2026年9月14日 (月)

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11月5日頃入荷予定!  

今年もサルデーニャ島より、初搾り(ノヴェッロ)のエキストラ・ヴァージン・オリーブオイルをノンフィルター(無濾過)でお届けいたします!

フィルターを通さず自然に沈殿 させて取り除く「ナチュラルデカンタ製法」を施し、
オリーブの味わいや栄養分を十分に残します。
収穫後すぐに搾油機にかけられた新鮮な美味しさがそのままボトルに詰まっています。
搾りたてのノヴェッロはアーティチョークや青い草を思わせる香りと、力強くフルーティーな味わい。

ノンフィルターEXVオリーブオイル ノヴェッロ 500ml  4,300円(税込)

2本セット送料無料!でお届けします! 限定価格 8,600円(税込、送料込み)

ご注文は info@lci-italia.com へ  9/29〆切

ご氏名、ご住所,郵便番号、お電話番号をメールでお知らせ頂きましたらお支払いのご案内をさせて頂きます。

Novello


サルデーニャ北部のオリーブ品種 100%使用。
品種:ボザーナ、ビアンコリッラ、レッチーノ


主な使用品種は『ボザーナ』です。

『ボザーナ』品種の香りはよくアーティチョークやカルドンの野菜で表現されますが、味わいにおいてもこの野菜のきりっとした苦味を感じることができます。更にのど元を通る時に感じる辛味ー(ピッカンテといいます)ーがピリッとするのですが、このバランスが良いので心地良い味わいです。

この苦み・辛みを表現する成分がオレイン酸、リノール酸、リノレン酸でありオメガ3,オメガ6という体内を健康に守るために必須な脂肪酸なのです。 

 

サルデーニャ島で、オリーブオイル造りを手掛けるフォイス一家、アカデミア・オレアリア。

フレッシュな香りとオリーブの栄養素ポリフェノールが豊富

その秘密は、
収穫の時期: 熟成半ばのタイミングに行います! 収穫は10月から始まり、1月末まで続きます。
収量(搾られる油量)は完熟を待つよりも少ないので、大変貴重なオリーブオイルが得られます。 

健康なオリーブで 欠陥のない、オリーブオイル 

その秘密は、
1.畑で収穫してから、12時間以内に搾油!
2.連続方式の近代搾油機を使用!
  雑菌の入らない、酸化しない完全な環境で作ります
3.27℃未満の低温で圧搾!(コールドプレス)

オリーブの青々しい香りとアーティチョークのような苦味
これは品種『ボザーナ』の特性です。一般的に分類すると 中〜上程度の強さです。

後味に苦味や辛味をバランスよく感じる!

こんな使い方がお勧めです。
 ◇茄子やズッキーニ、パプリカの焼き野菜
 ◇白身魚のグリルはお醤油でなくて、塩レモンとこのオリーブオイルで!
 ◇お豆(白いんげんやグリーンピース、ひよこ豆)のスープをお皿に盛り付け後、上から掛けて!
 ◇マグロのお刺身の炙り焼き
 ◇エビやいかの塩焼き
 ※火に掛けずにそのままで味わってください。 

お料理の味わいに深みが増します!

地元のお料理では、
◇郷土料理の子豚の丸焼き
◇海沿いではアラゴスタ(伊勢海老)、カラスミ、ウニが豊富に採れますので、こういった郷土料理には欠かせません。   

 
 ◆ 生産者 アカデミア・オレアリア について ◆

サルデーニャ島のアルゲーロにある「アカデミア・オレアリア」
ボザーナ品種を主にサルデーニャの土着品種を栽培しております。

ジュゼッペ・フォイスは今や230ヘクタールの畑に約25,000本のオリーブの木を所有しておりますが、自ら栽培したオリーブを収穫して、自社の搾油場で、品質管理を完備した中でエキストラヴァージン・オリーブオイルを作っています。

太陽光を活かしたエネルギーの有効活用など、サステナビリティの考えをもつ生産者です。

アルゲーロの街はその昔スペインのカタルーニャに占領されたことがあり、今でも道の標識がカタルーニャ語とイタリア語の2つ言語で併記されています。海沿いの港町ですが、ヨットハーバーがとても素敵で、要塞から望む夕日は本当に美しいです。街の中心は旧市街です。そこには外れのないサルデーニャ料理を満喫できるレストランが沢山あります。
多くのレストランのテーブルには、このアカデミアオレアリアのオリーブオイルが置かれているのに気づきます。地元に愛される昔から続くオリーブ農家であり、オリーブオイルの生産者なのです。
 
地元の人からも愛されるアカデミアオレアリアのオリーブオイルを是非味わってみてください。

 

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!! 数々の受賞歴 !! 

第20回コンクール『ELCORE ORIVARIO』 第1位

第4回コンクール 『ORCIOLO D'ORO』 第1位

第11回コンクール『TRICOLLE』 単一品種フルッタートMEDIO 部門

BIBENDA (イタリアオリーブオイルクオリティ2020)にて最高点 5 Gocce獲得!

