1月は 【エミリア・ロマーニャ州の郷土料理】
を開催しました!
エミリアロマーニャ州とは食文化で重要な場所です。おそらく、パルマやボローニャ、モデナなどの街の名前は耳にしたことがあるでしょう。 パルマはパルミジャーノチーズ、ボローニャはピスタチオとコショウが入ったピンクのハム(Mortadella),モデナはバルサミコが知られております。パルマでアペリティーボをする際に、サラミの盛り合わせとランブルスコ(微発泡ワイン)は定番で、お皿に溢れんばかりのいろんな部位のサラミが乗ってきます。 この微発泡でほのかに甘さも感じられるワインでサラミの脂分は流されていき、食欲増進、まさにアペリティーボにピッタリです。その中で、今回はコッパをご紹介しました。 COPPAは首の部分のお肉ですが、脂分と赤みの部分のバランスが良く、歯ごたえがあります。呼び方は土地によって変わりまして、マルケ州へいくとLonzino,ラツィオ辺りはCapocollo....
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このサラミに合うパンがTigella! 丸型のパンはオーブン要らず。実際Tigella用の両面フライパンがあります。昔は窯でしたから、その窯に使われた石がTigellaと呼ばれていたことが、このパンの名前の由来です。 実は他の場所では、Crescentinaと呼びます。 例えばローマのマンマと話していて、ティジェッラと言っても通じず、Crescentinaと言えばわかった次第です(^^)。
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モデナオリジナルのソースがあります。 CUNZAは豚肉の脂、つまりラードをローズマリーノ、塩コショウたっぷりと絡めます。 カロリーは考えず、Tigellaを半分に薄くカットして挟んで召し上がれ。こんな脂分をより流してくれながら、食事も旨味を引き立たせるワインはやはりその土地のDOCGではないでしょうか。
『Albana di Romagna』 黄金色にきらきらと輝き、口当たりがとってもまろやか。蜂蜜を思わせる味わい。ついつい、進んでしまいますが、14.5%のアルコール度があります。
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中部、北部はお米をミルクで炊くレシピがありますが、やはりこの地方でも、お米をミルクで炊いたお米のタルトがございます。 素朴な優しい味わいは冬のこの季節に癒されます。 クルミや松のみをふんだんに。香ばしさが更に美味しいドルチェです。
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