シチリア西部トラパニのパスタ『BUSIATE TRAPANESI』

ブジアーテ・トラパネージ

シチリアの西部にある街、トラパニの伝統料理です。

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『ブジアーテ』の語源はシチリアの方言『BUSO』といって、イネ科の植物の茎部分をいうそうです。

粗朶(細い木の枝を集めて束状にした資材)を作るのに使われるようです。それを使って、クルクル巻くことで、このブジアーテが作られます。 



ビデオをご覧ください。


YouTube: 【シチリアの伝統的なパスタ:ブジアーテ】Kyokoのイタリア郷土料理の世界~BUSIATE TRAPANESI

材料はシンプルにセモリナ粉と水と少しのオリーブオイルです。

セモリナ粉を使うので、コシがあり、モッチリした仕上がりになります。

このパスタのソースは、ニンニクがしっかり効いています!お好みで量を調節してみてください。

ミニトマトは湯剥きすると、ソースは洗練されますが、私は栄養価も考えると皮ごと使用してます。

生のにんにく、トーストしたアーモンド、バジル、オリーブオイル、ペコリーノチーズをブレンダーに掛けます。 

火に掛けないで、このまま茹でたパスタに和えていきます。

仕上げにはやはりペコリーノチーズを掛けて召し上がれ。

◆材料一覧 ※Ingredienti ※ 2-3人分

 【生地 Impasto】
・セモリナ粉 200g Farina di Semola
・ 水     100g Acqua 
・ EXVオリーブオイル 大さじ1 Olio extra vergine di oliva

■ 【ソース Salsa】
・ミニトマト 250g Pomodorini
・ アーモンド 50g Mandorle
・にんにく  2-3片 Spicchi diAglio
・バジル  10枚ほど Basilico
・ EXVオリーブオイル 50ml Olio extravergine d'Oliva
・ペコリーノチーズ 30g  Pecorino grattugiato
・塩  適量 Sale

※合わせるお勧めワイン※  

Cantina『ASSULI』ワイナリー アッスーリ '' シチリア土着品種にこだわる’’

SOLE(太陽)に向かってという名前のワイナリーは、約130ヘクタールの広さと120~600メートルの標高を有します。

18世紀の古い農場の大きな建物(シチリアでバリオと呼ぶ)を改築し、原産ブドウを醸造する理想的なカンティーナを維持しています。

アッスーリはシチリアの土着品種のすばらしさを伝えたいという熱意でワイン造りを行っています。

オーガニックはもちろん、サステイナビリティも重視しながら、近代における伝統的なワインを届けたいとい姿勢を貫いております。

中でも今回ご紹介したいのは、まず通常パッシートに使用されるZIBIBBOのブドウをドライ白ワインにしております。 

シチリアの土地のミネラルがこのブドウの高い糖度とのバランスを引き出しています。

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(写真右側)ダルディネッロ / ズィビッボ 

 DARDINELLO ZIBIBBO SICILIA DOC - 12.5% VOL.

ステンレスタンクで4-5か月’’シュールリー’’で澱と一緒に寝かせた後、瓶内熟成を2-3か月以上行います。 通常と異なり、ドライワインとして醸造します。

色は黄色みの麦わら色で縁は緑がかっているのが特徴的です。香りは強く、余韻がとても長い。

桃やシチリアの柑橘類の香りがします。香りと同様に味わいもフレッシュな酸があり、柔らかい口あたりです。

ミネラルや塩味のバランスもよく、魚介類のお料理は燻製にしてもとても合います。魚類のフリットやリッチな内容のサラダなどによく合います。

(写真真ん中)カリンダ / インソリア

CARINDA INSOLIA SICILIA DOC - 12.5% VOL.

  ステンレスタンクで4-5か月’’シュールリー’’で澱と一緒に寝かせた後、瓶内熟成を2-3か月以上行います。色は黄色みの麦わら色で縁は緑がかっているのが特徴的です。香りは繊細な柑橘系フルーツや、レモンやオレンジの花の香りがします。酸があり、ミネラルや塩味をしっかりと感じます。甲殻類などの海の幸の前菜や魚類のフリットによく合います。

こちらは黒ブドウ『ペリコーネ』シチリア東部にはエトナで知られるネレッロマスカレーゼがありますが、西部には昔からこのペッリコーネが造られています。

フルーティさにスパイス感が加わり、ワインに複雑さを深めてくれます。

(写真左側)ARCODACE PERRICONE   SICILIA DOC - 13.5% VOL.

アルコダーチェ / ペッリコーネ 

ステンレスタンクで 3-4か月寝かせ、更に瓶内熟成 2-3か月行います。 

色は深いルビー色で、縁に紫色がかっているのが特徴的です。

タンニンはエレガントでフレッシュ、いきいきとした果実味とスパイスやカンゾウの香りが主体となっており、これは味覚においてもしっかりと感じられます。

中程度の熟成チーズやサラミ類、魚ベースのラグーソース、マグロの赤身、鶏肉などのスパイスを効かせたローストがよく合います。

 

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