2026年8月24日 (月)

8月の料理講座では、「イタリアの夏」をテーマに、暑い季節にぴったりの郷土料理とワインをご紹介しました。

イタリアでは、夏になると旬の野菜や魚介、穀物を使った軽やかな料理が食卓を彩ります。素材本来の美味しさを生かしたシンプルな料理は、暑い季節でも食べやすく、地域ごとにさまざまな工夫が受け継がれています。

今回の講座では、夏ならではの3品を手作りし、イタリアワイン2種類とともに楽しみました。

Insalata di Farro スペルト小麦のサラダ仕立て

Farro(ファッロ)は、約9,000年前からヨーロッパで栽培されてきた古代小麦のひとつです。

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ファッロには小粒・中粒・大粒の種類があり、今回使用したのは大粒の「スペルト小麦」。食物繊維やビタミン、ミネラルが豊富で、栄養価の高い穀物として近年あらためて注目されています。

作りたても美味しいですが、30分ほど置くことで味がなじみ、より深い味わいになるのも魅力です。暑い季節にぴったりの爽やかなサラダに仕上がりました。

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Calamari ripieni di couscous イカのクスクス・リピエーニ

今回はクスクスも手作りしました。

クスクスを蒸し上げるための伝統的な調理器具は「Couscoussiera(クスクスシエラ)」といい、テラコッタ製の鍋でじっくり蒸すことで、ふんわりとした食感に仕上がります。

シチリアをはじめ地中海沿岸では、魚介とクスクスを組み合わせた料理が古くから親しまれており、イタリアと北アフリカの食文化が出会って生まれた一皿でもあります。

Calamari

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Granita al limone グラニータ・レモン風味

シチリアやカラブリアを代表する夏のドルチェ「グラニータ」。

その歴史は、アラブ人がエトナ山の雪にフルーツシロップをかけて食べたことが始まりと伝えられています。今回は爽やかなレモン風味で仕上げました。実はご家庭で手軽に作ることができます。

シチリアでは桑の実(Gelsi)やアーモンドのグラニータも人気。お好みで少量のジンやグラッパを加えると、大人ならではの味わいも楽しめます。

Salute

今回もイタリアワイン2種類とのアッビナメントを通して、イタリアの夏の食卓を感じていただくひとときとなりました。

ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。


次回の料理講座もどうぞお楽しみに!

『Andrea先生と一緒に!マンマの料理とワイン講座』

9月13日(日)11:00-14:00
9月14日(月)11:30-14:30

◎Crostini con patè di fegatini  レバーペストのクロスティーニ

◎Saltimbocca alla romana サルティンボッカ・アッラ・ロマーナ

◎Serpentone(’Torciglione) セルペントーネ (トルチリオーネ)

イタリアワイン2種類と合わせます。

お申し込み・詳細はこちら

LCIイタリアカルチャースタジオ吉祥寺

2026年8月22日 (土)

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2026年8月 6日 (木)

A Roma fai come i Romani.

これはとても有名なことわざですが、わかりますか?

Pillole_4_2このことわざの起源はキリスト教徒初期の時代に遡ります。

人々の伝統や習慣は、そんなに遠くない場所であっても、往来がないと各国や街によってとても違ったものだったでしょう。そのため、基本的に訪れた先では、その場所の流儀に合わせるようにと示されたひとつの教えだったのです。

イタリア語学習においてもこの教えは適応できます。 ある外国語を学ぶ際に、その場所の文化にも浸ることが重要です。 習慣や考え方、料理などなど・・・もちろん面倒だったりもしますが、やはり知るということは楽しいものです。

Questo consiglio risale ai primi Cristiani. Le loro tradizioni potevano essere molto diverse in Paesi neanche troppo lontani, e persino tra una città e l'altra. Oggi viene usato per dire che è fondamentale adattarsi al luogo in cui ci si trova. Anche questa frase può ispirarci nello studio dell'italiano: quando si studia una lingua di un Paese è importante fare un'immersione nella sua cultura. Nelle abitudini, nelle idee, nella cucina... Certo, può essere impegnativo, ma anche piacevole!

さて、3つのローマに関することわざを3回のブログに分けてご紹介して参りましたが、どれが一番、あなたにとって気になる諺だったでしょうか。

E tu? Conoscevi già queste frasi su Roma? Quale ti ispira di più?

Studiamo insieme!
体験レッスンはこちら
https://lci-italia.com/iscrizione.html

LCIイタリアカルチャースタジオ吉祥

2026年7月22日 (水)

7月は、イタリア最南端、本土の「つま先」に位置するカラブリア州をテーマに開催しました。

三方を海に囲まれたカラブリア州は、温暖な気候と豊かな自然に恵まれた地域です。

唐辛子や茄子、パプリカなどの野菜をふんだんに使った料理が多く、素朴で力強い味わいが特徴です。昔ながらの家庭料理が今も大切に受け継がれ、郷土色豊かな食文化が息づいています。

今回の講座では、カラブリアならではの3品を手作りし、郷土ワインとともに楽しみました。

Melanzane ripiene alla calabrese カラブリア風茄子のリピエーニ

夏野菜の代表格である茄子に具材を詰めてオーブンで焼き上げる、カラブリア定番の家庭料理です。

本来は残った硬くなったパンとチーズをたっぷり詰めるのが特徴ですが、今回は他のレシピにパンが多いため、ひき肉を代用しました。チーズは羊のペコリーノやパルミジャーノ、またはカチョカバッロ、モッツァレラ(ドライ)などが使われます。

Melanzane

野菜の旨みがぎゅっと詰まった、南イタリアらしい温かみのある味わいを楽しみました。

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Pasta ca' muddica(パスタ・カ・ムッディカ)

パスタ「フィレーヤ(Fileja)」を手打ちしました。

フィレーヤはカラブリア西ティレニア海側、トロペアの北に位置する『VIBO VALENTIA ヴィーヴォ・ヴァレンティア』の郷土パスタ!

Pasta

語源は、Ferretto di Maccheroni、フェレット(細い棒)で作るマッケローニパスタという意味で、地元ではトロペア産の赤玉ねぎとンドゥーヤのソースで頂きます!

