イタリア食材 Feed

2014年6月30日 (月)

サルデーニャ州へ行くと、うす~い、サクサクの香ばしいパンがテーブルにサービスされます。 これは『パーネカラサウ PANE CARASAU』と呼ばれます。     (⇒今月のお料理講座のご案内はこちら

Sardegna5 Sardegna

このまま、お食事と一緒に頂くこともしばしばですが、このパーネカラサウを使用して頂く、いろんなお料理があります。

IMGP3816

Piatto di panecarasau 

 

 

 

 

 

 

 

 

左:【PANE GATTIAU】 パーネ ガッティアウ

ローズマリーを一緒にオリーブオイルで軽ーくトーストします。香ばしくて、ワイン(ヴェルメンンティーノ)にぴったりです。

右:【PANE FRATTAU】 パーネ フラッタウ

これは7月のお料理講座でご紹介します。 soon こちらをご覧ください。

使用するパーネカラサウはサルデーニャ州内陸の小さな村’’ガヴォイ’’ にある『サントゥ ジュアンネ』パン工房で リタ・サンナさんが一枚づつ焼いております。(ご購入頂けます。)

作っている様子は下記へどうぞ。

 

Pane imbrattau cun tamataPane cunozzu

 

左:【PANE IMBRATTAU CUN TAMATA】パーネ インブラッタウ クン タマタ

大きく熟したトマトを茹でて、パーネカラサウの上に塗って、更に濃厚な風味のサルデーニャのチーズ、フィオーレサルドを卸して、振りかけて頂きます。

右:【PANE CUN OZZU】パーネクンオッズ

パーネカラサウを冷たい水で戻し、オリーブオイルや豚の脂で揚げます。

小さな村’’ガヴォイ’’ にある『サントゥ ジュアンネ』パン工房で リタ・サンナさん

Sardegna4 Sardegna2

 

 

 

 

 

 

 

 

Sardegna1 Panecarasau

 

FOTOは2009年と2013年に行って撮影したものです。

Kyoko Matsuyamawink

www.lci-italia.com

info@lci-italia.com

 

2014年5月17日 (土)

Varnelli6
Varnelli7
 

アニス(ANICE)は古くはエジプトやバビロニアで薬として用いられた植物で、フェンネルの香りとほのかなミントを感じられます。 
薬草商であったジローラモ ヴァルネッリ氏の発明によってアニスのリキュールが1868年に誕生する。
消化、利尿、清涼効果があり、食後に少量頂くだけでスッキリします。
その他、咳止め効果や抗免疫不全効果をもたらします。  
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
レシピはヴァルネッリ家の家宝として今でも継承されています。
昔は周りの山で採取できた材料も今では制限されてしまい、外国から取り寄せることになってしまいましが、 今でもこの昔話に出てきそうなラボであらゆるハーブや木の実を調合し、煮たてて蒸留酒を作っています。
 
Varnelli 1Illicium Verum
 Frutto Anice Verde
 
 
 
 
 今は3世代合わせて女性4人で運営しており、宣伝担当のOriettaさん(右上)は素晴らしく社交的で楽しい方で、それぞれも持ち場があるようです。今ではニューヨーク、日本と海外至る所へ輸出してらっしゃいます。
アニスには3種類あって、ラテン語のANISUM(同じではない)が語源。
L'anice pepato ; コショウのようなスパイス。
L'anice stellato;星の形をした木の実。種部は油分があり、果実部分に芳香性や味わいがある。
L'anice verde;西洋のアニス、白と黄色の花を咲かせる。8-9月に卵型の小さな果実の収穫を行う。
 
VVarnelli2
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
背景にあるシンボルの女神はSIBILLAといって、ヴァルネッリがあるMUCCIAに7万ヘクタールの国立公園指定された山があり、そこに住む女神だそうです。商品名にもAMARO SIBILLAと名づけるほど大切な存在です。
マルケのMUCCIAという場所は自然に囲まれ、空気、水の美味しいところにこの蒸留所があるのも納得です。
 
さてアニスのリキュールの簡単!お勧めの召し上がり方をご紹介します。
お勧め1. Espressoにお砂糖と ヴァルネッリを小さじ1杯垂らします。
お勧め2.チョコレートとの相性がいいので、添えて召し上がれ。
お勧め3.写真のように、レモンのシャーベットにアニスを加え、エスプレッソと一緒にどうぞ。
 
さて、LCIイタリア伝統料理とワイン講座では Espresso al Varnelliをご賞味頂けます。
 http://www.lci-italia.com/
 
Kyoko Matsuyama
 
 
 
 
 
 
 
2014年4月12日 (土)

