今回シチリア州の東に位置するカターニャ出身のARIANNA先生をゲストに迎えて、カターニャ料理を美味しく頂きました。
どれもこれから夏にぴったりの さわやかさっぱり、でも力のつくレシピばかりです。
Antipasto(アンティパスト): Pasta al pistacchio accompagnata da crostini di pane
美味しいピスタチオ~ BRONTE産でパスタ
Valle dell' Etnaのスペチャリタ です。
ピスタチオも松の実もフレッシュを使っているので、風味がとっても豊かです。 ほろ苦さが大人の味で、くせになりそう。
ブロンテ産 ピスタチオ(生)は日本ではなかなか高級品なので、お家で作るのに 友人の卸で多めに注文して皆さんで分けることにしました。
Primo Piatto(プリモピアット): Pasta alla Norma パスタ アッラ ノルマ
カターニャの家では夏は毎日Pranzoに頂くというパスタ。 朝Mammaがナスを揚げておきます。昼食の準備はお父さんという分担だそうです。
Pasta alla Norma の名前は、カターニャ出身の作曲家Vincenzo Belliniの オペラ『ノルマ』(Norma)に由来します。ソプラノのアリア「清らかな女神よ」(Casta Diva)は特に有名です。 シチリアの劇場のマネージャー Nino Martoglioがこのパスタを初めて食べた時に、オペラ『ノルマ』の素晴らしさと匹敵すると感激し、「E’ una Norma!」と声にしたからだそうです。
上に掛かっているチーズは 'リコッタセッカ'(リコッタ少し熟成させたもの)。食感と風味が絶妙です。
Secondo(セコンド): polpette sulle foglie di agrumi レモンの葉包みのポルペッテ
近所のスーパー、八百屋を探しましたが、葉つきレモンは見当たらず、お庭でゆずの木を育てていらっしゃる方にゆずの葉を譲っていただきました。
またレモンの葉はイタリアの友人に封書で送って頂いたりと、皆さんのご協力に感謝しております!
Vino(ワイン):
CERASUOLO DI VITTORIA 2004 ( DOCG)
品種:Calabrese, Frappato
ルビーのような赤色。 香リは華やかなスミレを想わせます。
味覚はベリー系の果物、まろやかなタンニンがボディをしっかり感じさせます。
パスタからお肉まで併せていけます。
2枚の葉の間に生地を詰めていきます。
柑橘系の葉が手に入らないときは、耐熱皿にレモン汁をたっぷりたっぷり絞ったうえに、
生地を詰めていきます。後はオーブンで一緒に焼くだけ。
とっても簡単で、レモンのさわやかさが夏の暑い日にも食べたくなるお肉料理になります。
オーブンで焼いた後は、カターニャ産 アーモンド(生)とへ―ゼルナッツをトッピング!
ピスタチオのパスタにはオリーブオイル選びがポイント!
サルデーニャ産ボザーナ種のような繊細な味が、良く合います。
BUON APPETITO!