もちもちとした食感が特徴で家庭で親しまれています。

Pasta2

「パスタ・カ・ムッディカ」は、香ばしく炒めたパン粉を合わせるシンプルながら奥深い一皿。昔はチーズの代わりとしてパン粉を使っていたことから、「貧者のチーズ」とも呼ばれ、南イタリアの知恵が詰まった郷土料理として知られています。

Gianfuttiri(ジャンフッティリ)

Pepero_2

Peperonata calabrese=カラブリアのペペロナータ!パンに乗せてクロスティーニもお勧めです。

Pepero2

温かくても冷めても美味しいです。今回は古代小麦Tumminia(シチリア)を使用したPane Nero 黒パンをご用意しました。

Pane_nero

素材本来の味わいを大切にするカラブリアらしい一品で、ワインとの相性も抜群です。

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今回もカラブリアの郷土ワイン2種類と合わせながら、現地の食文化に触れるひとときとなりました。

Photo

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Salute

ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。


次回は「イタリアの夏」をテーマに開催します!

8月の講座では、イタリア各地で親しまれている夏の料理をご紹介します。

暑い季節にぴったりの前菜から、魚介料理、爽やかなドルチェまで、ご家庭でも楽しめるメニューをご用意しました。

『イタリア夏の料理とワイン講座』

8月16日(日)11:00〜14:00
8月17日(月)11:30〜14:30

※同じ内容となりますのでどちらか一方へご参加下さい。

MENU:

Insalata al Farro
スペルト小麦のサラダ仕立て

Calamari ripieni di couscous
イカのクスクス・リピエーニ(詰め料理) 
クスクスも手作りします。

Granita al limone 
グラニータ・レモン風味

作ったお料理は、今回もイタリアワイン2種類と合わせて召し上がっていただきます。イタリアの夏の食卓を感じられる、爽やかな料理とワインをご一緒に味わいませんか。

皆様のご参加を心よりお待ちしております。

お申し込み・詳細はこちら

LCIイタリアカルチャースタジオ吉祥寺

2026年7月20日 (月)

注文ごとにボトリング。少量生産で徹底したクオリティ管理

オリーブオイル生産者『BAGLIO INGARDIA バーリョ・インガルディア』は、トラパニから車で10分ほど内陸に入った小さな町PACECOにあり、海や塩田からも近い長閑な環境です。

正面の一画には元々18世紀に植えられた、樹齢300年を誇るオリーブの木々があり、10年以上にわたり

スローフード・プレシディオの認定を受けています。

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BAGLIO(バーリョ)とはシチリアの典型的な要塞化された領主の建物で、中央に大きな中庭、領主が住む家と従業員たちの住まい、厩舎、倉庫が敷地内にあります。

インガルディアのバーリョは1700年代スペイン統治時代にスペインの男爵が建てたもので、お城のような造りです。正面に2つの塔があり、裏庭にも1つ、外敵の侵入を防ぐために守衛がいました。

外周は石壁で囲われエリチェの山麓にあり、18世紀に盗賊が横行したため広大な領地を明確に区画して守っていたそうです。2

持続可能な有機農法

元の「母樹」から新たな苗を育てて増やす取り組みも行っています。

オリーブオイルの樹齢は何百年と長いのは、根元に「Pollone ひこばえ、若芽」が生まれ、それが大きな樹に育っていき生命を繋ぐからです。オリーブの実を健康に付ける為には樹と樹の間隔や剪定が大事です。間隔を取るために、親株から選定した株分けを挿し木にして移植します。

ここはノーチェッラーラ・デル・ベリチェの品種を単一栽培しています。非常に早熟な為、収穫は9月下旬から10月上旬にかけて行われます。

収穫はネットを張って手作業です、振動で実を落とす機械は使えません。樹齢が300年以上なので、親株の中は空洞になっていますから、振動で折れてしまいます。3

脇の畑には0.5haほどのGrilloのブドウ畑があります。昔の知恵で各列の先頭に薔薇の花が咲いています。最も繊細なバラがブドウより先に病気になるため、予防が出来る訳です。

土壌は栄養分を維持し骨格を作る粘土質とミネラルや安定を与える石灰質です。土を掘り起こして柔らかく保っているので、黒い部分は粘土質が掘り起こされていて、白い部分は石灰質の土が見えています。 特にミネラルが豊富な為、私たちのワインは「ソルティワイン」と呼ばれ、塩味がしっかりなんですよ。

灌漑は行っておりません、この2kmほど行くと池が2つあります。元は人工池でしたがその周囲に緩やかな斜面上にオリーブなど林があり、雨水が自然に溜まるようになりました。

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さて貴族の馬車が入る入口を通って玄関のある中庭コルティーレへ。スペインの貴族はとても信心深く、壁に2つのマドンナが描かれている。「マドンナ・ネーラ(黒い聖母)」は信仰心を、「トラパニのマドンナ」は町への崇拝の想いを込めている。

もう一つの門をくぐるとプライベート空間の中庭があり、スペイン貴族からシチリアの貴族が継承した。昔と変わらないよう手入れの行き届いた果物や植物が豊かに育っている。オレンジ、レモン、アーモンド、ケッパーに、パピルスなども見られた。これだけの緑に囲まれると気温もやや低く感じられ、貴族たちが涼を取っていたことが想像できます。

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奥に進むと、半円を描く壁があり小さなピアッツァになっていて、恋人たちの広場とよばれた場所。その昔男爵の娘とフィアンセが両端の柱に離れて腰掛け、柱に向かってお喋りしたという、小声でも不思議な事に半円の壁を伝ってよく聞こえるのです。300年前の設計士が考えたプライベート空間です。

