2025年6月

2025年6月30日 (月)

初めて、PIACENZAに来ました。滞在中のトリノからフレッチャロッサ(特急電車)でミラノで乗り換え、合計2時間ちょっとで到着。特にMilano-Rogoredo~PiacenzaのEurocityは空いていて、冷房もしっかり、とっても快適でした。

まずは駅から10分ほど歩きピアチェンツァ大聖堂(La cattedrale di Santa Maria Assunta e Santa Giustina) へ。

お昼休みがあるので、午前中のうちにやってきましたが、なんと正面は修復中で見られませんでした。12世紀頃のロマネスク様式の大聖堂は、ピンク色のヴェローナ大理石が下半分に使用されているそうです。

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中に入るとはカミッロ・プロカッチーニとルドヴィーコ・カラッチの天井画、更にSerassiのパイプオルガンが光っています。

グエルチーノのフレスコがあるクーポラに上るには午後の予約という事で、今回は見上げることに。只明かりがなく、次回にの楽しみにとします。

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今回待ち合わせた方が予約して下さった馬肉の美味しいレストラン『Antica Trattoria Dell'Angelo』 

まずは、ニョッコ・フリットと生ハムなどサルミをピアチェンツァの郷土ワイン『Gutturnio』(ブドウはクロアティーナとバルベーラ)、暑いので微発泡を選んで爽やかに頂きます。

州境ですがここはエミリアロマーニャ州なんだと実感した瞬間でした。

そしてワインを入れる容器が特徴的です。Scodella(スコデッラ)という磁器に入れて頂く伝統が見られる場所も減ったとか。調べると元々Ginoriが造ったそう...

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馬肉はステーキだけでなく、煮込みやタルタルまで。ピエモンテではファソーナ牛のタルタルをよく食べますが、馬肉は初めて。鉄分豊富とあって色は血液のようで、ほんのり甘味を感じる濃さがあります。しかし臭みもなく、意外とさっぱりしていて美味しい!

素晴らしいレストランでもがっかりさせられる事があるのがオリーブオイルですが、この店のオリーブオイルはトスカーナ産でフレッシュな青みがあり、お肉にピッタリ合いました。

よく来ているという知人は初のロバ肉(ASININA)の煮込みに挑戦。味見させて頂いたら、とっても柔らかく、これも臭みがなく、牛ほほ肉のようです。

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メインの広場はカバッリ広場(Piazza dei Cavalli)、騎士の広場ということで馬に所縁があるんですね。平日の昼下がり、人はほとんどいませんでした。

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シャンデリアLampadarioが美しいChiesa Ortodossa di San Fermo(サン・フェルモ正教会)

とても小さな教会で、祭司の方がまたとても親切で、犬も玄関先に置いて下さり、明かりも付けて下さいました。一見の価値あり、とても厳かなシャンデリアでした。

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知人のAcoさんとはお仕事?で知り合ったのですが、ようやく対面を果たし、ワインを頂きながらゆったり時間を過ごしました。ピアチェンツァの時間の流れ方が私には非日常的に、とても気に入ってしまいました。

次回観たいところを予習したのでメモっておきます。

1)聖マリア・イン・カンパーニャ教会 Chiesa di Santa Maria in Campagna
  1095年に開かれたピアチェンツァ公会議で法王ウルバーノ二世が第一回十字軍をエルサレムに向けて送る事をここで決めたそうです。イル ・ポルデノーネの作品が見られます。

2)聖シスト教会 Chiesa di S.Sisto

主祭壇にある【ラッファエッロのシスティーナの聖母】はコピーで、今ドレスデンにある有名な作品は元はこの教会にあり、1754年に売却されたそうです。珍しくキャンバスを使用。

3)ファルネーゼ宮殿 Palazzo Farnese

馬車コレクションと、”エトルリアのレバー”と呼ばれる貴重な収蔵品があります。

4)コッレージョ アルベローニ Collegio Alberoni

   アントネッロ・ダ・メッシーナの『Ecce Homo』のひとつがここに所蔵されています。ちょうどピアチェンツァ・カットリカ大学の真ん前です。博物館ではないので要予約だそうです。

2025.06.26

2025年6月26日 (木)

イタリアにはスプマンテ(瓶内2次発酵、メトドクラシコ)に特化した地域がいくつかあり、中でも有名なのは、ロンバルディア州フランチャコルタ、トレンティーノ・アルトアディジェ州トレントDOC,そして、ここピエモンテ州アルタランガDOCGです。

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Sboccatura

  『コントラット』で長年、デゴルジュマン(Sboccatura)(澱引き)の作業を担ってきたシャンパニスタ(と呼ばれていたそう)。

とてもお話し好きで語りながら、実際に昔のやり方を再現してくれました。

 https://www.youtube.com/shorts/CxejJrl9GXc



更にルミアージュ(動瓶)も実演してくれました。ここ『コントラット』では今でもこの工程を手作業で行っているそうです。 (下の真ん中の写真)

廻す角度は手が覚えているんですね。

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この『コントラット』が有名な理由のひとつには、この地下大聖堂セラーが、2014年ユネスコの世界遺産に登録されております。

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今の当主はGiorgio Rivetti氏です。 いかに土地、畑、郷土性が重要かを語ってくれました。

エプロン姿はGiogioさんのお姉さんです。お姉さんも畑が大事で、ずっと土、自然と向き合って働いてきたと話してくれました。

そして、今日は彼女の手料理を頂きました。

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ピエモンテ州アスティ県カネッリの町に『コントラット』はあります。

