Filippo Drago氏にマイレンタカーを運転して頂いて、セリヌンテへやってきました。
カステルヴェトラーノのパン屋も気になったのですが、土曜日でみんな暑い時期は海で過ごします。村の細い小道も結構なスピードで走らせ、教会やピアッツァなど紹介して下さいましたが、確かにVUOTO、人が全然いませんでした。
セリヌンテ・パルコ・アルケオロジコには古代ギリシャ時代の神殿、アクロポリスが点在しています。

15分ほどでセリヌンテのパルコ・アルケオロジコに到着し、入口に居た人たちはみんな知り合い、顔パスで入っていく。 「今日は日本から来た人を案内してるんだよ」
側を観光用トロッコ列車が走っていく。セリヌンテ考古学公園は270ha, 車がないと到底周れないほど広大なのです。 「考古学地区としてヨーロッパ最大なのですが、ユネスコである為か小さなアグリジェントの方が有名なんだ」と残念がっていました。

公園を暫く走ると広く抜けた谷があり、そこには古代小麦が栽培されていました。6月末なので丁度収穫時期です。
3種類:TUMMINIA トゥンミニア、RUSSELLO ルッセッロ、PERCIASACCHI ペルチャサッキ

そして、目の前に現れたのは羊たち、今回の旅ではドライブ中に3回も羊の群れに遭遇しました(^^)

羊飼いはなんとフィリッポさんの幼馴染で小学校の同級生。ここでお喋りが弾み、牧羊犬が3匹いたのですが、フィリッポさんが今飼っている犬はまさにPASTORE SICILIANO!「幼馴染の彼に必要だったらあげるよと、友達だからね。」

Nocellara del Beliceなどカステルヴェトラーノはオリーブの名産地でもあります。 この公園にも沢山栽培されていました。フィリッポさんも購入したかったようですが機会に恵まれなかったようで、
この近くの場所にオリーブ農園を持つことになったようです。テーブル用オリーブと搾油用両方あり、
どちらも手摘みで、網を張って地面に落とさないというきめ細かい配慮がここにも表れています。

カルタゴ(現在のチュニジア)からやってきたポエニの人たちの住居跡。
次々と発掘されているようですが、人手と費用が掛かるので余り進んでないようです。
聴いたところによるとギリシャ劇場が未だ出てきていないとか、これだけの規模のアクロポリスなので出て来るでしょうと。

セリヌンテ考古学公園公園は海に面しており、すぐ側にMarinella di Selinunte、フィリッポさんが現在お住まいの町です。
家の前にはビーチが広がり、長閑な風景が続いています。
ビーチにいた男の子は自ら写真に写りに入ってきてくれた。

この脇に釣り船がいくつか停まっていて、毎朝『競り』があるそうです。
フィリッポさんの次のプロジェクトでは家の横にオープンキッチンを作って、
友人やお客が来た際に、獲れたての魚を買ってそこで調理するという企画なんだそうです。

【CASTELVETRANO カステルヴェトラーノ】の地名は、ラテン語の "Castrum Veteranorum" 、つまり''Castello vecchio''に由来します。Vecchioと言っても古代ギリシャ時代の「セリヌンテの退役軍人たちの要塞」を意味するようです。

Filippo Dragoさんの名前からドラゴンをデザインした特注のVespaです!このほかにも2台のVespaがあり若い頃から愛用していて、ひとつは息子さんに譲ったそうです。

新しい製粉所は準備中で、Carretto Sicliano シチリアの二輪荷車はいくつか飾ってありました。
シチリアの有名なお米のコロッケ?
「西側は『アランチーナ ARANCINA』、東に行くと『アランチーノARANCINO』と呼ぶんだよ。製粉所から近いここのBARのアランチーナがとっても美味しいですよ。」

Filippoさんの話を伺っていると、シチリアを皆に紹介したい、シチリアを良くして未来に繋げたいといった情熱から、いろんなアイデアが沸いてくるようで、シチリアの発展に大切な人だなと感じました。
日本には2回いらしたそうで、日本人のゴミを持ち帰る姿勢やルールを守るところなど素晴らしいと。
日本を含め、パリ、ニューヨーク、ロシアなど大都市に行くと洗練された部分は持ち帰るようにしているそう。 「自分1人ではなかなか解決しないが、例えば製粉所や家の周りに散乱しているゴミは拾って掃除も心掛けている。正直、市長には日本人を迎える必要があると思っているんだよ。」
「シチリアにも規定はあるが人はそれを守らない、また行政にも責任はあって、高い税金を払っていても子供の通う学校にエアコンがない。」
「歴史的にイタリア王国統一の際、サヴォイア家ではなく、両シチリア王国の方が豊かだったのです。ワインを始めてボトリングしたのはCorvo Duca di Salaparutaで場所はBagheria(1824年)! 初めての蒸気機関車が走ったのはナポリ!」
これからの展開が楽しみなフィリッポさんの小麦粉は日本に輸入されております。
輸入社:株式会社小川正見&Co.
シチリアの古代小麦の製粉所 Molini del Ponte 訪問記録①
シチリアの古代小麦 Molini del Ponte 訪問記録②
2026.6