イタリア映画セミナー 第1弾 ネオレアリズモ

去る3月8日(日)13:00~15:00に開催しましたイタリア映画セミナーにご参加有難うございました。

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NEO+REALISMO
= 新しい現実と意味するネオレアリズモ時代、映画界ではありのままを描き、観客である市民の日常生活をスクリーンに映し出していました。

子供たちはタバコを吸って、仕事を探し、靴磨きなどの仕事をして稼いでおり、金勘定ができるのが当然でした。

またコミュニケーションに使用する言葉も、標準的イタリア語ではなく、それぞれの場所の方言を使い、更には侵略や、統治される中、英語やドイツ語が飛び交う状況でした。

戦時中、戦後のイタリアがどのような日常を過ごしていたかを歴史の本のように映画から読み解く事ができました。

『無防備都市』Roma citta aperta, 『靴磨き』 Sciuscia`, 『戦火のかなた』Paisa`

Bicycle thief Last Scene
YouTube: Bicycle thief Last Scene

後半では、自転車泥棒の映画を取り上げて、戦後のネオレアリズモにおける社会問題ついて勉強しました。

つまり、無職、貧困、犯罪など。

特に最後のシーンでは、言葉もなく、表情だけで会話する父と子の歩くシーンは哀しいだけではなく、現実に起こっていた貧困生活の中の道徳に関わる重要なテーマをデシーカ監督は訴えたかったのではないでしょうか。

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次回のイタリア映画セミナーのテーマは『CIBO ITALIANO』!詳しくは下記をご覧ください、。Vi aspettiamo!

6月28日(日) イタリア映画セミナー 第2弾 『イタリア食文化&映画』 

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