Alpignanoの街にはもうひとつ、え、こんな場所に?という発見がありました。
1880年イタリアで白熱電球 (lampada a incandescenza )を発明したのは、Alessandro Crutoだったんです。
彼の発明を完成させたのが、あのトーマス・エジソンだったという訳です。
偶然にも2人は同じ年1874年の生まれです。
彼の功績のお陰で電球製造工場がここAlpignanoにあり、重要な産業となりました。
女性や子供が働いていたそうです。
当時電機メーカーFILIPSもここに支店、工場などがあり、そのリタイアした社員たちがボランティアでこの博物館を運営しています。
子供たち向けにも無料で見学会を行っており、その際見せるのがこの簡単電球作りです。
ジャムが入っていた瓶とフィラメントにシャーペンの芯を使って、両端を電極としてつなぎます。
フィラメントはカーボン(炭)なので、鉛筆の芯が代用できるんですね。 
アレッサンドロ・クルトは、初めはカーボンのクリスタル化(結晶化)を研究しており、人口ダイアモンド作りに励んでいました。
その後変遷を経て、1880 年 3 月 4 日にトリノ大学物理学実験室で、最初の電球を点灯しました。
1900年代初期に、彼の仕事に関連して、『Dora』ドーラという自動車メーカーがアルピニャーノに誕生します。
今流行りの電気自動車のまさに先駆け、馬車型の電気自動車が開発されていました。

アルピニャーノの街には美味しいジェラート屋さんがあります。
そこで名物の『電球型のドルチェ』を頂きました。
電球 Lampadinaと書かれています。とっても甘かったです~。

真ん中の写真は水飲み場で、トリノではシンボルのToro獅子の口から水がでています。
よって、トリノではTorèt と呼ばれています。

暑かったので、リモナータが美味しかった!
Alberto Cruto博物館:https://www.ecomuseocrutosognodiluce.it/il-sogno-di-cruto/
アルピニャーノの驚き①活版印刷を現在も実践している出版社・印刷所タッローネ・エディトーレ:https://www.talloneeditore.com/ の記事はこちら:
2025.6.28 con Chiara e Laura di Scuola leonardo da vinci Torino, anche Amore.