Salone del Vino Torino-土着品種Baratuciatバラトゥチャ

トリノでSALONE DEL VINOが開催されました。

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今回の目的のひとつは、Bassa Val Susa(トリノ中心から西側)を起源とする、土着品種Baratuciatバラトゥチャのテイスティングです。

生産者BOSIOのバラトゥチャ100%のGesia Veja 2023:香りは白い花(エルダーフラワー)や、青リンゴ、だんだんとパイナップル。

アルコールを感じ、まろやかさも中程度、やはりミネラルがしっかりとしていて、やや硬さによったボディを感じます。余韻の苦味が特徴的でした。

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1877年にピエモンテのブドウ品種として登録されているそうで、1909年には大学であるProfによって研究発表がなされたそうです。

【栽培地】トリノ中心より西側のValle di Susaスーザ溪谷辺りとモンフェッラートで栽培されています。

スーザ溪谷を作った氷河によって推され戻されて出来上がった氷堆積モレーン土壌の丘陵地。

酸度5.25g/L  pH=3.17

アルコール度数:13.5%   残糖 23g/L

合わせるお食事:貝類(生ガキにレモン、ボンゴレのパスタなど)

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2016-2017年に何度か訪問したLe Piane!

2018年のBOCAをテイスティング。まだ若さを感じるがタンニンは滑らかでエレガントな香りと風味の余韻が続く、素晴らしいワインです。

当時お会いしたCHIARAさんはもう務めてらっしゃらないと伺って時の流れを感じました。

隣にいたソムリエが何年熟成できるか尋ねたところ、控えめに言うと50年。でも実際は100年。

生産者の話では、Christoph KünzliがAntonio Cerri氏から引き継いだが、BOCAの土地の可能性を感じた理由のひとつには、この土地に保管されていあワインをテイスティングして、100年の樹齢がある畑のポテンシャルを実感したからだと話していました。


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その他、シチリアはエトナロッソも出ており、3日間続くワインフェアは賑わっておりました。

2025.3.1 OGR -TORINO