2025年9月

2025年9月24日 (水)

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11月15日頃入荷予定!  

今年もサルデーニャ島より、初搾り(ノヴェッロ)のエキストラ・ヴァージン・オリーブオイルをノンフィルター(無濾過)でお届けいたします!

フィルターを通さず自然に沈殿 させて取り除く「ナチュラルデカンタ製法」を施し、
オリーブの味わいや栄養分を十分に残します。
収穫後すぐに搾油機にかけられた新鮮な美味しさがそのままボトルに詰まっています。
搾りたてのノヴェッロはアーティチョークや青い草を思わせる香りと、力強くフルーティーな味わい。

ノンフィルターEXVオリーブオイル ノヴェッロ 500ml  4,300円(税込)

2本セット送料無料!でお届けします! 限定価格 8,600円(税込、送料込み)

ご注文は info@lci-italia.com へ   10/15〆切

ご氏名、ご住所、お電話番号をメールでお知らせ頂きましたらお支払いのご案内をさせて頂きます。

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サルデーニャ北部のオリーブ品種 100%使用。
品種:ボザーナ、ビアンコリッラ、レッチーノ


主な使用品種は『ボザーナ』です。

『ボザーナ』品種の香りはよくアーティチョークやカルドンの野菜で表現されますが、味わいにおいてもこの野菜のきりっとした苦味を感じることができます。更にのど元を通る時に感じる辛味ー(ピッカンテといいます)ーがピリッとするのですが、このバランスが良いので心地良い味わいです。

この苦み・辛みを表現する成分がオレイン酸、リノール酸、リノレン酸でありオメガ3,オメガ6という体内を健康に守るために必須な脂肪酸なのです。 

 

サルデーニャ島で、オリーブオイル造りを手掛けるフォイス一家、アカデミア・オレアリア。

フレッシュな香りとオリーブの栄養素ポリフェノールが豊富

その秘密は、
収穫の時期: 熟成半ばのタイミングに行います! 収穫は10月から始まり、1月末まで続きます。
収量(搾られる油量)は完熟を待つよりも少ないので、大変貴重なオリーブオイルが得られます。 

健康なオリーブで 欠陥のない、オリーブオイル 

その秘密は、
1.畑で収穫してから、12時間以内に搾油!
2.連続方式の近代搾油機を使用!
  雑菌の入らない、酸化しない完全な環境で作ります
3.27℃未満の低温で圧搾!(コールドプレス)

オリーブの青々しい香りとアーティチョークのような苦味
これは品種『ボザーナ』の特性です。一般的に分類すると 中〜上程度の強さです。

後味に苦味や辛味をバランスよく感じる!

こんな使い方がお勧めです。
 ◇茄子やズッキーニ、パプリカの焼き野菜
 ◇白身魚のグリルはお醤油でなくて、塩レモンとこのオリーブオイルで!
 ◇お豆(白いんげんやグリーンピース、ひよこ豆)のスープをお皿に盛り付け後、上から掛けて!
 ◇マグロのお刺身の炙り焼き
 ◇エビやいかの塩焼き
 ※火に掛けずにそのままで味わってください。 

お料理の味わいに深みが増します!

地元のお料理では、
◇郷土料理の子豚の丸焼き
◇海沿いではアラゴスタ(伊勢海老)、カラスミ、ウニが豊富に採れますので、こういった郷土料理には欠かせません。   

 
 ◆ 生産者 アカデミア・オレアリア について ◆

サルデーニャ島のアルゲーロにある「アカデミア・オレアリア」
ボザーナ品種を主にサルデーニャの土着品種を栽培しております。

ジュゼッペ・フォイスは今や230ヘクタールの畑に約25,000本のオリーブの木を所有しておりますが、自ら栽培したオリーブを収穫して、自社の搾油場で、品質管理を完備した中でエキストラヴァージン・オリーブオイルを作っています。

太陽光を活かしたエネルギーの有効活用など、サステナビリティの考えをもつ生産者です。

アルゲーロの街はその昔スペインのカタルーニャに占領されたことがあり、今でも道の標識がカタルーニャ語とイタリア語の2つ言語で併記されています。海沿いの港町ですが、ヨットハーバーがとても素敵で、要塞から望む夕日は本当に美しいです。街の中心は旧市街です。そこには外れのないサルデーニャ料理を満喫できるレストランが沢山あります。
多くのレストランのテーブルには、このアカデミアオレアリアのオリーブオイルが置かれているのに気づきます。地元に愛される昔から続くオリーブ農家であり、オリーブオイルの生産者なのです。
 
地元の人からも愛されるアカデミアオレアリアのオリーブオイルを是非味わってみてください。

 

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!! 数々の受賞歴 !! 