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正式な玄関から貴族の館の中へ

基本的にすべてそのまま残して使用しているそうで、昔の生活が伺えるようでした。

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今ではオフィスとして使用していますが、元々はプライベート礼拝堂でした。入口の受け口には水が入っていて十字を切って出入りしていたこと、また木製の祭壇や床の石タイルは昔のままだそうです。

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今はオリーブオイルのテイスティングルームとして使用していますが、当時は牢獄だったそうです。窓からは貴族の庭が眺められます。

フォーシーズンズ、リッツ・カールトンのVIP

クルーズ船でトラパニに寄港しこのオリーブ農園見学、テイスティングルームで過ごされるそうです。2名で貸切られることもあるそうで、18世紀の貴族の館でオリーブオイルやワインをテイスティングなさるそうです。


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やはりワインやオリーブオイルを貯蔵していた樽やボトルがあり、木樽からはワインのいい香りが未だします。スラボニア産のオーク樽はマルサラ酒生産者のフローリオから購入したものです。ガラス製ボトルは200年前にここで手作りされたもので形がバラバラです。

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二コラさんの曾祖父はシチリア貴族が受け継いだあと、右腕としてこの農場の責任者を務めていたそうです。写真下にあるように、曾祖父 Serafino Ingardia氏がトラパニの商工会議所会長から、56年、4ヵ月15日間勤めあげたことに表彰状を授与されました。11

搾油したオリーブオイルはステンレスタンクに窒素添加で酸化防止設備を整え保管されています。また、ボトリングは簡易な機械だけでほとんどマニュアルで行っています。またクオリティを保つ為に受注後にボトリングをしています。

フラントイオ(搾油所)は歴史的にもここには無かったようで、現在は車で5分という近くにある搾油所を利用しています。

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過去20年にわたって連続でスローフードのコンテスト受賞実績があります。

ボトルの形状は機能的で倒れない、またテーブル上で邪魔にならないサイズで、置いてオシャレという外観要素も満たしています。

オリーブオイルテイスティングは スローフード認定ノーチェッラーラ単一品種で作る ピンク色のラベル''6FILE’’ はトマトの葉の香りが広がり、クスクスのトラパネーゼ(お魚とトマトソース)やイワシのベッカフィーコなどナッツ類を使用したお魚料理に合わせたい。

スローフード認定のチェラスオーラ単一品種は水色のラベル’’ALBERELLI’’ は青々しく、辛みがあり私の好みでした。オリーブの青みを感じたいので小麦の風味がある田舎パンは勿論、新鮮野菜にたっぷりかけて頂きたい。

この2種類は日本はOLIOTECAさんで購入できます。

実はワインも沢山ラベルがあり、シチリアの土地やブドウを哲学的に表現していて大変興味深いものが並んでいました。

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2026.06 Kyoko LCI

2026年7月19日 (日)

パレルモ空港からレンタカーで1時間ほど行くと、どんどん人気が無くなり、やがて建物もなくなり、NAVIが無ければ通り過ぎてしまうほどのサインを見つけ、急な脇道に入るとPORTA DEL VENTOのサインがあった。カンティーナらしき建物は見当たらず、間違って戻るのも大変そうな坂道だったので電話した。『どんどん上がって来てください』 合っていてホッとした。

この絶景はカンティーナのテイスティングルームから撮ったもので、標高の高さが良く分かります。

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実はここに辿り着く20分ほど手前の道で遭遇したのは羊たちでした。100頭以上はいたと思うが、5分ほど車を端に停めて通りすぎるのを待った。パレルモから1時間も経たない場所でこんなに長閑な風景に出逢い、シチリアに着いた実感が沸いてきました。

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案内してくれたのはマルコ・スフェルラッツォ・ジュニア、父親と同じ名前なのでどちらがいらっしゃるのか分からなかった。

父マルコさんはFarmacista(薬剤師)だったが、2005年このワイン造りを始めた。ガレージから始まり、80㎡の部屋にステンレスタンクひとつに2つの樽だけだったそうで、協同組合にも間借りしていたそうです。

パレルモ県 カンポレアーレという場所にカンティーナ『 Porta del vento』はある。 名前の通り『風の入り口』常に風が吹いている標高600mという高さにあります。この日34℃ありましたが、夜は20℃近くになるそうで昼夜の気温差は10℃以上あります。

土壌は鉄分の多い赤土、この辺りも古代は海だったので、粘土質は少なく、雨水も土深い所でしっかり吸収している。 4-6月うどん粉病が見られ、硫酸銅は施してあるが、ここはビオディナミ農法である。

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ブドウ畑はようやく22ヘクタールまで増え、カンティーナは少しづつ新しくなり素敵なテイスティングルームも真新しい。2年前から太陽光パネルも導入している。

ステンレスタンク、セメントタンク、そして樽はスラボニア産の焼きのないワインへ影響を与えない使い方である。自然酵母を用い、SO2はボトリングの際に少量使用する程度。

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ブドウはカタラット、グリッロ、トレッビアーノ、ネロダーヴォラ、ペッリコーネ、ネレッロマスカレーゼ、ネレッロカップッチョを栽培している。

PORTA del VENTOのワイン造りの特徴は、各ラベルのワインは各専用の畑から造られます。

つまりカタラットの畑はいくつかあるが、例えば微発泡のVORIAに使うブドウは畑Cru 2番、スプマンテのMIRAに使うブドウは畑 Cru 4番と5番と分けられている。

畑に番号を振っているところがFarmacista'(薬剤師)っぽい。とにかく畑の準備から違ってくるというのがSferlazzo氏の考えなのです。よってPotatura(剪定)の方法も、収穫も変わります。

