2026年11月

2026年11月 1日 (日)

チロ最古のガリオッポの造り手という、セルジョ・アルクーリに会えることを心待ちして、カンティーナへ向かった。

実は春頃から連絡を取り付け、10月訪問の予約をしてから、夏場に再度連絡すると、なかなか繋がらなかったが、いざ繋がると「ずーっと畑にいるんだよ(笑)』と。

アパートメント建物の地上階、ここが彼のカンティーナ、合っているのか不安ながら入ってみる。

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セルジョ・アルクーリは息次ぐ間もないほどのスピード感で、熱く語ってくれました。

ナチュラルワインではなく➡『VINO ARTIGIANALE』ヴィーノ・アルティジャナーレである!

祖父Giuseppe氏がブドウを栽培し始めた1974年、チロ・ソープラの少し標高のある海から内陸に入った場所であった。現在はチロ・マリーナの平野部に他の生産者の畑も多いが、昔は海からのリスクもありオリーブが主流であった。

その土地を受け継いだ息子たち、つまりセルジョの父や叔父だが、叔父は全て売ってしまい、一方で父親Giuseppeは若くして、カンティーナを始め、VINO SFUSO(ヴィーノ・スフーゾ)という測り売りで販売していた。

2009年に、セルジョはボトリングを始めた。

丁度その頃、A VITAのフランチェスコを筆頭に始まった『Ciro’ Revolution (チロ・レボリューション)』が創立されるのである。

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チロはカラブリア州のイオニア海に面している地域にある。ここのクリマがガリオッポに最適だというのだ。 風が常に吹き、日照が強く、雨が降らない。この気候・土壌条件によって熟すのもゆっくりなのだそう。 良質で収量が低い。しかし、バローロよりも優しい価格帯で販売されている。

ブドウの液果は小粒、果皮が薄いが、非常にクオリティのよいタンニンを含んでいる。

よって長期熟成に適している。彼は4年以上と6年以上の2種類のRISERVAを造っている。

①Ciro Rosso Classico Superiore Riserva “Aris” 
チロ・ロッソ・クラシコ・スペリオーレ・リゼルヴァ・アリス

②Ciro Rosso Classico Superiore Riserva “Piu Vite” 
チロ・ロッソ・クラシコ・リゼルヴァ・ピュ・ヴィーテ

 Piu Viteの名前は沢山の生命・ライフといった意味があるが、このワインは長く熟成させているため、長い時間を経て、より複雑な味わいを持つことを意味している。

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2025年 カラブリア州のDOCGが出来ました!

Cirò Classico DOCGへ昇格!

品種:ガリオッポ 90%以上、 マリオッコ、グレコ・ネロ 10%まで使用可

アルコール度数:13%以上

熟成:市場にリリースまでに36か月以上(収穫翌年1月1日からカウントして)。

そのうち、木樽熟成は6か月以上必要。

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セルジョさんはネットで見つけて購入したという、これらのCIROワインを見せてくれました。

ヴィンテージは1961, 1964, 1984 ・・・ 

トリノのボトリング業者、Lorenzo Bertoloは当時素晴らしいワインを買ってきて、ボトリングしていたという。その中に、CIRO Classico DOC があったのです。

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カンティーナには大きめのステンレスタンクが2つ、お父様が造ったという蓋無しのセメントタンク、今も現役です。

奥には白いセメントタンク2台があります。

階段を降りると、こちら写真の赤く塗られたセメントタンクが2台あります。内壁は樹脂コーティングを施していないそうです。

少し前までは樹脂コーティングが当然だったようですが、剥がれてワインに混入するリスクなどから、ステンレスタンクへ移っていきました。今またセメントタンクの人気が高まっていて、それもコーティング無しというから、時代はセルジョさんなのかもしれません。

タンク内の掃除は10歳からずっと自分で!

『僕は痩せていて、太れないんだ。この入り口から入ってタンク内を掃除する必要があるからね。』

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こちらのベージュの樹脂製タンクは特注で、一番性能が良いそうです。

そして、その横に隠れていたいくつかのダミジャーノ(昔はこの容器にワインを保管していました)にはプライベート・リザーブワインが入っているそう。

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1948年に2ヘクタールの土地から始まり、栽培仕立てはアルベレッロ(株仕立て) 

今では約4ヘクタール。畑は4つに分かれており、Pochissimo Trattamento 畑での使用剤は 最低限の銅と硫酸のみ

2024年からラベル規定に、原材料を記す義務が生まれた。 よって、今ではラベルにあるQRコードを読めば明確である。

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一見雑然としたカンティーナ内であるが、熟成したワインは本当にキレイ、エレガントである。

価格的にも、合わせるお料理もピッツァがいいよ、といった気取らないところがまた素晴らしい。

正直ピノネーロを思わせるほどの完成度に、感動しました。

セルジョ・アルクーリ

https://www.vinicirosergioarcuri.it/

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