今の樹は1910~1920年のフィロキセラの後に植樹されたものですが、今も現役で健康なブドウの実を付けてくれます。
ワイナリー『Le Piane』
Christoph Kuenzli(クリストフ・クンズリ)氏は1990年代に醸造家や友人のアレクサンダー氏と一緒にこの地の素朴な美しさに魅了され度々訪れていました。そこで、アントニオ・チェッリ氏に出会う。
彼は1980年代にBOCAでワイン造りをしていた数少ない一人です。彼のブドウ畑、そして何年も寝かしたワインに出会い、これは継続すべきものだと確信したのです。
彼から引き継ぎ、少しづつBOCA DOCの区画を買い足し、今日の9ヘクタールのレ・ピアーネの基礎を創り上げました。
1998年、悲劇にも仲間のアレクサンダーが事故死した為、実現したレピアーネを見せることが出来なかったが、彼の理想や夢は新しい畑『メリディアーナ』に生き続けています。
畑の合間に建てられたLa Casa gialla(黄色い家)、これは新しい出発点を意味し、レピアーネのロゴとして用いられています。
愛らしいChiara Tinivella キアラさん
私は彼女と出会って、このBOCAの地、ワイナリーLe Piane,そこで造られたワインに魅了されました。
実はキアラさんはサムライが大好きなんです。勿論見た目ではなく、その精神に惚れ込んでいるそうです。彼女は会うたびに、「サムライに会いたい!」と話すので、2017年、生徒さん他をお連れするピエモンテの旅を企画した際に実現させたのです。その時涙を流して喜んで下さったこと、私も感動致しました。
セジア川を越えれば、ガッティナーラの町があります。そこのホテル学校で、浴衣などの日本的装いで、『茶の湯』を提供し、またおにぎりやお好み焼きなども作って、文化交流を開催しました。そんなひと時にご招待した時のこと。
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