2025年3月 9日 (日)

LAVAZZA ‐カフェ・ラヴァッツァ見学

イタリアで一番生産量の多いカフェ、LAVAZZAはトリノ生まれ。

今回は博物館へ行ってきましたが、とても近代的で楽しい1時間ほどの見学で発見もたくさんありました!

1_2

スクオーラ・レオナルド・ダヴィンチ・トリノ校のアクティヴィ(課外授業)で、アンドレア先生の引率もあり安心快適に参加。

ラバッツァのオフィスは建物がいくつかに分かれており、そのひとつが博物館になっています。

建物は雲のように建物が隣接しているので、NUVOLE(雲)と呼んでいるそうです。

テクノロジーを駆使した、思考を凝らした展示になっており、見て、触って、体感できる画期的なスタイルで楽しませてくれます。

2_2

カフェのアペリティ―ボ!を試飲。カクテルではなく、Coffetail(カフェテル)!

アルコール入りと無しと出来るそうですが、今回頂いたのはアルコールなしで、材料は

エスプレッソ(カフェ)、トニックウォーター、砂糖、ジネプロ(ジュニパーベリー類)、ジンジャー、氷

なんととても美味しい!それに合わせたチップスにはカフェをまぶしてあり、香ばしい。

3_2

(上写真中)カフェの樹です。白い花が咲き、赤い実が付き、その中にある種がカフェになります。

最初は緑色をしていて、とても甘いのですが、アロマは全くないそうです。

これを炒ることでアロマが生まれます。ただし230℃までの適温があります。

4_2

1895年ラヴァッツァ氏はトリノに移り住み、最初はカフェではなく、車を改造して荷台を作り、

小麦樹、お菓子、アマレーナ、アルコールなどの商品を販売していたそうです。

ルイジ・ラヴァッツァ氏はカフェのブレンドに注目し、ブラジルに渡り勉強し、研究しながら、

沢山のブレンド・レシピを書いています。(手書きレシピが展示されています)

1955年、ラヴァッツァ・ブレンドが確立し、 “Lavazza Paradiso in tazza” (コーヒーカップの中のラヴァッツァ・パラダイス)をスローガンに成長していきます。

5_2

イタリア人女性初の宇宙飛行士がLAVAZZA考案のカフェ・マシーンを持ち込み、宇宙でカフェを飲んだそうです。

カフェの消費量カウント:

2025年約2か月で、ラヴァッツァのカフェは52億杯消費されたという数字が展示されていました。

6_2

(上写真右)1884年に初めてトリノ・ポルタヌオーヴァ駅に設置した、カフェマシーン。

駅で行き交う人が、手軽に直ぐに飲めるカフェとして考案した、まさに現在のカフェマシーンの前身です。

7


カフェとして食するのはアラビカとロブーストの2種類で、アラビカがロブーストの3倍の収穫量と抱負です。

またアラビカ種はアロマと適度なカフェインを含むのに対して、ロブーストは苦味とカフェインが強く、それだけでは飲めず、ブレンドを必ず行うそうです。

それからアラビカ種はロブーストより大きく、割れ目が波型をしているのに対し、

ロブースト種は小粒で、割れ目が直線なんですね。

8

などなど楽しい発見の時間でした!

トリノ・ラヴァッツァ博物館

MUSEO LAVAZZA TORINO

https://www.lavazza.it/it/museo-lavazza/scopri-il-museo/orari-e-tariffe

202.3.5  Kyoko M