第20回コンクール『ELCORE ORIVARIO』 第1位

第4回コンクール 『ORCIOLO D'ORO』 第1位

第11回コンクール『TRICOLLE』 単一品種フルッタートMEDIO 部門

BIBENDA (イタリアオリーブオイルクオリティ2020)にて最高点 5 Gocce獲得!

2025年9月20日 (土)

9月1日よりイタリアトリノのScuola Ledonardo Da VinciのDolce Vitaコースへ行ってきました。

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2週間のコースは朝はイタリア語レッスン、午後は観光などのアクティヴィティーです。

Scuolaの先生は皆さん親しみやすい方で緊張せずにレッスンを受けることができました。

15名ほどが3クラスに分かれました。日本人は私だけで、他の皆さんはラテン語を起源

とする母国語を話す方々だったので、私と違いイタリア語の単語がわかるようでした。

でも皆片言なので、すぐにお友達になれました。3

学校があるトリノの中心、サンカルロ広場

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サンカルロ広場から徒歩10分ほどのアパート滞在

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トリノは古い町で1800年の頃からの建物がたくさん残っています。

200年続いているチョコレートのお店やCaffeなど伝統を大切にするイタリア人を

あらためて素敵だなぁと思いました。

週末はAstiまでバスツアー。 ちょうど収穫時期だったのでワイナリーでブドウの処理など

を見せてもらい、Tasitingをさせていただきました。

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ポー川の反対側、小高い位置から臨むトリノの街の風景

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イタリア語学校『スクオーラ・レオナルド・ダヴィンチ』は5都市にあります。

トリノ・ミラノ・フィレンツェ・ローマ・ヴィアレッジョ

各都市でドルチェヴィータコースが開催されています。春と秋のいい時期のみです!

1週間または2週間からお選び頂けます。

ご質問・お問い合わせはお気軽にどうぞ。

Email: infojp@scuolaleonardo.com

2025年9月10日 (水)

Sacra San Micheleの特徴 ⇒

モンサンミッシェル、モンテサンタンジェロ(プーリア)を直線に結ぶ、2000kmに及ぶ大天使ミカエルの巡礼地。

◎Pirchirianoピルキリアーノ山の頂上に983年頃建立、約960mとそびえ立っています。

ウンベルト・エーコのベストセラー『薔薇の名前』に着想を与えた場所といわれます。

ロマネスク・ゴシック様式の教会

 ピエモンテの首都トリノとスーザ渓谷が眼下に広がるパノラマを眺めることができます。


今回は1時間ほどの観光で観られるポイントを案内していきます。

写真の出典:URL:https://sacradisanmichele.com/la-sacra/#tourvirtuale

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チェックポイント:

①修道士の墓(Sepolcro dei Monaci)ロマネスク様式の廃墟

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11世紀後半~12世  正方形と半円形を交互に並べたような形の建物は、キリストの遺体が安置され復活した場所にある建物に由来します。



④死者の階段(Scalone dei Morti)

右側には岩の露頭が現れ、反対側の壁に隠れて見えなくなる。中央のニッチには、1936年まで多くの修道士の骸骨が保管されていたため、「死者の階段」と呼ばれている。

黄道十二宮門(Portale dello Zodiaco)

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死者の階段の面に16個の星座の印が彫刻されています。

ピアチェンツァ出身の有名な親方、Nicolaoによって彫刻されたロマネスク様式の作品(1128年〜1130年)

柱頭は聖書の話が描かれています。

  • Caino e Abele カインとアベル 旧約聖書『創世記』4章
  • Tre persone furibonde che si strappano i capelli a vicenda 3人の激怒した人が互いに髪を引っ張り合っています。
  • Le avventure di Sansone サムソンの冒険 旧約聖書『士師記』16章
  • Due donne che allattano quattro serpenti 4匹の蛇に授乳する2人の女性
  • Quattro falconi in cerchio 4羽の鷹が輪になって
  • Il leone furente  猛烈なライオン
  • Tre tritoni (busti umani cui si innestano code di pesce)3匹のトリトン(上半身人間で下半身魚)

⑥絵画作品のある教会 la Chiesa con le sue opere pittoriche

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後陣は聖ミカエルの祝日9月29日に太陽が昇る方向を正確に向くように建てています。

