2024年6月23日 - 2024年6月29日

2024年6月29日 (土)

日、シチリアのワイン生産者『ASSULI』のロベルトさんを連れて伺った素敵なシチリア専門店『Trattoria Gatto Nero』で、偶然な再会を果たしました。

昨年2023年秋にオープンした店のオーナーシェフは2020年に当WSAイタリアワインソムリエコースを受講され、見事合格された稲田シェフだったのです!

Img_1996_3 Img_1997_1_2



稲田シェフはシチリアの有名店で修業なさった経歴を持ち、純粋にシチリアの郷土料理を再現されており、シチリアからいらしたロベルトさんも絶賛でした。

シチリア・パレルモで唯一、10年間1つ星を獲り続けた女性シェフのリストランテ『bye bye blues』やアグリジェントのやはりミシュラン2つ星『La Madia』やシラク―サの『Oinos』など凄いお店ばかりですが、稲田さんはとても笑顔の素敵なSimpatico!(親しみやすい方)です。

Img_1999前菜盛り合わせは、カジキマグロやカポナータ、タコとジャガイモのマリネ、そしてひよこ豆のパネッレ!

冷えたASSULIのZIBIBBO・Seccoによく合います!

Img_2001 Img_2003



Sfincione! (スフィンチョーネ)

贅沢なウニがたっぷり、グリッロやカタラットと一緒に病みつきになりそうな一品です。

Img_2002Img_2004_2



ワインは100種類以上のシチリアワインを常備されているそうです!

文京区の閑静な住宅街で、2-4人くらいの少人数でゆっくりシチリアを嗜むのにぴったりな空間とお料理です。 

リピーターが多いというのは良いお店の証拠ですね。

------------------------------------------------------------

彼のようにイタリア郷土愛が強い方には必見の、WSAイタリアワインソムリエ資格を取ってみませんか。

ローマに本部を構える歴史あるBIBENDAが主催しております。

現地からイタリア人講師が来日し、年に1回だけの5日間集中コースだから、日本全国からいらしてます。もちろんワイン愛好家、イタリア好きという趣味として楽しまれている方も多いです。

現在オンライン説明会実施中です。一度HPをご覧ください。

http://www.italia-vino.com/

代表のFranco Maria Ricciと2024年6月に再会!実はかなり有名な方です。面会も分刻み。

宇宙へ3つの苗木(Biondi Santiのブルネロ, Gajaのネビオロ 、Feudi di San Gregorioのアリアニコ)を送るプロジェクトでも話題になりました。

右側はワインガイド本出版社BIBENDAの副代表と認定講師Antonellaさん。

Img_1890

Bibenda2024



2024.6月  本部があるROMA-  Cavalieri, A Waldorf Astoria Hotelにて

2024年6月25日 (火)

2

 Dove si trova? ≪場所≫】 

  レッチェから車で30分ほど内陸に行くと、サリーチェ・サレンティーノDOC地域にこのカステッロ・モナチの広大な畑が広がっています。

門をくぐると両脇にヤシの木が並んでいる道が結構長く続きます。そしてようやく入口に到着。

沢山の鮮やかな色の花やフルーツの樹がお出迎えしてくれます。少し歩くと、このお城の館が登場。

実は、年に300回以上の結婚式、披露宴が行われているそうで、緑の芝がキレイに整えられ、そこでウエルカムドリンクのフリースペースを設けるそうです。

1

【Castello MonaciのStoria 歴史・変遷】

カステッロ・モナチの歴史は14世紀に遡ります。Monaci Basilianiという修道士団体がここで宗教的儀式を取り行っていたそうです。

1865年にフランス貴族Perry Granigerが購入し、10haのブドウ畑と醸造所を創建した。19世紀にフィロキセラによってブドウ畑が壊滅状態に陥った際、イタリア人Antonio Provenzanoが再建する事になったため、再びイタリア人の所有となる。

モナチ(修道院)だった過去を偲んで、カステッロ・モナチと名付け、1900年代には婿入りしたMemmo氏によって、ホテル、レストランを備えたワインリゾートとして確立させます。当時、ワインツーリズムの先駆けであった。

