次はGattinaraへ移動します。
⇒カンティーナAntoniolo訪問
18/5/2016 Kyoko Matsuyama