⑦息をのむパノラマと新修道院の廃墟  la terrazza panoramica e le Rovine del Monastero Nuovo

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山の北西側には、約50メートルにわたって、柱、壁、アーチ、柵などの遺跡が見られます。12世紀から14世紀にかけて修道院共同体が拡大していた時代に建てられた新修道院の跡。この堂々たる5階建ての建物は北側に増築をし、「美しきアルダの塔」であったのですが、その後地震や戦争によって荒廃してしまいました。

≪ CURIOSITA// 豆知識≫

◎「美しきアルダの塔」(Torre della Bell’Alda)の伝説;

村の少女 Alda は、戦争の災いを防ぐために Sacra に祈りにやってきた。不運にも少女は敵兵の奇襲を受け、その攻撃から逃れようとするが、他に逃げ道がなく、聖ミカエルと聖母マリアの助けを求めて渓谷に身を投げる。彼女は断崖絶壁の下に無傷で着地し、生き延びた。ところが、この天からの恩恵を彼女は虚栄心と金銭欲から、信じられない村人たちにもう一度跳躍するとを申し出たのです。そして、今度は亡くなってしまったのです。

◎全部で階段は何段あるでしょうか?

 全部で239段です。

詳細はウェブサイトをご覧ください。

https://sacradisanmichele.com/la-sacra/#tourvirtuale

Kyoko M/ 2025

今年100年目を迎えるワイナリー『MARENCOマレンコ』はピエモンテ州の東側、ストレヴィにカンティーナがあります。

現在は女所帯(3姉妹)で賄っているそうで、今日の案内はDrettaさん。とっても温かみを感じました。

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畑は徐々に広がって今では100ヘクタール、(写真右の通り)南東のストレヴィやアックイ辺りのモスカートとブラケットの品種、その北側に近年DOCGに昇格したNIZZA DOCG、ここはバルベーラが栽培されます。

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写真左のように、Terra Rossa赤土のエリアと Terra Bianca白土のエリアに分かれます。

白土壌ではモスカートやブラケットなどのアロマティック品種、更にドルチェット、赤土壌ではバルベーラの他、コルテーゼが栽培されます。

グイヨ仕立て栽培を採用しており、今でも傍にバラの花を植えているそうです。

昔はバラの花がブドウに病気をもたらす虫に繊細なため、バラの花に虫が付いたことが分かるとブドウにも危険が及ぶと予想され、先に硫酸銅などで対応していた訳です。

ここでは収量を抑えてクオリティー重視の栽培を行っています、1本の樹あたり2~2.5kgだそうです。収量の多いところではその倍収穫するそうです。

1月Potatura 剪定をし、実が多く付いた場合特にカリカアジノなどは6月にDiradamento 間引きを行って収量をコントロールしています。

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'' BIG BENCH'' がここにも! デザイナーCris Bangleが、ツーリズモを促進させるために発案されたものです。


今日は曇りでしたが、天気の良い日には山々が見渡せるそうです。

南東にはColli Tortonesi トルトーナの丘陵地帯、最近注目されているティモラッソのブドウ栽培の発祥地が広がります。その先にはアペニン山脈、そして海へと続きます。低い山々のため、海風はここまでやってきます。

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左写真のように、ストレヴィの畑で、この辺りはパッシート・ヴァレーと呼ばれ、モスカートのパッシートがとても有名です。 またこの装置は大学との連携で、自然状態の記録が送られており、観察しているそうです。

ドレッタさん、旦那さんは医師で別業なんです。祖父母が購入した土地から始めたブドウ栽培、父親が充実させた後を3姉妹で引き継いだそうです。

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✦✦✦テイスティングワイン  

VITIGNO RARO// 珍しい品種!

左写真) この2種類はとても珍しいブドウで造られています。

ブドウ品種:Caricasino カリカアジノ、別名 Barbera bianca 白バルベーラ

 文字通りの意味はロバは沢山荷物を背負っている.という童話に出てきそうな名前です。

 彼らのワイン名はCARIALOSO カリアローゾと方言にしたそうです。

 バルベーラに形状が似ていたことで白のバルベーラとも呼ばれるそうです。

 バリック、シュールリーを掛けていますが、ほんのりアロマティックな甘い香りと繊細な味わいが特徴的です。

ブドウ品種: Albarossa アルバロッサ、実はネビオロ(Nebbiolo di Dronero)とバルベーラの交配だそうです。  熟成は樽を使用、フルーティ、スパイスの香り、そしてネビオロの余韻の長さを感じます。

(写真右)