今では210ヘクタールにも及ぶ広大な畑へと発展した。

2_2

醸造所がある建物(マッセリア)の屋上からは、見渡す限り、さえぎる建物もなく、ブドウ畑とオリーブなど他の木々が広がっています。

3

結婚式の披露宴会場に使用される、豪華なバンケット会場。 

4

醸造のステンレスタンクが並ぶ部屋を通過しますと、バリックが並ぶ貯蔵庫には、モダンなスタイルのセメントタンクが卵型になって登場。

5

昔醸造所として使用していた場所を、Museo del vino ワイン博物館と称し、あらゆる道具やセメントタンクなどそのまま展示してあります。

当時は黒ブドウは醸造した後、北部のワイン生産者が買い取っていた。やはり色が濃く、アルコール度数が高い、糖度の高いワインだった為、北部ではこっそり混ぜていたという有名な話があります。

ボトリングをして、クオリティの高いプーリアのワインが出来てきたのは10-20年程度の話だそうです。

6

Ginaさんと対面。実は2020年に訪問した際に案内してくれたMarcoさんはとても若く優秀でしたが、昨年、白血病で亡くなられたそうです。若かった為、発覚して3週間ほどという、小さなお子さんと奥さんを残して無念だったと思います。Ginaさんと惜念の思いを共有した次第です。

カステッロ・モナチのスタッフは長年、続けて働く方がほとんどだそうです。Ginaさんも30年以上、ずっと見守ってきた一人だそうです。居心地が良いのでしょうね。


7

午前10:30頃ですが、テイスティング開始!(^^)

"Chara" Terra d’Otranto  “チャラ”テッラ・ドートラント

日本ではカモンテショップで購入できます。

モストの30%をコンクリートエッグという卵型のタンクで発酵熟成、70%はバリックで発酵熟成させています。コンクリートエッグが品種本来の果実味を損なうことなく、フレッシュさや酸味、ミネラル感を際立たせ、バリックがワインに複雑さやしっかりとしたボディを生み出しています。(カモンテのHPより)

8

PETRALUCE ーVerdeca “ペトラルーチェ”ヴェルデーカ・サレント 

ヴェルデカ100%の果実味と酸のバランスが爽やかで、アペリティ―ボ~前菜まで合わせて頂きたい1本。夏場は冷蔵庫に常備しておきたい。大人気の1本でした!

9

10

Aiace Salice Salentino Riserva アイアチェ・サリーチェ・サレンティーノ・リゼルヴァ

ブドウ:ネグロアマーロ80%、マルヴァジーア・ネーラ20%

ネグロアマーロのスパイス感とタンニンによって、アルコール度数を感じさせない、お料理と合わせたくなるバランスの取れた一本でした。人気でした!

手摘みされたブドウを発酵後ブレンドし、バリック(小樽)と大樽で約24ヶ月熟成させた、複雑で力強く、芳醇な赤ワインです。

11

”Artas” Primitivo Salento  アルタス・プリミティーヴォ・サレント

ブドウ:プリミティーヴォ100%

早朝丁寧に手摘みされたブドウを速やかに醸造所に運び、長めのマセラシオン(15日間)と約12ヶ月の樽熟成を経て造られた赤ワインです。

12

私たちを代表して彼女が選んだプレゼントは、モナチ(修道士)に因んで お坊さんが描かれたラベルに禅の日本酒。ソムリエも喜んでらっしゃいました。

13

14

2024.5.26

LCI-Kykoと行くエノガストロノミアの旅 プーリア編 より

2024年6月23日 (日)

見渡す限り緑が続く、外からの汚染の影響を受けない、完全BIOの畑で造られるプリミティーボ。

マンドゥリアとジョイア・デル・コッレの2つの銘醸地の丁度真ん中に位置します。

1

【AMASTUOLAの歴史】

マッセリアが登場する最初の文書は、1400 年代前半のターラント王子ジョヴァンニ・ アントニオ・ オルシーニの資産目録だそうです。この農場はイタリア系ギリシャ人の修道院の資産の一つに挙げられています。

その後、所有者は移り変わり、1652年ターラントの聖職者アンドレア・ダフリットが購入した。18世紀には土地を拡大し、最盛期を迎えた。ところが、ディエゴ・ダフリットの代にギャンブルで多額を浪費し、事実上マッセリアの衰退期を迎えた。 後継者Andrea D’Afflitto Juniorによって持ち直し、1773年ターラントのSaverio D’Ajala に譲ることとするが、利権を取り戻すべく訴訟をおこします。幸い、判決はSaverio D’Ajalaの所有のままとされ、1900年代半ばまで続く。