Blog1 Blog2

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 トリエステ(県)、スロベニアのとの国境に位置するSan Dorligo della Valleは北方の地中海の玄関に位置し、オリーブの品種『BIANCHERA 』(ビアンケラ)を栽培するのに適した気候と土壌である。このことは、実はローマ帝国時代に遡る。

GIOACCHINO FIOR ROSSO氏は、この地でオリーブのビアンケラ品種を一筋に栽培している。 この家族の生い立ちは面白く、実はジョアッキーノ氏はオリーブ栽培を行うシチリアの家庭で育つ。 その後奥様のADRIANAさんに出会う。彼女はトリエステ出身で、彼女の家族もまたオリーブ栽培を行っていたことから、曾祖父以来のオリーブ畑9ヘクタールを引き継ぐ。2001年にMontedoroの地に13ヘクタールを入手し、2000本のビアンケラとレッチーノとマウリーノを100本づつ植樹する。

全て手作業で行う為、収穫時は家族総出で、傷のあるオリーブは取り除きながら、非常に厳密にクオリティを追い続ける。 

Blog3

Blog4

 

 

 

 

 

 

  彼の畑からはアドリア海が望める。『FACCIUMARI』シチリアの方言で(海を望む)と書かれた看板には彼の故郷AGRIGENTOの景色を重ねて観ていることがわかる。

海からの温かい空気と山からの冷たい空気がちょうどぶつかる場所ですから、雷雨や雹にさらされる事も少なくない。ちょうど私が訪問した時も突然の霰に降られ、危険を感じて車に逃げこみましたが、オリーブへの大惨事になりかねない厳しい現実がある。

BORA風が強いのはMOSCA(オリーブ寄生虫)が付きにくい利点もある。トリエステは行政が生産者と二人三脚で動いており、オリーブ畑に異変や変わった虫などを見付けると、必ず生産者は県に報告し、その後専門家から指示が出されるのである。

ビアンケラの葉は写真のようにEORICAといって、風に舞うような形をしているのが特徴です。

BIANCHERAはスロベニア語でBELICAトリエステの街ではスロベニア語と併記されている看板をよく見かける。土地の人たちは両方話している。

Blog5 Blog6

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

彼のオリーブオイルのラベル付けの面白いことには、収穫時期を3つに分けて、ラベルも値段も変えている。

 10月20日~11月10-15日に収穫したものは INTENSO  濃厚 ・・・ここから DOPが作られる。

11月15日~30日 MEDIO ミディアム

12月 LEGGERO ライト

つまり、10-11月が香り、味わいが頂点である為、その前後の期間においては弱い方へ傾斜する。(クオリティが下がる) ならば値段も変わるべきと彼は考える。 

彼の作る DOP(原産地呼称保障制度)は『TERGESTE DOP』はあらゆるコンクールでも高い評価を得ているが、例えば、この春のGAMBERO ROSSOでは3フォッリ(最高点)を。

FRUTTATO MEDIO:フルーティ ミディアム 

刈ったばかりの草の香り、ほのかに青いトマトやアーモンドが香る。

最初口に運んだ時、優しいが、次第に辛み、苦みが現れ、持続性もあります。

 
Blog7 Blog8

 

 

 

 

 

 

 

 

ローマ時代の遺跡が発掘された中に、オリーブ搾油の石臼と搾り機が出てきたことが証拠となり、この辺りにオリーブの栽培がなされていたことがわかった。

Blog10Blog11

土壌はカルソ地方の石灰岩で出来ており、雨に含まれる炭酸によって溶解する性質がある。更に水分を吸収する性質の為、山に降った雨は中を通って、各所に溜まり、そこから出来る沢山の洞窟GROTTEや、小川が見られる。

Blog12Blog13


地形、歴史から、トリエステのオリーブ栽培、そしてオリーブオイルの製造へのこだわりまで、熱心にGIOACCHINO氏は語って下さいました。

お昼はご自宅に招いて下さり、Adrianaさんが作ったパスタを頂戴し、本当に温かいハートフルな人達で、オリーブもこうやって大事に愛情を持って育てられてるのだと実感しました。

 

 この日の訪問はトリエステの虹に見送られて終了しました。

Kyoko M.  Marzo/2014 

 

 

 

 

 

2014年4月 2日 (水)

Prosciuto al forno Fior rosso

 

 

 

 

 

 

 

トリエステ空港近くMonfalconeのパレスホテルで開催された食のフェア。フリウリのワインやオリーブオイル、はちみつなどの生産者が集まった。

まずはプロシュートの塊をパンで包んで焼き上げた為、プロシュートの味わいが濃厚で適度な油分が旨味となって後をひきます。

『フィオール ロッソ』はトリエステでビアンケラの単一品種の品質の高いオリーブオイルを生産する。収穫時期によってラベルも変えるという。とてもこだわりと情熱を感じる。