Scrapona Moscato d’Asti DOCG モスカート ダスティ

 1996年に植樹したモスカートの畑の土壌はマール(泥灰土)が主体です。マールは海水が引いて出来た泥灰土、同様にTUFOは火山性土壌で出来たものです。

 この土壌と気候により、酸がしっかりとあるため、甘いワインであるが心地よいバランスが良いのです。

Cirea  Barbera d'Asti DOCG Superiore バルベーラ ダスティ DOCG スーペリオーレ

良いブドウが出来た年にのみ造られるラベルで、Cireaはストレヴィの中でも古い畑だそうです。

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先に書いた通りストレヴィはパッシート・ヴァレーと呼ばれるほどモスカートなどのパッシートが有名です。

マレンコのパッシートも素晴らしく幸せな気分にしてくれます。

◎Passri’ Scrapona ストレヴィ DOC パッシート Strevi DOC passito

◎Passri’ Pineto  ブラケット ダックイ DOCG パッシート Brachetto d’Acqui DOCG passito


テイスティングの後、ランチのお勧めを伺ったら、畑を通り抜けてどんどん上がっていくと、

1軒ポツンと畑の真ん中にある宿もやっているレストランがありました。

家族経営で、若夫婦がキッチンで作っていて、お母様がサービスをするという、珍しい?パターンでした。

お勧めです。https://cascinamarcantonio.it/en/restaurant/

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ピエモンテ郷土料理 IL TONNO DI CONIGLIO ウサギのツナ風料理と狩猟肉ジビエ料理を頂きました!

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Traghetto(船)でオリーブ農園へ

ラパッロから1日に数本しかないトラゲット(小型フェリー)でサンタ・マルゲリータSanta Margheritaへ到着し、そこから急な坂道を上ります。登り切ったところにオリーブ農園が広がっています。

オリーブ農園のオーナー、ベネデットさん(Benedetto costa broccardi氏)は、私の場合、上り20分,下りは10分で降りていくよ。と仰ったのですが、実際暑かったのと傾斜があったので、途中の-Chiesa di San Giacomo di Corte-サンジャコモ教会まで10分ほど歩いてそこからは車で連れていってくれました。

実は余談ですが、この日のアポイントを忘れてジェノヴァで買い物をしていて、慌てて帰って来てくれたのでした(^^)

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『Agricola Santa Barbara ss.』という農園に到着! 

苦労して上がってもこの絶景を観るとやっぱり来てよかったと思わせてくれます。

 

ベネデットさんは海運業を営んできたそうで、日本にも出張でよく行ったよ、と話してくれました。リタイアされてご実家の土地を引き継いだそうです。

海と山に挟まれたリグーリアならではの地形です。

オリーブの品種は、この辺りで有名なのは『タジャスカ』です。

この農園では『ラヴァニーナLAVAGNINA』や、『ピニョーラPIGNOLA』を栽培しております。

『OLIO DOP di RIVIERA LIGURE』というリグーリアのDOPを取得したオリーブオイルを造っています。

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白い大きな犬と一緒にベネデットさんが案内してくれました。

5月のオリーブはまだ赤ちゃんでした。(FOTO右)

日射は強いのですが、海風が常にあってオリーブが病気になり難い環境だと分かります。

品種について✦✦✦

『ラヴァニーナLAVAGNINA』これはレヴァンテ(東)のタジャスカのこと。

LAVAGNAという町がリグーリア東側にあります、800-900年前にジェノヴァのオリーブ消費が増加しLAVAGNA辺りのオリーブ栽培が盛んになった、ところが1709年の霜被害で西側からタジャスカの接ぎ木が運ばれた可能性もあるそうです。

『ピニョーラPIGNOLA』 

名前の語源がPINOLO(松の実)このリグーリアで有名なペースト(ジェノヴェーゼ)の原料に欠かせない松の実。この香りがするのが特徴です。

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写真右に見える岩壁は傾斜を駆使して造るテラス式(段々畑)栽培のためで、この辺りの伝統、『Muretti a secco』と呼ばれます。 

  

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道の途中にある-Chiesa di San Giacomo di Corte-サンジャコモ教会には美しい庭園があり、そこから見渡す眺めがまた素晴らしい!

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MOSAICO ACCIOTTOLATO 石畳のモザイク 


この教会裏の地面にも、そして、少し降りて行った先にある-Oratorio di Sant'Erasmo-サンテラズモ教会の前にも見られるこの文様は『RISSEU』と呼ばれます。

リグーリアの聖なる場所教会などにみられる伝統で、17-18世紀にジェノヴァに入ってきたと言われます。

起源は不明でメソポタミアのものという説と、地中海を経てギリシャーローマのモザイクをジェノヴァ商人が持ち込んだ説があります。

ベネデットさんによると教会に入る前に靴裏の泥汚れをきれいにしてくれる役割があったそうです…

2025.05  Kyoko M