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2025.06.06  LCI-Kyoko

2025年6月24日 (火)

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ピエモンテ州イヴレアにColleretto Giacosaという町(集落)があります。コッレレット ジャコーザは『Madama Batterfly』(蝶々夫人)のリブレットを書いた作家の名前で、彼が生涯過ごした邸宅があります。ある部屋は日本の調度品で飾られているそうですが、一般公開はされていません。

偶然の出会いで、この町で茶道のプレゼンとお茶を振舞うことになりました。

まず、町をよく知る婦人がコッレレット・ジャコーザを歩いてガイドしてくれました。2

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『リストランテ デル モンテ』はシェフのルカさんとお姉さんのガヴリエラさんをメインに家族経営の郷土料理レストラン。ガブリエラさんはトリノの語学学校スクオーラレオナルドダヴィンチの先生もあり、私と繋がる理由です。

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通常の営業の他に毎月テーマを変えた料理イベントを催しているそうで、今回はこの辺りのERBE(ハーブ)を使ったランチを提供しておりましたが、本当にLUCAさんの料理は繊細で素直に美味しいです。

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シェフのルカさんと打ち合わせ。 どら焼きと生チョコを食べたこともないのに、作ってみたと言って

今回の濃茶の主菓子に使用しました。

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アモーレ(犬)はChiaraさん(トリノ校長)と一緒に参加。

茶道の歴史、そして抹茶のことなどプレゼンしました。

トリノの町中では『SUSHI』という言葉が定着し、沢山のSUSHIレストランが見られますが99%中国人経営のようです。日本茶を扱う店も数軒見ましたが、今回の参加者は初体験だったようです。

1人スポーツジャーナリストのカメラマンをなさっていたGiovanniさんが日本に先日行ってらして、大変気に入っておられました。私の代わりに日本のすばらしさをしっかり語って下さっておりました。

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ご参加された方がたの反応は、濃茶はAMARO(苦い)というか独特の風味で、ドルチェがないとなかなか厳しい。薄茶の方がやはり飲みやすい。どちらもまた飲んでみたい、美味しかったと仰ってました。

また『Ospitalita'おもてなし』『Eleganza エレガント』といったお褒めの言葉もたくさん頂戴し、私自身にとっても良い経験となりました。

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Giovanniさんが撮って下さったビデオ

https://www.youtube.com/shorts/ALR4RiL4a1c

2025年6月22日(日) Ivrea-Colleretto Giacosa- Ristorante del Monte


地方誌『Sentinella』の記事に掲載されました。

Sentinella_pubblicita

COLLERETTO GIACOSA. Sarà una mattinata dedicata alla Madama Butterfly di Giuseppe Giacosa, quella che si terrà, domenica 22 giugno, al ristorante Del Monte di Colleretto Giacosa. Un viaggio tra cultura, natura, tradizioni e gusto. La cucina dello chef Luca Berolatti incontrerà un'ospite d'eccezione: Kyoko Matsuyama, sommelier della cerimonia del tè giapponese. Sarà lei ad accompagnare i commensali nel suggestivo rito tradizionale giapponese del tè.

La giornata, però, comincerà già prima del pranzo, con un momento di scoperta del territorio e della sua storia. L'appuntamento sarà infatti per le 11.15 al piazzale antistante il cimitero di Colleretto Giacosa. Da lì, si partirà per una passeggiata attraverso i luoghi che furono cari al librettista di Giacomo Puccini, arricchita da aneddoti e racconti sulla vita dello scrittore e drammaturgo canavesano scomparso nel 1906 e su una delle sue creazioni più celebri: la Madama Butterfly. L'evento proseguirà appunto alle 12,30 con il pranzo al ristorante Del Monte. Al termine, il dessert ideato dallo chef canavesano sarà accompagnato dall'originale tè verde Matcha giapponese. Nella tradizione orientale, il rito del tè si protrae per ore e, come in questa speciale occasione, conclude il pasto. Kyoko Matsuyama, che da molti anni si occupa di far incontrare la cultura italiana con quella giapponese, indosserà per questa occasione il suo kimono da cerimonia e guiderà i presenti nella degustazione di questa antica bevanda.

2025年6月 1日 (日)

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◎レストラン、カフェ(BAR)での会話、注文について (ーERE動詞、複数名詞、定冠詞、疑問詞)

◎自由時間の使い方(ーIRE動詞、不規則動詞、前置詞、曜日、~が好きですの表現)


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【初回レッスンで学ぶ『初対面の方との会話』】

VIDEO① 自分の名前を言って、相手の名前を尋ねる


YouTube: イタリア語講座 初対面のあいさつ①- LCIイタリアカルチャースタジオ


VIDEO② 自分の出身地を話して、相手の出身地も尋ねましょう。


YouTube: イタリア語講座 初対面のあいさつ②- LCIイタリアカルチャースタジオ

VIDEO③ 自分の住んでいる場所を言って、相手の在住地を尋ねる


YouTube: イタリア語講座 初対面のあいさつ③- LCIイタリアカルチャースタジオ

VIDEO④ 自分の仕事を話して、相手の仕事も尋ねましょう。


YouTube: イタリア語講座 初対面のあいさつ④- LCIイタリアカルチャースタジオ

VIDEO⑤ まとめ、全部通して、初対面の挨拶をしてみましょう。


YouTube: イタリア語講座 初対面のあいさつ⑤- LCIイタリアカルチャースタジオ


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