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先ず一本目のテイスティングは、【VORIA】カタラット100%のフリッツァンテ、澱(Fondo)が残るPetNat,アンセストラーレ方式、つまり瓶内で発酵させ澱引きしていない。

マルコさんも友人たちと海に行ったり、ホームパーティを開くときにはこのワインが欠かせないという。FRIZZANTE(2.5気圧のフリッツァンテ)を造った理由は、世の中にはプロセッコやフランチャコルタなどテクニカルに造られた泡が多いため、酵母よりブドウをそのまま感じられるナチュラルなワイン造りを目指したという。

香りはレモンなど柑橘系、フレッシュな酸が際立ち、澱の苦みがほんのり余韻に感じられ、ピッツァ、パスタといったシンプルな料理との相乗的効果があり、楽しいワインです。

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【MIRA 2023 】カタラット100%のスプマンテ    標高650メートル、風力発電のブレードが近い一番高いエリアの畑12番のブドウから造られます。

2006年Marco Seniorがカタラットを始めた頃は、シチリアではシャルドネなど国際品種造りが盛んで、カタラットは殆ど売れなかった。このMIRAをパルマのFIERAへ持っていくと美味しいと高評価、中でもある日本人が気に入って、翌日カンティーナに来て殆どすべて買っていったのがキッカケで、シチリアでも売れ始めたそうです。

テイスティングは2023VT, べと病(Peronospora)の影響で収量は激減した年、しかしクオリティは素晴らしい。ブドウが熟す前にべと病の房をかなりカットし、残った少ないブドウに最善の注意を払う事ができた。また瓶内30か月酵母とのコンタクトの後、澱引きを行ったので、酵母の香ばしい香りも感じられる。

先日あるお客様と2016年を空けたが状態は素晴らしかったそうです。

白ワインを熟成させるという考えが地域では根付いていないのですが、これだけの酸があれば十分に寝かせられる訳です。

≪自然酵母と自然発酵≫

亜硫酸塩は栓をする前に、とりわけ輸出用に添加するだけと、とにかく徹底した管理下で健全な自然ワインを造っていることが分かった。薬剤師の知識を活かして匂いや状況を見極めて対処し、安定感のある自然派という印象を受けました。

"pied de cuve''(ピエ・ド・キューブ、事前に土着酵母を利用した自然発酵のモスト)を使用して2次発酵を行っている。

【CATARRATTO 2025】カタラット100% ラベル名にカタラットと記したようにカタラットを感じてもらいたいワイン。全房、枝部分も一緒にソフト圧搾し、セメントタンクで発酵、6ー8カ月ほど澱とコンタクト。

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【ALTROVERSO 2025 】 NOVITA! 新ラベル! ネレッロマスカレーゼ50%, ネレッロカップッチョ50%

これまではネレッロマスカレーゼ100%で造られていたが、今回ネレッロマスカレーゼの果皮を入れずに圧搾、ネレッロカップッチョは色素を与えてくれるがタンニンが柔らかいという特性を活かして、セメントタンクで醸造。

名前のアルトロヴェルソ(逆方向)の通り、エトナのイメージとは異なって、マグロ料理などと合わせたい。

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【OLIO EXV d'OLIVA】

オリーブオイルも近年造るようになったが、少量である。ノッチェッラーラ・ベリチェ、ビアンコリッラなど土着品種のブレンドです。シチリアの食事にオリーブオイルは欠かせないので、基本は我が家の食卓用なんです。

自らの畑で取れた野菜トマト、インゲンなどのサラダやこの辺りのサラミやペコリーノチーズ、ピーマンのリピエーニ(肉詰め)など手料理が並ぶ。 どれもシンプルな味わいだが、旨味が

時間がある時はパンも作るそう。シチリアのものでないラザーニャなどは出さないんです。

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【NERO d'AVOLA ネロダーヴォラ】 ネロダーヴォラ100%  木樽使用

デイリーに頂ける軽やかな味わいは、いろんなお料理に合わせたい。

【PERRICONE ペリコーネ 2023】  ペリコーネ100%  

  ペリコーネの泡【LYR】を頂いて感動したことをキッカケにインポーターに訪問の機会を頂戴した経緯があります。 本当に黒ブドウとはブラインドでは分からないほどのフレッシュ感とほんのりベリー系の優しさが、1本丸ごと飲んでしまいたいほど進みます。

今日はスティルのペリコーネ2023をテイスティング。現在2025年にボトリングしているが、素晴らしい出来だそうです。 

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【GRAPPA ROSA グラッパ・ローザ】 ピンクのグラッパは他にないでしょ、と出てきたグラッパは日本にも入ってるそうですが、ペリコーネのヴィナッチャを蒸留したもの。

食後の〆めにぴったり。シチリアでもパッシートなどドルチェワインのニーズは減少しているため、アマーロなどとドルチェを合わせるような研究も増えているとか。

息子のマルコさんはAstiで醸造学を学んで参入、現在26歳ですが貫禄があり、分かり易く楽しい解説にあっという間に過ぎて行った。

こちらのカンティーナへの訪問は午前中、午後はランチ付き、そして夕方18時頃から夕陽を眺めながらできるそうです。

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冬場にこの近くのDattiloという小さな町のカンノーリが、その場で詰めてくれるフレッシュで超美味しいそうです!こんな情報も頂き、西シチリアの魅力は尽きないのです。

インポーター:「OGAWA MASAMI & Co.」

2026.06  Kyoko LCI

2026年7月18日 (土)

みなさん、きっとご存知のはずのこちらのことわざ:

Tutte le strade portano a Roma

日本語では『全ての道はローマに通ず』ですね。 

どんな意味として解釈されていますか。

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一般的には一つの目標やある成果を達成するための方法は数多くあると、理解されています。

しかし、このようにも解釈できます;

『すべての道が、私たちにとって極めて大切なものーー例えば祖国や、学問、あるいは趣味などーーへのとても深い情熱に繋がっている』

と解釈することもできます。

元々はこのことわざは古代ローマ帝国時代の街道網を指していました。

イタリア語学習においては、さまざまな学習方法、授業、映画、読書、音楽などなどあらゆる手段がイタリア語を習得するのに役立ちます。

((イタリア語で読んでみよう))

Tutte le strade portano a Roma
Con questa frase si intende dire, di solito, che ci sono molti modi per arrivare allo stesso risultato. Però possiamo interpretarla anche come "Tutto ci rimanda a una nostra grande passione"... Come un Paese, uno studio o un qualsiasi passatempo molto importante per noi.

In origine, questo proverbio si riferiva all'antica rete di strade romane. Per lo studio dell'italiano, significa che si possono usare metodi diversi: lezioni, film, libri, musica... Tutti questi mezzi aiutano a imparare!

Studiamo insieme!
体験レッスンはこちら
https://lci-italia.com/iscrizione.html

LCIイタリアカルチャースタジオ吉祥寺

2026年7月17日 (金)

マルサラの伝統を未来に繋げたいNinoBarracoのワイン

イギリス人が作った酒精強化のマルサラ酒ではなく、元々地元で飲まれていた、名前のないワインがあります。Antonio&Angelaは『アルトグラード』と商標登録して2009年から研究を重ね造ってきました。

この土地の土着品種と言われる『グリッロ』と『カタラット』についてAngelaさんが語ってくれました。

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★☆★) CATARRATTO カタラット

カタラットは何十年にもわたり、トラパニ県はヨーロッパ(フランス含め)で最大のブドウ栽培面積を擁する県でした。その80%がカタラットであったにもかかわらず、カタラット100%で造られるワインは見られなかった。私たちが2004年に始めたのが最初の方です。ラベルにカタラットと表記することは重要なコミュニケーションの方法であり、我々にとってカタラットは常に栽培してきた身近な存在であり、家族を紹介するようなもの、経済を支えてきたブドウなんですから。

しかし過去には重要なワインとして認識されず、ブレンド品種の扱いでした。高いアルコール、色が濃いことで、イタリア北部、フランスなどへ販売されてきました。

一方、1980年代にシャルドネを初め国際品種が入ってきます、最良品種として高値で売る事ができたため、畑はあっという間に国際品種へ入れ替わっていきました。

Barracoは Territorio(地域)やブドウを打ち出したかったのでボトルのラベルには品種名をつけていました。しかしメジャーな国際品種と違って認識されるには時間を要しました。

醸造容器にはステンレスタンクとセメントタンクを用いています。しかし、この品種特性上、木樽の香りが感じられるとよく言われたものです。ミネラルなどの感覚が木樽を使用した時の香りと我々の頭では認識されてしまうようです。

火山起源の岩があるエリア(ミネラル豊富)で育つブドウの特徴を強調したかったので長めの熟成を取り入れた。カタラットはグリッロと異なり1年ほど寝かすことでより個性を表現できる。また、マロラクティック発酵により、まろやかさが増しSO2を多く使用しなくともワインを保護でき、より長く安定したワインとなります。

アッビナメント:カタラットはチーズ、煮込みなど構造ある肉料理、モツなども、脂肪分の多い料理など、それに対してグリッロは海鮮料理の牡蛎やボッタルガなどがぴったり。


★☆★)BIANCO G ビアンコ G  (Gはグリッロを指す)

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ラベル名は『G』としか表記できず非常に残念だ。2004-2020までグリッロと記載していたが、SICILIA DOCの規定によりグリッロの品種名は記載できなくなった。またSiciliaDOCと記載するためには協会の基準パラメータに従う必要があり、我々のグリッロには当てはまらなかったのです。

2004から同じ畑、トラパニ南部にあり、ここから65kmほど、海から1キロの海岸沿いビーチのような砂質土壌で エコシステムは独特、暑くても砂土壌のすぐ下は涼しく湿度があり温度は下がります。ここは50年前からブドウ畑で、周囲は低木林に囲まれています。

当時、マルサラ地区はやや高価だったため、本来なら食用オリーブの栽培に適したエリアにまでブドウ畑が広がっていました。Barrocoの畑はマッツァレッティ地区にあり、今日まで守り続けてきました。

現在のガソリンの高騰により畑への移動は、経済的にもはや合理的とは言えませんが、あまりにも美しいため、放棄出来ずにいます。Angelaさんの父親がこの畑で栽培し、20年以上にわたって地元の協同組合にブドウを供給してきました。 収穫量が減少し、抜根するのを機に、私たちが管理を引き継ぎました。2004年から手入れを続けていますので、もう20年以上になります。

生産量は減少傾向にあり、量は別の畑のブドウで補っていますが、この古樹が実をつける限り、私たちのブドウの大部分はここで収穫していくつもりです。Grilloが持つ真の力、複雑味を表現したいと考えています。

アルコール度数は13%、味わいには確かな凝縮感が感じられます。この畑がもたらす成熟度とバランスの賜物であり、粘性の高いまろやかな仕上がりです。

ラベル、HP、カタログどこにもグリッロと記載できないため、嬉しくない状況です。グリッロ品種はカタラットとジビッボの交配種、長期熟成可能でマルサレーゼ(酸化可)という特徴があり、この土地に欠かせないブドウなのです。