Festa1 Grgic

 

 

 

 

 

 

 

 

 

月曜にもかかわらず、徐々に人が増え、こちらはお勧めのワイン生産者のGRGIC。土着品種レフォスコやヴィトフスカ、マルヴァジアを取り扱う。各種1500本しか作らない。アグリツーリズモでは乗馬も楽しめるそう。ヴィオディナミを取り入れ、洗練されていない、素朴な味わいに強い印象をうけた。

 

Festa3 Festa4

 

 

 

 

 

 

 

 

 

リゾットは隠し味にリンゴが入り、ピンクペッパーがスパイシーで軽い食感を与える。いよいよ部屋いっぱいになってきました。

 Festa2Rubbia

 

 

 

 

 

 

 

 

 

こちらのスタンドにいらしたシニョーラはお人形のようなお嬢さんを連れて参加。とても明るく親切な方で、話していたら日本に入っていることがわかり、道理で見覚えのあるラベルと実感した次第である。ヴィトフスカとテラーノは土着品種の特性上力強いにもかかわらず、とてもミネラル感のあるフレッシュなワインで、また頂きたくなります。 インポーターはMONACAさんです。 VINI ITALYにも参加されるそうですよ。 (24/3/2014)

 

 

 

2013年11月16日 (土)

アルトアディジェ州のDOP有名な食材と言えば、スペック。

Speckティロル地方で伝統的に作られ、豚の足部分の上質な肉を軽くスモークし、5%を超えない塩分が含まれる上品なハムです。塩、ジネープロ(ビャクシン)、ローレル、ローズマリーを加えて、約3週間乾燥させた後、20℃以下でスモークとドライを優しく約6カ月間繰り返し、スペックのフレーバーやアロマを作り上げます。

このキノコやナッツの独特の香りはDOP認定の証です。

このスペックを召し上がりたい方はこちらのイタリア伝統料理とワイン講座へどうぞ。

 

イタリア最北部アルトアディジェ州のワインはDOCGはないものの、また一味違って興味をそそる。

オーストリアのすぐ南に位置し、白ワインが有名かと思えば、赤の土着品種が面白い。...スキアバ、ラグレイン。こちらの生産者はボルツァーノにあり、バラエティも幅広く作ってます。

 

 

例えば、S.Maddalena DOC classico はスキアバ90%、ラグレイン10%。熟したチェリーの果実味とアーモンドの香ばしさが感じられる。お食事はアルトアディジェの郷土料理 『カナデルリ』に良くあいます。

Santamaddarena

 

 

 

 

 

 

『カナデルリ』は 硬くなったパンを再利用して、アルトアディジェのDOP商品スペック(豚肉スモークハム)を中に入れて、軽く茹でるパスタで、故郷の味です。

Canederli

 アルトアディジェ州の伝統料理とワイン講座は開催中です。

  11月17日(日)満席

  11月18日(月)満席

  11月22日(金)11:00-14:00

     11月24日(日)12:00-15:00

  お申込みはこちらへどうぞ。info@lci-italia.com  TEL 0422-24-8897


Loison 3イタリアのクリスマスには欠かせない『パネットーネ』!

日本でも最近はパン屋さんで見かけるようになりましたが、ロイゾンのパネットーネを召しあがったことはございますか。 小麦粉、イースト、ドライフルーツなどの各素材にこだわった彼のパネットーネはイタリアでも有名です。 

 

 

 

 

a)クラシコ  伝統スタイルで広く親しまれている味わい。

b)プロセッコ  スパークリングワインで使用する白ブドウが入ってます

c)マンダリーノ  シチリアのオレンジが入ってます

d)アマレーナ  ブラックチェリーは仄かな甘さが定番人気です。

特別価格 各2900円 12月以降に受取り可能です。               お申込締切は12月10日(火) 

Loison1 Loison2

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さら

にパッケージがこんなに素敵なので、プレゼントにも最適です。

 

 

 

 

 

 

お申込みはLCIまでどうぞ。info@lci-italia.com  TEL 0422-24-8897

2013年10月30日 (水)

 
Mele di trentinoDOP
ストゥルーデルStrudel(シュトーレン)がこの地方で有名な理由をご存じですか。
アディジェ川沿いに広がるリンゴ畑。

これらのリンゴたちはトレンティーノ原産地名称保護指定DOPである。

ヴェローナ~トレント~ボルツァーノへ車で上って行く道はADIGE川沿いで、ずっと続きます。

他にも更に北部Val di Non や Val di Soleの日の当たる段々畑、南のガルダ湖付近l’Alto GardaやValsuganaにて栽培される。

なんといってもトレンティーノの天候と土壌に適しているようです。

 

 

 

