イタリアで一番生産量の多いカフェ、LAVAZZAはトリノ生まれ。
今回は博物館へ行ってきましたが、とても近代的で楽しい1時間ほどの見学で発見もたくさんありました!

スクオーラ・レオナルド・ダヴィンチ・トリノ校のアクティヴィ(課外授業)で、アンドレア先生の引率もあり安心快適に参加。
ラバッツァのオフィスは建物がいくつかに分かれており、そのひとつが博物館になっています。
建物は雲のように建物が隣接しているので、NUVOLE(雲)と呼んでいるそうです。
テクノロジーを駆使した、思考を凝らした展示になっており、見て、触って、体感できる画期的なスタイルで楽しませてくれます。

カフェのアペリティ―ボ!を試飲。カクテルではなく、Coffetail(カフェテル)!
アルコール入りと無しと出来るそうですが、今回頂いたのはアルコールなしで、材料は
エスプレッソ(カフェ)、トニックウォーター、砂糖、ジネプロ(ジュニパーベリー類)、ジンジャー、氷
なんととても美味しい!それに合わせたチップスにはカフェをまぶしてあり、香ばしい。

(上写真中)カフェの樹です。白い花が咲き、赤い実が付き、その中にある種がカフェになります。
最初は緑色をしていて、とても甘いのですが、アロマは全くないそうです。
これを炒ることでアロマが生まれます。ただし230℃までの適温があります。

1895年ラヴァッツァ氏はトリノに移り住み、最初はカフェではなく、車を改造して荷台を作り、
小麦樹、お菓子、アマレーナ、アルコールなどの商品を販売していたそうです。
ルイジ・ラヴァッツァ氏はカフェのブレンドに注目し、ブラジルに渡り勉強し、研究しながら、
沢山のブレンド・レシピを書いています。(手書きレシピが展示されています)
1955年、ラヴァッツァ・ブレンドが確立し、 “Lavazza Paradiso in tazza” (コーヒーカップの中のラヴァッツァ・パラダイス)をスローガンに成長していきます。

イタリア人女性初の宇宙飛行士がLAVAZZA考案のカフェ・マシーンを持ち込み、宇宙でカフェを飲んだそうです。
カフェの消費量カウント:
2025年約2か月で、ラヴァッツァのカフェは52億杯消費されたという数字が展示されていました。

(上写真右)1884年に初めてトリノ・ポルタヌオーヴァ駅に設置した、カフェマシーン。
駅で行き交う人が、手軽に直ぐに飲めるカフェとして考案した、まさに現在のカフェマシーンの前身です。

カフェとして食するのはアラビカとロブーストの2種類で、アラビカがロブーストの3倍の収穫量と抱負です。
またアラビカ種はアロマと適度なカフェインを含むのに対して、ロブーストは苦味とカフェインが強く、それだけでは飲めず、ブレンドを必ず行うそうです。
それからアラビカ種はロブーストより大きく、割れ目が波型をしているのに対し、
ロブースト種は小粒で、割れ目が直線なんですね。

などなど楽しい発見の時間でした!
トリノ・ラヴァッツァ博物館
MUSEO LAVAZZA TORINO
https://www.lavazza.it/it/museo-lavazza/scopri-il-museo/orari-e-tariffe
202.3.5 Kyoko M