★☆★) ALTO MARE アルトマーレ Semi-ossidativo セミオッシダティーボ 

 グリッロのリゼルヴァ、これまでの知識経験を1本のボトルに収めたNino Barracoの傑作4種の畑、異なる収穫時期、4種の醸造技術とさまざま、品種はグリッロひとつです!Img_1758

これら4種類のグリッロをブレンド

①Biancamare用のブドウ - 海側の畑, 早期収穫 

②Bianco G用のブドウ、50年の歴史ある畑

③グリッロブドウを枝や種一緒に丸ごと使用 - 3カ月浸漬、12月までタンニンの抽出(樽ではなくブドウのタンニン) 

④Altograo用のブドウ- 古樹、遅い収穫時期(完熟)

これら4種類を個別に醸造した後、栗の大樽(目が粗く空気を通す)25/30HLで1年充填なしで軽く酸化させる(マルサリスティカーマルサラの土地の慣習を投入)

瓶内熟成18か月、基本は25%づつの配分ですが年の状況によって変更します。

アルコール度13.5%  2019年スタート

テイスティングは2022年、昔は白ブドウは標高の高いところに栽培され、低いところは黒ブドウだったが、近年、海側に白ブドウを栽培するようになった。つまりミネラルや酸をより重視するようになってきた証であり、このアルトマーレの名の通り、高地と海の見事な配合により、まさにグリッロの特性と土壌の個性が詰まったワインです。

よく考えられたNino Barracoの代表作品と言えます。 

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3種類の容器: ステンレス、セメント、木樽 

それぞれの特徴を活かして醸造、ステンレスタンクは酸やフレッシュさを残し、セメントタンクはまろやかさを表現します。


NINO BARRACO がワイナリーを始めた背景

1970-80年代、シチリアでは国際品種が普及し、有名醸造家は北部から来ていた為、いわゆるシチリア遺産はどんどん消えていったのです。

Antonio(Nino)さんは政治学、Angelaさんは法律とワインとは別の道に進んでいましたが、マルサラに実家があり、その家族はブドウ栽培し共同組合に販売していましたから、ワイン造りは間近に見ていた訳で、失われそうになっていたシチリアの遺産を未来に繋げたい想いから立ち上げたのです。

醸造所も畑も化学肥料0、あくまでビオで認められる硫酸銅のみ使用しています。発酵も自然酵母による自然発酵とし、畑の仕立てはアルベレッロ・マルサレーゼ、つまり、パンテレリアより高さがあり、エトナ地域よりも低めの中程度の高さをもつタイプです。

灌漑も行っておらず、その為ブドウ樹の根は深く、海水成分を吸収しミネラル(Sapidita)が感じられる理由のひとつです。

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Varieta’ Reliquia(遺存品種)の復活支援活動

遺伝子研究機関と共に栽培されなくなってしまった土着品種を見つけ出し、新しい畑毎に2列だけ植樹して実験を行っています。

①Vitrarolo(ヴィトラローロ):黒ブドウ

②ORISI(オリーシ): 黒ブドウ こちらは中でも上手く育ったため増殖したそうです。サンジョヴェーゼとマントニコの自然交配種

フィロキセラ対策で、新しい畑で接ぎ木でない樹は取り除いて、挿し木(TALEA) を植えてから接ぎ木。殆ど全て接ぎ木をしており、8月にInnesto a campo 品種を選んで接ぎ木を施します。病気や気候変化による病気、汚染を避け、長寿できる樹を育てるための一つの方法なのです。


訪問した日、私が予定時間よりも早く着き過ぎたため、畑を案内頂いているところへAngelaさんが登場!まさに青空から現れた太陽のような方でした。

360℃見渡す限り畑で、さえぎる建物は一切なく海風がずーっと吹いていた。

『今年は、数年無かったほど、雨が沢山降ったので土の中に水分はしっかり溜まっているはず。今日のような日照で乾燥していても十分耐えられるでしょう、このまま行けば素晴らしい収穫に繋がるかと思うが、6月なので未だ断言するには早すぎるわね。』


土中に湿度を維持する為に、土の堀り起こし続けている、冬場はinerbimento草生栽培を行い、4月に動き始め収穫までずっと行うそうです。

例えばこの葉には少しペロノスポラ(べと病)の跡が見えますね。そこに硫酸銅液が施された跡があるでしょう。

インテリそうだがとても気さくで元気なAngelaさん。

土壌の成分は少し離れると異なります。この辺りは火山性土壌で黒っぽいが、海の方へ近づくと白く砂質があり、石灰質、粘土質なども交じり複雑です。とりわけこの土地の代表的な石 カルカレナイト(石灰質砂岩 / Calcarenite)は、スポンジのように多孔質で吸収しやすい性質です。

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こちらの書籍『IL FUTURO DI MARSALA』 Giorgio Fogliani著はマルサラ酒ではないマルサラの郷土ワインについて語っており、書き物が残ることは未来に繋ぐためには重要と考え、Angelaさん達も支援している。こちらを頂戴したので読み終えたらレポートしたいと思います。

シチシチリアのワインNino Barraco①- Marsalaにあるマルサラ酒ではない伝統的なワイン

シチリアのワインNino Barraco② ニーノ・バッラコ

2026.06 Kyoko LCI

カタラット、グリッロ、ジビッボ、ネロダーヴォラ、ピニャテッロ(ペリコーネ)を栽培し、マルサラ地域のTerritorio(土壌、郷土)とそこで生まれた土着品種を表現したいと2004年に創業。