Mele trentino DOP

 

主なリンゴの品種

GOLDEN DELICIOUS

ゴールデン。黄色で少し長めの形。日に当たる部分がほんのり色づく。ジューシーで歯ごたえの良い、甘さと味わいを兼ね備えたアロマティックなりんご。

RENETTA CANADA

レネッタ。形は少し潰れた感じで、色は薄い赤。Val di Non 産といえばレネッタで、お食事にも利用される。

RED DELICIOUS

 レッド。 クラシックな赤く輝くリンゴ。長く、5つの点が下部にある。皮はつるっと、酸味の少ない締まった果実です。

  Strudelこれで ドルチェのストゥルーデルStrudelが有名な理由がおわかりでしょうか。

 11月のトレンティーノ・アルトアディジェ州お料理講座お申込み受付け中です。すでに満席の日もありますので、お早めにどうぞ。皆さまのご参加をお待ちいたしております。

  詳細はこちら

 

 

 

2013年9月25日 (水)

アブルッツォ州ペスカーラ(県)に属する海からの風も受けつつ、標高500m程の丘にあるCitta' Sant'Angelo(チッタ サンタンジェロ)は小さなチェントロストリコ(旧市街)を囲み広大な森や畑に囲まれている。 



オリーブオイルについては、L'Olio Extra Vergine d'Oliva D.O.P. Aprutino Pescarese  Dop(ペスカーラで認可を受けたDOPのオリーブオイル)は品種ドリッタ、トッコラーナ、レッチーノに限り、規定に則って作られます。 

ご紹介するTENUTA FRAGASSI(テヌータ フラガッシ)は若いご夫婦が新しい知恵を 搾って、いろんな興味深い提案をしています。

彼らのペスカーラDOPはフルッタート(中)で、香り、苦み、辛みがこの8月に味わった時点でも程良く感じられるオリーブオイルに仕上がっておりました。

また、あらゆるフレーバーオイルを試しており、その種類はさまざまなお料理のシーンで楽しめるでしょう。

  Fragassi olioもうひとつ、開発中なのがトマトソース、いやトマトジュース。お子様にも安全に召し上がって頂けることをコンセプトに、スローフードのアブルッツォ州品種のPERAというトマトを利用した商品は楽しみです。

完全にジュースにする為には新しい機械を投入するなど、道のりがあるそうです。

  Fragassi1

10月は下記のスケジュールでアブルッツォ州のお料理、ワイン、オリーブオイルなど特産物をご紹介しております。後わずかの空席ですが、是非ご参加くださいませ。

お待ちしております。

 

Kyoko Matsuyama   LCI イタリアカルチャースタジオ

2013年8月28日 (水)

マルケ州マチェラータにある小さな町 『SERRAPETRONA』 (セッラペトローナ)には珍しい赤ブドウのスプマンテDOCGがあります。 そのブドウ品種はVERNACCIA DI NERA(ヴェルナッチャ ディ ネーラ)。サルデーニャやサンジミニャーノにもヴェルナッチャはあるが、別品種である。ヴェルナッチャはラテン語でブドウの苗木だそうだ。この土地にしかないヴェルナッチャ ディ セッラペトローナを作り続ける家族Alberto Quacquarini のカンティーナを訪れた。

Serrapetrona500mの標高に位置する畑の8月上旬は緑の小粒の実を既に付けている。

ALBERTO QUACQUARINIのVernaccia di Serrapetrona DOCGは以外にも日本未入荷である。

インポーターには面白い一本に違いない。ドライ(Secco)は食前酒からチーズやサラミに合わせ、パスタまで合わせられる。ドルチェ(Dolce)は、やはりスイーツに合わせて頂きたい。

 

 

 

 

 

 

Serrapetrona11月まで待って収穫をするヴェルナッチャ・ネーラは3か月写真のようにカンティーナの一定温度内で吊るされます。

更に40%以上の干したブドウ(Uva passita)をモストに搾汁し、10月に収穫して、アルコール発酵させておいたワインとを合わせ、ステンレスタンクで二次発酵させます。更に3度目の発酵はシャルマ法で、スプマンテを作ります。 

最低でも収穫から1年半は掛かるワインなのです。

時期としては丁度パスクワの時期に出来上がるので、

 

 

 

 

Serrapetrona 3 パスクワに頂くケーキは、今ではコロンバですが、

 当時もっと素朴なシュガーパウダーがしっかりかかったドーナツのようなケーキで、この甘いお菓子と一緒に セラペトローナのスプマンテを頂いていたようです。

という話を熱く語って下さった MAUROさん。

日本のインポーターさん、是非輸入して下さい。

ご連絡はこちらまでどうぞ。 info@lci-italia.com

Kyoko Matsuyama