SOLOITALIAによるテイスティング会では 9社の生産者が参加し、ソアーヴェだけをテイスティングし、発展し続けるソアーヴェの多様性と現状を知るとても良い機会となりました。
LE UVE:ソアーヴェの主なブドウは Garganega (ガルガネーガ)(写真左側)
30%ブレンド可能なブドウのひとつ Trebbiano di Soave(トレッビアーノ・ディ・ソアーヴェ)(写真右側)
写真:HP:https://www.ilsoave.com/le-uve/
テイスティングワインについて(頂いた資料より)
まず Cantina di Soaveより【POESIE Soave Classico DOC 2022】
ポエジーエ(折々の詩)と名付けたように、リンゴやパイナップルの果実味と爽やかなミネラル感が多くの人の気分を高めてくれる、ウェルカムドリンクにぴったりです。
次に生産者 Cantina Valpolicella Negrar(ネグラ―ル), ソアーヴェ・クラッシコ地区にあり、ラベル別にインポーターも3社が取り扱うほど日本に馴染みのある生産者です。
Domini Veneti Soave Classico DOC 2021 のシャルドネ、トレッビアーノ・ディ・ソアーヴェをブレンドしたステンレスタンク熟成タイプと Tremenaltoは10%オーク樽3か月熟成をブレンドしたガルガネーガ100%タイプとの明確な違い、前者の白桃のような繊細さ、後者はコクや厚みを楽しむことができます。
生産者 Corte Adami コルテ・アダミ
【Soave DOC 2022】広いソアーヴェ地区とはいえ、収穫後のコールドマセラシオンなどの温度管理と澱引きなし2か月置くなどの作業、さらに品種にトレッビアーノを10%加えたことから、果実の熟度を感じさせ、2022の若いヴィンテージにおいても、凝縮感を楽しめます。
一方、【Vigne della Corte Soave Superiore DOCG 2019】は 標高350mにある畑限定で、樹齢約40年のブドウを遅摘み、シュールリーなどを施しています。樹齢を感じない爽やかな酸と少し熟したリンゴの果実味があります。深みを増す熟成を期待したいワインです。
Corte Canella【La Vero Soave DOC 2022】 生産者コルテ・カネッラはソアーヴェ地区ですが、全て手摘みで収穫し、ブドウの選別を行っています。
また、8月初旬には間引きを行って、色み、アロマ、ストラクチャーのクオリティを高める結果をもたらしています。
10%トレッビアーノ・ディ・ソアーヴェを使用しており、収穫後に一部のブドウは20日間乾燥させます。こうしてできるワインは、ガルガネーガ特有の苦みはなく、白い果実とフローラルな香りと味わいが充実します。
単にソアーヴェと言っても、ここまでコダワリを持って作るとクオリティの高さと個性を表現でき、味わう側の満足度が充足されます。
生産者による説明では、日曜日に友人とのブランチ前に頂きたいワインだそうです。
【Corte Mainente】コルテ・マイネンテ ㈱ノルレェイク・インターナショナルが輸入するこちらは4つのラベルがあり、夏のお食事では前菜からドルチェまで これらのグラスで合わせて楽しみたいです。
ひとつめは Soave DOC 2019のチェンジェッレ。白い花を思わせる、軽やかさと柔らかさが特徴で、前菜に合わせたい。
Soave Classico DOC 2021のピーニョはステンレスとセメント槽で熟成。アーモンドの風味とコク、ボディーがあります。
Soave DOC 2019のネットロワールは 黄金色で、半分ブドウを陰干しして使用しているため、力強さと上品さのバランスがよく、まろやかな余韻が特徴的。
Recioto di Soave DOCG 2017 のLUNA Nova (新月の意味)レチョートは陰干しさせ、貴腐菌が育ち、特有のシロップ漬けのフルーツの香りが生まれます。上品な甘さはこのまま頂いても良いですし、デザートに合わせて頂きたい。
【Gianni Tessari】
ジャンニ・テッサーリも日本に馴染みのある人気の生産者といえるでしょう。
SOAVE DOC 2021はステンレスタンクを使用。ソアーヴェの白い花やセージ、酸とミネラルを忠実に表現しています。
それに対して Soave Classico DOC 2020の Perinato は単一畑で 大樽で発酵、8-10か月熟成と樽によって金色の深みのある色あい、そして、アンズのような濃いめの柑橘系フルーツ、ハーブやアーモンドなどの複雑な香り、そしてミネラル感しっかり。
合わせるお食事は一変して、お肉やお魚の燻製調理などの味わい深いお料理にもあわせたい。
【INAMA】 ソアヴェ・クラシコのトップ生産者のひとつ、イナマ社も初代オーナー、ジュゼッペ氏はフォスカリーノの地に畑を購入しましたが、今では3人の息子たちがカルボナーレの地に畑を持ち、独自のエレガントなスタイルのソアーヴェを作っています。
また黒ブドウのカルメネーレのクオリティ向上に最近は力を入れており、フランスからエノロゴも呼んだほどです。
自然派ワインスタイルのソアーヴェ【ZAMBON】ザンボン
ビオやビオディナミ製法を用いて、いわゆる自然派のワイン造りを行っています。
Soave Vulcano DOC 2020 はガルガネーガ100%で、ろ過せず、シュールリー10か月熟成。
仕上がりは柑橘の優しい香りとスッキリな味わいがあり、見直された高品質な自然派ワインを目指している事が分かります。
Soave Duello Vulcano DOC 2019
樹齢100年以上というのは特記すべき点です。
クリオマセレーション、天然酵母で30-40日間の発酵とゆっくりブドウが自力で変化していくのを待っているのです。一部セメントタンク使用。
仕上がったワインは柑橘系の香りと黄色い果実のニュアンスがあり、塩味すら感じるミネラル感が充実しています。
SOAVEの産地の概要について 次回のブログで詳細アップします。
IVS Japan (一社)日本イタリアワインソムリエ
Kyoko Matsuyama
http://www.ivsjapan.com/