2003年からマッサフラのモンタナーロ家のKIKAUグループが所有しています。

2

【AMASTUOLAの場所】

プーリア州南部イオニア湾が遠くに見渡せるターラント県にあたります。
海抜 210mの高台に位置するマッセリア アマストゥオーラは、周囲に樹齢数百年のオリーブの木と中世から続く石壁に囲まれたブドウ畑が約 170 ヘクタール広がっています。

マッセリアの中には遺跡が各所に見られます。オリーブの粉砕・搾油機(フラントイオ)はロバの力を借りて廻していた石臼や、遺跡物にはガラスの床で覆ってあったりします。

「テッラ デッレ グラヴィーネ」地域公園内にも位置しており、「ターラントの黄金」が発見された場所の南に位置し、旧石器時代のネクロポリ(巨大な地下にある墓地)からも近い。

6_2

【 美しく、機能的なブドウ畑 】

アマストゥオーラのブドウ畑には、機能性と美しさという 2 つのコンセプトがあります。

ブドウの列は、偉大な景観建築家フェルナンド・カルンチョが考案した設計に基づいて植えられています。ブドウの木の垣根式仕立ては調和のとれた平行な波を描き、約 3 km にわたって各々続きます。

景観デザイナーフェルナンド・カルンチョは「太古の昔から現在に続く時間の波」と定義しています。

【Olivo secolare 何世紀も生き続けるオリーブの樹 】

さらに、何世紀もの高樹齢のオリーブの木が1500本、ブドウ畑の全面とマッセリアの重要な通りに、24個 の島に分けて配置されています。ペルージャの CNR はすべてのオリーブの樹齢を特定し、登録しています。樹齢 800 年のものや、直径 2.5 メートルを超えるものもあります。

この畑の庭園は、オリーブの木の銀緑色とブドウの木の濃い緑を組み合わせた、調和のとれた視覚的なコントラストが生まれています。

3

マッセリアの中はモダンに改修され、地元の食材を使ったクオリティの高いレストランや、バリックを使ったワインだけ貯蔵されています。

自然公園の中なので、醸造所は別の場所に建てられたそうです。

4

本日は5種類のテイスティング。

①白:BIALENTO - FIANO,MALVASIA

無用な発酵が起こらないように夜間に収穫。
緑がかった明るい黄色。キンモクセイの花のようなさわやかな甘い香り。

フレッシュな酸味はなめらかであざやか。シトラスとフローラルとミネラルの心地よい余韻が楽しめる。

②ロザート:ONDAROSA (ピンクの波)- AGLIANICO

 5時間の果皮との浸漬で軽やかな色合いに留めている。濃いチェリーピンク、ラズベリーとチェリー、オレアンダーとバラのようなフローラルな香り、スリムでバランスのとれた、酸味と丸みが感じられる味わい。

5

③PRIMITIVO

オーク樽とステンレスタンクで18ヶ月熟成。
深く明るいルビー色。チェリージャムとほのかなシナモンの香り。渋味はおだやかにスパイシー。

小梅のような酸と塩味の美しい余韻。2011年のデビュー以後、ミレジムビオ2015年の銀賞など数々の賞を獲得している、バランス良い逸品。

④LAMAROSSA ラマロッサ プリミティーヴォ

夜間に手摘み。アリエのフレンチオーク大樽で醗酵。熟成はオーク樽で6ヵ月、コンクリートタンクで6ヵ月。
濃いルビー色。熟した赤い果実、スパイス、バルサミコ、わずかにタバコやケッパーなどの複雑な香り。フルボディで濃縮した風味、絹のようななめらかな渋味、ミネラルと酸味のバランスが楽しめる。

⑤CENTOSASSI チェントサッシ プリミティーヴォ

アルコール度 15.5%
ぶどうは夜間に丁寧に手摘み。アリエ産フレンチオークで醗酵し12ヶ月熟成。良い年にしか作らないワイン。
深くて明るいルビー色。アマストオーラのテロワール特有の、スミレやサワーチェリーと海塩の混ざった香り。やわらかく細やかなタンニンとミネラル感。余韻が長く続く。


7

研修生のFILOMENAちゃん。レッチェ大学で日本語を学んだそうで、日本が大好きという事で参加してくれました。大学の日本語の先生の他に初めて日本人に会ったそうで、とても緊張されてました。

私たちにとっては娘? 孫?といった世代間ですが、折り鶴やらアニメのグッズなどちょっとしたものを差し上げただけで、涙ぐんでしまいました。なんとピュアな!

FILOMENAちゃん、日本にぜひいらして下さいね!

2024.5.28

LCI-Kykoと行くエノガストロノミアの旅 プーリア編 より