Angelaさんはオペラ歌手のような通る声で熱く語ってくれました。

ここで紹介するBarracoのワインは新しいラベルです。現在のニーズに合ったアルコール控えめ、酸があってシチリアの海を感じられる幅広い層に親しんでもらいたい。

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1)BIANCAMARE  ビアンカマーレ

元は『Vigna a Mare』の名で親しまれたが、 他社が既に登録済みと分かり変更を要した。2人目の子供の名前 Biancaに因んで付けた。

畑は、ホームページのトップ写真にもあり(写真下)海から30mという近さ、海岸は岩場で道路を渡れば畑、飛び散る海水salsè di acquaを浴びる距離。元々Angelaの家族所有のマルサラの畑で植え直し、99%グリッロの南向きの若い畑です。

2011年、長女誕生を祝って泡を作ることにしたそうで、ブドウはPrematura、酸が高いうちに早期収穫。

ところが、この辺り特有の海藻の香りが太陽光で発酵し始め、炭化水素idrocarburi (ペトロ―ル香)、還元臭のような香りを生み、2年目からはスティルワインへと切り替えた。

早期収穫であるため、11.5%の低アルコールになり非常に豊かなミネラル、酸、フレッシュ感を表現しています。2025年からBIOのSolfitiを添加、気候変化の煽りで、自然酵母の発酵に時間が掛かるなど、ワインを保護する目的で50ml(Bio規定の半量)だけ施すことにしたそうです。

テイスティングは2025年、 2026.3月にボトリングしたばかり。

レモンやヨウドの香り、口に含むとしっかりと酸、ミネラルが海を感じさせ、グリッロ品種の豊かなグリセリンによってまろやかさも交互にリピートされ、最後はミネラル感の余韻が強い。

【NINO BARRACOのホームページ】

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2)ROSAMMARE ロザンマーレ

2024年から黒ブドウNERO D’AVOLAでも始めた。完熟する前に収穫して アルコール度11.5%に抑えています。

ブドウとしてはグリッロより酸が高いため、若いうちはベリー系の赤果実の香りと酸のバランスが面白い。野イチゴのような酸っぱさと熟した甘さが相まって、若いのか熟しているのか分かり難い感覚を覚えます。

ネロダーヴォラのステレオタイプなジャミ―な感覚と異なり、フレッシュ感を際立たせることでアルコール度も低く軽やかなワインに仕上がっている。硬さに偏りを持たせたワインなので好き嫌いはハッキリするでしょう。

アッビナメントはピッツァ、サルミ、ムール貝のトマト入りスープ。脂分を酸が流してくれます。

Nero D'Avoraのステレオタイプなイメージとはかけ離れているため、初めは苦労したそうです。この辺りはビアンキスタ(白ワインが主流)の為、受け入れ難かったのも分かります。 樽を使わずステンレスやセメントタンクを使用するため熟成にはより時間がかかります。

なぜ、ブドウはネロダーヴォラを起用したのか。ピニャテッロはタンニンがあり、早期収穫ではタンニンが熟す前でBarracoの醸造では扱いづらい。

テイスティングは2024年、 後味にも酸の印象が続く、一般的なネロダーヴォラの印象は薄く、海を感じる赤ワインとして面白い。

Barracoでは2022年初めてネロダーヴォラとピニャテッロのブレンドを作ります。

ピニャテッロは歴史的には、酸が強く果実味が強いネロダーヴォラの補助品種でした。ピニャテッロのタンニンがネロダーヴォラの甘味を緩和していったのです。

その昔はピニャテッロは白ワインを琥珀色にしてマルサリスティカ(マルサラ地元好み)の白ワインにする手段としても使用されていた。ピニャテッロ100%のワインは歴史的には存在しなかったのは、おそらく樽や長期マセレーションが必要なことが分かっていたからだろうと。最新のヴィンテージは木樽も使用しています。

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3)Fior Bianco  フィオール・ビアンコ 2025 ✦最新ラベル

このワインは5種類のブドウたちが元気に燥いでいるようなシチリアを感じられる若さ溢れる一本です。

この地域を表現することを目的としたワインで、白品種のブレンド:50%はGrillo,その他は inzolia, cattarratto, Grecanico, 5%未満はZibibbo

『ようやくブドウ畑24haになり海外市場への二―ズに応えられる規模となった。初めはCantina sociale(組合)の醸造所を間借りしていた時代もあり、やっと各品種ごとの研究成果をボトリングして商品化できるようになった訳です。』

このラベル『フィオール・ビアンコ』はシチリアの海を感じるだけでなく、アルコール度12% と控えめ。価格帯も低めに設定しており、若い人たちや、ワインに詳しくない人にもアプローチできる、Barracoにとっても単一品種ではない新しいスタイル。

Zibibbo は5%未満なのにアロマがしっかりと感じられる。『不思議な事にZibibbo100%で造るよりブレンドされた方が強調されるんですよ。』

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とにかく、哲学が原動力の彼らのワイン造りは研究の積み重ねなのです。ですから、ワインの種類(ラベル)が多い。 そしてオリーブオイルも素晴らしかった。この辺りで栽培されるノーチェッラーラ・ベリチェ主体でビアンコリッラのブレンド。ここも高品質で作る為の人手やコストが掛かり、なかなか大変そうでした。

 次の記事では、この地の品種、カタラットとグリッロについて語って頂きました。

グリッロ4種から作られる『ALTOMARE(アルトマーレ)』セミオッシダティーボ(一部酸化)のワインもご紹介いたします。

シチシチリアのワインNino Barraco①- Marsalaにあるマルサラ酒ではない伝統的なワイン

シチリアのワインNino Barraco③ グリッロとカタラット

2026.06 Kyoko LCI