10月バルサミコ酢を使った料理とワイン講座レポート

イタリアでもエミリアロマーニャ州だけで造られる『ACETO BALSAMICO(バルサミコ酢)】の

DOPとIGPの違い、またDOPの伝統や造り方についてご紹介しました。

Aceto21_2 Aceto3

このMODENAのTRADIZIONALEの指定容器に入っているのがDOPです。

また12年もの、そして今日使用した25年ものがあり、これはEXTRAVECCHIAと呼びます。

やはり、パルミジャーノレッジャーノやドルチェなどに、数滴(Goccio)を付けて頂くのが

風味を良く味わうことができます。

Aceto29 Aceto_16

Aceto4 Aceto15



カボチャは柔らかくなるまで炒めて、そこに生姜(zenzero)を卸して加えます。とっても合います。

Aceto12Aceto13_2



Aceto14

Aceto23

同じ具材で形を変えて、フェッラーラのパスタ、カッペッラッチも作ってみました。

カッペッロCappelloという帽子の意味のイタリア語が語源となり、麦わら帽子のような形をしています。ただ、カッペレッティより大きなサイズになります。

Cappellacci_alla_zucca



Involtini di carne e Zucchini ズッキーニと 牛肉のインボルティー二

Aceto30Aceto_6


</p



Aceto5

Aceto10

Aceto11

Aceto18

インボルティーニは包む、巻き込むといった料理法です。今回使用するカボチャ、ニンジン、アスパラ、キノコは

それぞれグリルして甘さを引き出してやると、バルサミコ酢IGPによく合います。

Aceto1

Aceto17


今日使用したACETO BALSAMICO DOP(DOPバルサミコ酢)25年ものは、『Malagoli Daniele』という家族経営の小さな生産者です。 

バルサミコ酢のすばらしさを世に広めようと頑張っているSOFIAさんには最近女の子が生まれ、

エミリアロマーニャ州の習慣として、小樽(Batteri)を名前入りで仕立てたそうです。

この子がお嫁に行くときに持たせる嫁入り道具のひとつです。

Aceto22 Aceto2



Aceto19

Aceto28_4

今日のパンは全粒粉で作った風味の深いイタリアパンに仕上がりました。これにバルサミコ酢も合ったようです。

Aceto24

Aceto25

今日のワインはエミリアロマーニャ州の代表的なワイン、ランブルスコ SECCOをご用意しました。

もうひとつ赤ワインはロマーニャの土着品種 チェンテジミーノで造る『サンタ ルチア チェントゥプロ 』

エミリア ロマーニャのごく限られた地域でのみ栽培されている土着品種チェンテジミーノ(centesimino)から造られます。別名をソーヴィニヨン ロッソと言い、独特の華やかなアロマが特徴ですが、遺伝子を調べても他の品種とのつながりが見られないという非常に特殊なぶどうゆえ、このぶどうからワインを造る生産者もわずか8つのみという、非常に希少なワインです。

手摘収穫したぶどうは厳しく選果の後、ステンレスタンクで果皮と共に温度管理を行いながら20日間かけて発酵させます。その後10ヶ月間ステンレスタンクで熟成、さらに瓶詰後8ヶ月の熟成を経て出荷します。バラや野いちごなど複雑に折り重なった強いアロマがあります。口当りはビロードの様に柔らかく、好ましいタンニンが口中に広がります。

Aceto26


【日程】

10月15日(日)11:00〜14:00  

10月16日(月)11:30〜14:30

『Aceto Balsamicoについてミニセミナー』

 Menu:

restaurantPrimo:Fagotttini alla zucca vs Cappellacci カボチャ入りファゴッティー二 VS カッペッラッチ

restaurantSecondo:Involtini di carne e Zucchini ズッキーニと 牛肉のインボルティー二

cakeGelato ジェラートなど

Pi_ottobre_2