9月ヴェネト州郷土料理とワイン講座レポート

 サルデ・インサオール Sarde in saor

 イワシの南蛮漬けのようなヴェネトでは昔から作られている郷土料理です。

夏でも冷やして頂くとワインにピッタリ合います。

    

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リージ エ ビージ Risi e Bisi 

イタリアでよく使われる米とは・・・

イタリア米:CARNAROLI(カルナローリ) ARBORIO(アルボリオ) VIALONE NANO(ヴィアローネ ナーノ) 
タイ米:BASMATI(バズマーティ)


リゾットの定番は大粒でソースを良く吸収するカルナローリですが、RISI e BISIには小粒のヴィアローネナーノが適しています。
Risi e Bisi はリゾットとミネストローネの中間のようなお料理ですから、スープが多すぎても少なすぎてもダメです。

今回はエンドウ豆のさやをペーストにして、出汁に加えたため、色もこんなに濃く、風味も豊かです。


サンマルコ聖人の日4月25日にヴェネツィアのドージェ(元首)に献上した料理。
1800年代、ミラノで、攻めてきたオーストリア軍に対して’’VIVA VERDI''(緑万歳)(オーストリアの国旗には赤と白色を使用、イタリアにはプラス緑色がある)と叫んだように、ヴェネツィアでは’RISI e BISI e FRAGOLE’(米(白)、豆(緑)、イチゴ(赤))とイタリア国旗3色として叫んだと言われています。
※厚手の平浅のお鍋を使って、中火から強火で煮込んでいくのがコツです。

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ピンツァ・ヴェネタ Pinza Veneta

Torta di Befanaとも呼ばれ、1月6日のベファーナのお祭りの時に頂く昔からあるお菓子です。
レシピはいろんなバージョンがあります。
温かいままでも、冷やしても美味しいです。

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※お料理に合わせたワイン

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   Bianco: アントヌッティ リボッラ・ジャッラ

                 ANTONUTTI Ribolla Gialla

品種:リボッラ・ジャッラ

小石土壌のミネラリーさを表現している土着品種。プドウはソフトプレス後ステンレスタンクで発酵、瓶熟成。フレッシュで、白い花や柑橘、りんごの蜜のような力強いアロマ、酸味とミネラル感、ほろ苦さ、旨味がバランス良い味わい。

Rosso:  コッリーナ チリエージ コルヴィーナ

     Collina dei Ciliegi Corvina Camponi

品種:コルヴィーナ ヴェロネーゼ

コルヴィーナのブドウのブラックベリーやカシスのフルーツをしっかり感じます。

ヴィンテージが若いのでフレッシュさを感じつつ、これから熟成していく段階も楽しみたくなるチャーミングなワインです。



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Grazie a tutti!!


Cucina

9月 4日(日)11:00~14:00
9月 5日(月)11:30~14:30

Menu : ヴェネツィアのバーカロをテーマに!

restaurantアンティパスト:サルデ・インサオール Sarde in saor

restaurant リゾット:リージ エ ビージ Risi e Bisi 

cakeドルチェ:ピンツァ・ヴェネタ Pinza Veneta